[2024/02/27]覚え書き「好印象と墓場」

先日、アイドルマスターミリオンライブ!のライブがあった。

俺は行っていないが、仲のいい友達(GREE版(サービス終了済)大好きでミリシタ(世界観共通の別世界線音ゲー)の空気が合わずに他界)が満足そうにしていたので、きっと内容は良かったんだと思う。

んでもって。思い返したら、俺は結構前にこのコンテンツに満足してしまったんだった。

GREE版で好きなキャラの描いて欲しい部分は描き切ってもらい、ミリシタでもちょっと首を傾げる部分はあれど全く別の進化を見せてくれそうな予感もあって、「ああ、もう充分だ」となったんだ。

結構昔の話になるけど、アイドルマスターで言えば「アイドルマスター ワンフォーオール」という作品で、好きなキャラの「結論」みたいなものを見た気がしたという似たような理由でアイマスを離れたことがあった。

基本的に、当時からプロデュース方針として「今の自分が見届けるまでもなくこのキャラは自分の力で戦っていける」と判断したら、それで十分満たされて離れるようにしていた。

それでまた危うくなるようなら触れておきたいし、そうでないならもう自由にどこへでも飛んでいくがいいと思っているので、満足しちゃったら離れちゃうのだ。

多分これは人によっては「なんと無責任な!」とか、「一度手を差し伸べるなら見届けるべきだろ!」とか思う話で、自分も相当無責任な考え方だなと思うんだけど。

でも多分、一定以上強くなると今度は自分が足枷になる可能性がある限り、どれだけ自分の力でブーストされ続けても自分は満たされない。

自分を超えて遥か先に向かって飛んでほしいし、自分がいなければ飛べないようなら、そもそも満足なんか絶対にしないのだ。

俺はキャラクターという自転車に乗る存在の補助輪でしかなく、自転車を漕ぐのはあくまでキャラクター。補助輪に依存する性質を持つなら依存しなくなるまでは見届けるけど、補助輪に依存することで満足するようならそもそも興味を示さない。

これは後々コンテンツを渡り歩いた先々でも変わっていない。

でもミリオンライブに関しては(というかアイマス自体がそうだと思うんだけど)みんながみんな根底として自転車を漕いで向かう目的地みたいなものがある。

これはゲームの命題である「トップアイドルになる」とかではなく、「こういう自分でありたい」という自我の到達点のことで、そこに向かう覚悟があるなら、漕ぎ方を教える以上のことは無粋じゃないか?って思うんですよ。

そりゃトップに向かうことが目的なら付き合うのは仕事として当然だけど、自我の到達点に他人がとやかく口出すのはダメだ。「そうありたい」という決意そのものを他人が歪めるのはどんな理由でも自分は許せないので……

それに向かった努力があるならもうなんも言えないし、これ以上自分から言えることはありません!ってなったら、あとは本人の問題なので自分は離れますよ、というスタンスは多分今後もブレないのだろうなーと。

これを総合して「満足したから離れる」としている。もちろん完全に縁を切るようなことはコンテンツパブリッシャーが誠意のないことをしてこない限りは滅多にしないし、不安になったらまた手を貸す(戻ってくる)ことはやぶさかではない。

でも大体自分が満足したやつ、本当にそのままちゃんと突き進んでるんだよなー………………だから戻る理由がないんだよな、たまに見かけて「お、頑張ってんね」と思うくらいが俺にはちょうどいい。


こんなめんどくさいことを考えていたという説明で前置きが長くなってしまいましたが、ライブに行った友人と「流石に見ないとダメだよね」と思い、アニメのミリオンライブを見始めました。

書いている時点では5話まで見ていますが、もうすでに満たされています。

「かつての満足」が確かにそこにあったんですよ。みんな。キャラみんなの「ここに満足した!」がこれでもかと詰め込まれている。情報量!?情報量が!!!しか言ってないです、多分。

先ほどあえて誰のことか語らなかった好きなキャラとして、「七尾百合子」が挙げられます。

これまでの自分の目で見てきた百合子は妄想好きで世界観が強い子で、それ故に緊張しいで、苦手なことは避けたがるのにいざ頼られたり求められていると思うとできなくてもやろうとする奴でした。

それでも胸に秘めているものはブレず、ちゃんとアイドルの自分には馬鹿正直に真っ直ぐ頑張れる奴なんですが、妄想好きの観点からどうもコメディ役に回されることも多く、大手カップリングがあるのでそこの関係で押し込められてしまうからこういう側面が隠れがちなんですよね。

メイン回になった3話はそういう面だけを強く押し出してきたので「なあんだ!ちゃんとお前はお前なんだな!」と思ってまた満足しました。でもちゃんと最後まで見るよ。これは意欲じゃなくて責任なので。

あんゆりが絡まない百合子はこんな感じで、かつプロデューサーへの恋愛脳フィルターがないありのままの15歳七尾百合子が見れただけでもう本当に思い残すことが消えました。多分見終わったら、自分からミリオンライブの話をすることは本当に滅多に無くなるだろうなあ、と確信があります。

また続きを見たら感想書くかもですが、しばらくは日記をこんな感じで強い感情がある時に不定期更新で「覚え書き」として続けていきます。よろしくね。

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