【ヴァンガード】妖魔忍竜 暁・ロロワ【Dスタンダード】
こんにちは。のーばです。
英雄激突、発売!ということで、今回は新弾で強化を受けた「ロロワ」デッキのご紹介です。
いつもと毛色を変えて、これまでのデッキとしての在り方はもちろん、今回は新規を入れたデッキレシピを交えながら、強化カードとデッキの変化について説明していければなと思います。
それでは、やっていきましょうか。
これまでの「ロロワ」
「ロロワ」というデッキタイプは、Vスタンダードから登場した「プラント・トークン」を使う、Dスタンダード初めてのライドラインでした。
その最大の特徴はそのトークンを利用した戦術で、ロロワ自身はトークンを生やす能力と、そのトークンをシールドにできる能力の2つを持っています。
ですがそれだけでは受け身な能力で、勝ちにはいけません。
そういった「攻めの部分」を補うのが、ストーリー上の強引系ヒロイン相方、「炎華のドラグリッターガール ラディリナ」です。
彼女は「モモッケ・トークン」というこれまた別のトークンをコールし、そのモモッケからパワーをもらうことができます。
そのモモッケ・トークンがこちら。ラディリナがいれば後列からアタックできる能力と、リアガードを食べることで食べた分+5000できる能力があります。
大量に沸くトークンをモモッケの餌にしたり自分のガードに使って連続攻撃と防御を両立しよう!というのが、ロロワのコンセプトです。
最初期から4回のアタックが可能だったデッキだったロロワ。登場初期は守りのことを意識するとモモッケに安定した打点が確保させにくいなどの課題もありましたが、今や最強汎用カードの一角「ホルホル・マッシュルーム」、5回目のアタックを実現した「迷いなき炎剣 ラディリナ」などの強化を定期的に受け、バランスの良いデッキに仕上がっています。
デッキレシピ
概ね新弾前と変わらない部分が多いですが、何より変わった点としてペルソナライドの実行回数がめちゃくちゃ多くなりました。
デッキの都合上どちらにペルソナライドしても一定の動きが担保されるため、ペルソナライドの札は厚めに取っています。その代わり、ペルソナ札、炎剣ラディ、双眸と手札にG3が貯まりがちでガード値に関してはG3に上がるまで期待できないことも多いので、好みで調節するといいと思います。
現状の環境は4~5ターン目で押し切るデッキが多いのでペルソナライドできる回数を気にする必要はあまりないのかもしれませんが、このデッキはトークンによる防御がデフォルトで組み込まれているので、他のデッキと比較すると若干息を長くできるので、できるだけ毎ターンペルソナできると押し切れる確率も上がってきます。
新規カード
「緑流一閃 ロロワ」
今回の煌求者共通である「元のG3からライドするとペルソナライドを発動させる」、「ターン終了時に前のG3に戻る」という特徴を持つ新ロロワです。
このカードの強い点は、大きく分けて2つ。要は新規テキスト2つがどちらも魅力的です。
まずは、ペルソナライド発動時のトークン生成能力。
元のロロワが3枚のトークンをコールできるのに対して、こちらは2枚ですがなんと退却時に1ドローがついた特殊なトークンをコールできます。
モモッケで退却したらその分手札が補充できるほか、元のロロワに戻った後に効果で焼いても引けるので、ノーリスクで火力・防御・手札リソース全てに貢献できます。
そしてもう一つの効果は、アタック時に自身と煌求者に+5000ずつしながら、自身にクリティカルを付与する能力。
これまでの課題であった「モモッケとラディリナの火力は高いんだけどな〜」「結局Vは数値で守れるし最悪1点だしな〜」なんて思われていた部分の見直しになります。
単騎28000ライン/☆2の脅威性は基礎が20000要求なのでガードが面倒な上、双眸込みのトークンブーストであれば38000。基礎火力からこの打点が出るのは非常に魅力的。
しかも☆2なので、下手すればロロワだけで試合が終わります。
ここで決まらなくても、その後のモモッケは+5000、「ラディリナ」のモモッケ+20000、決められるなら「炎剣」のモモッケ+23000もついてくるので、4~5ターン目のトドメが決まりやすいです。
「芳情の狩人 マティアス」
新規カード。コストでリアガードを退却させる必要こそありますが、「輝くステージへ!」と似たようなことができるカード。
なにより素晴らしいのが、ユニットカードである点。
前述した通り、このデッキはG3とオーダーでかなりデッキスロットを埋めてしまうので手札から出せるガード値が少なく、「輝くステージへ!」をプレイしている余裕がまるでありません。
オーダーのプレイ権もできれば「決意の双眸」に回したいので、フレキシブルに使える「輝くステージへ!」だと思えば魅力的。
退却コストも「緑流一閃」でコールした能力付きを使えば蘇生した上でドローもつき、「決意の双眸」影響下ならたとえモモッケは退却パンプがなくてもデフォ5000+双眸5000+緑流+5000と15000でグレード3にアタックできるだけのパワーは担保されるので、とりあえず使えると偉いんじゃないかなと思います。
アタック開始時にトークンコールする能力も、ホルホルを引けていなくても自身を15000、ロロワを18000にしてくれるので痒い所に手が届きますね。
どんなふうに強くなったの?
