【Pクランコレクション発売記念】いろんな人にPスタンダードやってほしいから組んでるPスタンダードの話をします!!!!!
こんにちは。のーばです。
普段はくだらない日記を書いています。
今回は、普段遊んでいるTCG「カードファイト!!ヴァンガード」の「Pスタンダード」と呼ばれるレギュレーションのお話です。
普段から時間が合わず大会に出ることができてないんで環境についてのお話とかができるわけじゃないんですけど、少しでもこのレギュにハマってくれる人がいたらイイなと思ったので書きます。
そもそもPスタンダードってなに?
Pスタンダードとは、ヴァンガードにおけるレギュレーションの一つです。
ヴァンガードには3つのレギュレーションがあり、カードに「D」のアイコンが記されたカードのみ使用できる「Dスタンダード」、カードに「V」のアイコンが記されたカードのみ使用できる「Vスタンダード」、そして今回紹介するすべてのカードが使用できる「Pスタンダード」があります。
Pスタンダードは「これまで登場しているすべてのカード」を使用できるレギュレーションであり、Gユニットのような「G期」以前のカードも使用できる唯一のレギュレーションとなります。
過去にヴァンガードを遊んでいたことがある、Gユニットや思い出のユニットで戦いたい!という人におすすめのレギュレーションです。
Pスタンダードのいいところ
Pスタンダード最大の魅力は、ヴァンガードが2度のスタン落ちを経験した上で登場した様々なギミックを全て味わうことができる点です。
例えば、1回目のスタン落ち「Vスタンダード」時に実装されたギミック「イマジナリーギフト」や、2回目のスタン落ち「Dスタンダード」時に実装されたギミック「オーバートリガー」を同時に使えちゃうんです。
豊富なカードプールから特定のユニットを輝かせるようなギミックをどんどん盛り込めてしまう、カードギミックのバイキングとも言っていいでしょう。
思い入れの強いカードを最新ギミックでサポートしながら戦える楽しさはPスタンダードならでは。間違いないね。
そして、更なるPスタンダードだけの特権が「Gユニット」を使えるということ。
G期より登場した「Gユニット」を唯一使えることもあり、超越を用いたコンボがまだまだ、それも最新カードが入って楽しめてしまうわけです。
「と言っても当時のままじゃあなあ…」という人向けにも、Vスタンダード時代には「プレミアムコレクション」が、今回は「Pクランコレクション」が発売し、現代に沿ったクラン強化のGユニットが登場しています。
当時のギミックを強化するカードや、Vスタンダード以降に登場したギミックを活かすことができるGユニットらが追加されており、「当時っぽくもありながら、今にも触れる」ことができちゃうんです!
上画像のように、Vスタンダードから登場したギミックをサポートするGユニットや、イマジナリーギフトに関するテキストを持つGユニットなんかも登場しています。
Vスタンダード以降のインフレ大火力パワーを超越を絡めて繰り出せる爽快感は他レギュレーションにはないPスタンダードの魅力です。
逆に……
魅力たっぷりのPスタンダードではありますが、逆に欠点というか、難しいなと思う部分もあります。
・カードプールが多い、複雑
最大の難点はこれと言ってもいいでしょう。
2度のスタン落ちを経験したことで、ヴァンガードのカードプールは「無印」「G期」「Vスタンダード」「Dスタンダード」「Pスタンダード専用」の5種類に分けられ、複雑化してしまっています。
もちろん、当時から遊んでいたユーザーや今でもずっと遊んでいるユーザーからしたら余裕でしょう。
ですが、Vスタンダードから始めたユーザーはGユニットをはじめとしたG期以前のカードギミックやカードプールを把握しなければならず、さらにDスタンダードから始めた人は、G期以前に加えVスタンダードのカードも把握しなければなりません。
単刀直入に言ってしまえば、「新規プレイヤーに向いていない」んです。
新規でヴァンガードを始める人には絶対向いていない、と言ってしまえるほどには。
なので、基本は既存プレイヤー、それも過去に愛着のある人向けではあるんですが…
・思い出のユニットが活躍しないことがある
先ほど「思い出のユニットで戦える」旨を書きましたが、これは逆のパターンもあります。
これはまず僕が直面した課題でもあったのですが、いくらVスタンダードで当時のユニットと同じカード名やPスタンダード専用カードが配られたとはいえ、必ずしも自分の思い出のユニットが活躍するとは限りません。
例えば、『竜皇覚醒』で登場したGユニット《覚醒せし竜皇 ルアード》。
アニメ「G NEXT」から登場する「東海林カズマ」の切り札であり、当時はフィニッシャーとして強力かつ人気も高かったので、思い入れのある人も多いんじゃないでしょうか。
ドライブを増やし、グレード1以上(守護者など)のガードを防ぐ強力なGユニットであったこのカード。