この2種の強化で得られた強みといえばまず、攻めに対する決定力が上がりました。
これまでのロロワは33000~43000くらいのパワーが5回殴るデッキではあったものの、安定性に欠ける、結局全部1点なので受け方上手い人にはトリガーをうまく乗せない限り決めきれないなどの問題点がありましたが、「緑流一閃」は+5000を2面(自分とモモッケ)に触れるので、トークンのブーストが挟まれば33000で、以前の「双眸」影響下と同じパワーが出るだけでなく、影響下なら38000なうえ、なぜかクリティカルも乗るので本人が決定打になれます。これが非常に強力。
しかもモモッケが1体焼くだけで15000とG3に届くラインに底上げ。相手によっては必要以上に焼かず、トークンを残しながら立ち回れます。
今回のデッキレシピでは入れていませんが、「サインポスト・フェアリー」のような餌にするとモモッケの火力に貢献できるカードなんかを積めば、デフォルトから25000です。その後のラディリナは45000、「炎剣」なら48000の打点に貢献しちゃうので、入れてもいいかもしれません(僕は枠なくてやめました)
「サインポスト」を抜きにしても、35000、38000にトリガーの期待値が入るので、相手に読み合いを強要できます。特に最後の炎剣は、相手によっては出し渋りまくるカードなので我慢を覚えましょう。
元来より「ホルホル」を使った後攻1T目の10000→13000、2T目の10000→10000→15000が強力なデッキなので、序盤はぶっちぎりで相手の顔面を叩いて、3T目で4パンを絡めた助走、4~5T目で殺し切るバトルをイメージしておくといいでしょう。
じゃんけんで勝てば基本どのデッキにも有利に立ち回れると思います。何せ速度が速いので。
焼きデッキにもノーリスクで展開していることが多いのでダメージを受けにくく、今弾のヴァミ相手もトークンがバインドされたところで困らないので問答無用で突っ走りましょう。
除去ができないのが手痛いところですが、「マーガレット」で擬似除去をかけておけば少しは楽になります。
逆に課題は、じゃんけんに負けた時です。
後攻になると相手よりどうしても速度で劣ってしまうので、場合によっては2T目から「ラディリナ」と「マティアス」で早めに4回アタックする方向は常に視野に入れておきましょう。
基本ロロワは速度とダメージレースでペースを掴んで決め切るデッキなので、後攻の場合は完全ガードの初手キープ率も高めです。
後エイゼルはじゃんけんに負けたら諦めてください。無理です。
超トリガーについて
ブレスファボールでもいいのですが、エヴァーグリーンなんてものはないと割り切り、「ヴァルナート」を採用しています。
モモッケに振って6パンの上そのうち4回が億打点とマグノリアも涙目のスーパーパンチです。もしエヴァーグリーンを貼られていたとしても、1億だけVに振るのもおすすめです。なんか知らないんですけどデフォが☆2なので。
この気持ちよさは一度味わったらもう病みつきです。
まとめ
今回は少し短めですが、ロロワの強化とこれまでと変わった点について紹介しました。
既存の動きをより強くして、トークンを生かした高パワーデッキということで、Vスタンで使っていたハンゾウを彷彿とさせるデッキで、個人的にはめちゃくちゃお気に入りです。
攻めも守り、どちらも工夫しながら戦えるので、ここから始める初心者にもピッタリです。
皆さんもぜひ触れてみてください。
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