現在だと、グレード0の守護者が登場していて、前より威圧感が少なく、絶妙に刺さりにくかったりします。
他にも、ゼロスドラゴンの一柱である《終焉のゼロスドラゴン ダスト》。
相手の盤面のテキストを全部消去し、パワーとグレードを1まで下げさせる能力を持っているこのゼロスドラゴンも、弱体化を受けています。
このカードが登場したG期終盤までは、手札からガーディアンとしてコールできるのはヴァンガードのグレード以下のカードのみで、このカードのスキルで相手のグレードを1まで下げれば、グレード2以上のカードはガーディアンとしてコールできませんでした。
しかし、今はルール変更でヴァンガードのグレードに関係なくガーディアンをコールできるようになったので、少しではあるものの弱体化してしまっているんですね。
このように、時代の移り変わりで弱体化、あるいは刺さりやすさが変わってしまうので、思い出のユニットが必ずしも活躍できるとは限らないんです。
時代の流れなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、思い出のユニットが使えない!となった時のモチベーションの減少は痛いほど理解できるので、あえて欠点としています。
・在庫がない
これも問題です。
過去のカードを今から集めようとすると、なかなか大変なんですよ。
まず売ってない。
大概Pスタンで遊んでいる人は、もうパーツを揃えているんですよね。
だから、今から始めようとすると売っているかもわからないものを集めるところからスタートしなければならない。
それも、DよりもVよりも扱っていない可能性が高いカードを。
これがキツいのなんの。
僕も数日前から1デッキ組むためにGゾーンを1から揃えたんですが、マジで特定のカードが売ってないから先に進まない!が頻発しました。
自分のデッキ紹介
欠点は挙げていきましたが、それを上回る面白さを秘めている、と僕は思っています。
百聞は一見に若かず。
まずは僕の組んでいるデッキを紹介しましょう。
「ビッグベリー」デッキ
G時代の僕のメインデッキ、「ビッグベリー」デッキです。
G期までのグレートネイチャーの特徴である「リアガードをパワーアップさせ、ターン終了時に退却させる」というギミックと、Vスタンダードの「ビッグベリー」を組み合わせたデッキです。
G期の課題でもあった「達成」スキルの実現の難易度が格段に下がり、気軽に打ちやすくなっています。
そして最大の強みが《名物博士 ビッグベリー》(Vスタンダード)。
各バトルフェイズ・エンドフェイズにリアガードが効果で退却するだけで1ドローできてしまう化け物です。
これまでのビッグベリーであれば効果を付与してドローしたりすることでなんとかいなくなってしまうリアガードの損失をカバーできたのですが、このカードならそもそも退却してしまったリアガード分カードを引けるので、毎ターンのアタックが1:1交換になります。
さらに《特別名誉助手 みけさぶろー》のようなカードはアドバンテージそのものに変貌します。
Vスタンダードにはなかった《クレヨン・タイガー》による強烈なスタンド能力や、《特別名誉助手 みけさぶろー》のような安定したサーチカードを取り入れて、毎ターンしっかり殴ります。
元々アクセルのクランはグレード2がパワー9000なので、当時のユニットも腐りにくいのがいいですよね。
しかも、当時のユニットが与えるパワー+4000は、9000のリアガードに振るなら13000となり、今のヴァンガードの基礎ラインになるんですよ。
今までよりも効率的にアタックができるようになったわけです。
盤面にアクセルⅡサークルがある状態で《全智竜 カラドリウス》に超越し、アクセルⅡサークルに《タレンティッド・ライノス》をコールって流れのコンボが強いです。このコンボの強い点は、まずテキストを読んでいただきましょう。
《タレンティッド・ライノス》は、達成20000のスキルで、盤面にパワー20000以上のリアガードがいれば、パワーが+4000され、アタック中にグレード0のガード制限を与えます。
そして《全智竜 カラドリウス》は、Gゾーンを表にするだけで前列にパワー+10000できます。
退却のデメリットこそありますが、《名物博士 ビッグベリー》がヴァンガードなら、実質損失なしです。
カラドリウスのスキルを撃つだけで、タレンティッドは21000になり、自身の達成で25000までパワーが上昇。
そしてカラドリウスのもう1つのスキルで、アタック時にパワー30000以上のリアガードをスタンドし、「手札からガードする場合、3枚以上でしかコールできない」効果を与えることができるのですが。
先ほどのタレンティッドはパワー25000で、このままではスタンドできるラインの30000に到達できません。
しかしここで、アクセルⅡサークルが活きます。
アクセルⅡサークルは、そのサークルにいるユニットのパワーを+5000します。
25000+5000=30000
あら、不思議。
カラドリウスの条件達成です。
《タレンティッド・ライノス》はパワー30000のグレード0でガードできず、手札からガードする場合3枚以上でしかガードができないアタッカーへと変貌します。
何がすごいって、これにCB1しか使わないんですよ。
この後容赦なく《クレヨン・タイガー》とかでもう一回こいつを起こしてもいいんですよ。
ヤバいよね。アガっちゃうよこんなん。
もちろん、Gガーディアンは使えてしまうのでリアガードを盤面から退けることができるGガーディアンのあるかげろうやギアクロニクルには刺さりませんが、これだけで相当相手を威圧できます。
当時なかった威圧感と連続攻撃で気持ちよくなれる。おすすめです。
「ガウリール」デッキ
初代ガウリール《黒衣の戦慄 ガウリール》(G-BT04)を使用したデッキです。
現在のエンジェルフェザーは《ネオンギーゼ》を使ったいわゆる「ギーゼ型」が主流ですが、これは純粋に、シンプルに殴り勝つエンジェルフェザーです。
新規カード《聖霊熾天使 ザフキエル》によって攻撃的な立ち回りがしやすくなったので、エンジェルフェザーの根本にある「耐久しすぎて対戦時間が足りない」を解決しよう、がコンセプト。
そもそもエンジェルフェザーはダメージゾーンを操作できてしまう点や、《黒衣の戦慄 ガウリール》(G-BT04)や《ナース・オブ・ブロークンハート》が相手ターンでも起動することから遅延・耐久に特化しており、勝ち目を狙うために耐久していると結果対戦時間ギリギリまで耐久してしまって時間切れになる、なんてこともよく起きるクランでした。
もちろんこのレシピでも遅延耐久はできます。真面目にやれば、1時間くらいずっとやってられるでしょう。
今回は《聖霊熾天使 ザフキエル》によって、スピードがありつつも確実な相手への威圧を覚えたので、ちゃんと殴ってきます。同名ターン1回能力も多いのでわざわざ回すメリットもあまりになく、なんなら点止めもあんまりしません。
当時僕もガウリールを組んでいたんですけど、僕が使っていたのは《黒衣の震撼 ガウリール・プリム》を使った「救援」軸だったので、本当ならもっと「救援」のスキルを活かしたかったんですが…
《黒衣の薬針 ヤフキエル》、《黒衣の解析 サラフィエル》のような簡単かつ強力なVスタンダード出身ユニットに救援がついているはずもなく。
今回は仕方なく超越時にアドバンテージが取れる旧版の《黒衣の戦慄》を採用しています。GB2が乗れば1枚ダメージ出るだけでも13000になれますしね。
《聖霊熾天使 ザフキエル》のスキルでドライブを増やし、《救装天機 ラメド》でガード制限を付与すれば、守護者ガード制限を叩きつけた上で4~6ドライブのアタック。
守られそうならば隣に《黒衣の考究 ハミエル》を並べて、トリガー効果を全てハミエルに振れば、こちらも守護者によるガード制限でゲームエンドしかねないとんでも盤面を叩きつけられます。
Vスタンダードでは《黒衣の考究 ハミエル》は禁止カードに指定されてしまったので、それを活躍させたいという意味でもおススメです。
基本的にVスタンダードのカードが活躍するので、ハミエルが死んだVスタンダードのガウリールデッキのリペアとしても組めちゃいます。
オーバートリガーでパワー1億が乗ったハミエルなんてヤバいこともできますよ!決まれば脳汁間違いなし。
おわりに
勢いで書き始めたので結構雑なところもあるんですが、いかがでしたか?
「ビッグベリー」はG以前のデッキをV・Dスタンダードのカードで補強する形で、「ガウリール」はVスタンダードで使えなくなったカードが活躍できる形で組んでみました。
どちらも今回発売の「Pクランコレクション」のGユニットを主軸にしているので、「メインデッキのカードしかなくてGゾーンないんだけど…」という人にもおすすめですよ。
(一応他のカードも枚数分入れていますが、ほとんどPコレ関連カードに超越してます)
この記事を読んで「このデッキ、リメイクできるのかな?」「Vスタンダードで組んだこのデッキをPスタンダードでも使えるようにしたい!」などと思ってくれた人が1人でもいたら幸いです。
予期せぬシナジーに気がついて、シナプスだけでデッキが組めてしまうなんてこともザラに起きるPスタンダード。
在庫がないなど欠点はありますが、気軽に始めてみませんか?
あなたの押し入れに眠っているデッキにも、もしかしたら化け物シナジーを生み出すカードが登場しているかもしれませんよ!
そしてPクランコレクションは公認店舗限定で13日に発売!
Gユニットだけでなくイカれた性能盛りだくさんの新規Gガーディアンも収録!!!
ぜひ買おう!
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update:2022/05/12
誤字を微妙に修正しました。