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Vシネクスト「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」を見たので感想をゆる〜く書く

はじめに

こんにちは。

最近忙しかったけど今日はたまたま時間もできたし、ゆっくり見ようと思ってた「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」を見ました。

オーズじゃないんですか?と思ったでしょ。
俺は見たくなかったから観てないよ。

なんならTwitterのネタバレなしの感想ですらブルっちまった。

後発作品で好きになれなくなった作品であの評価の流れだと怖すぎて流石に見れない。

だからってのもあった。

今回も例に漏れずネタバレしながらやっていこうかと思うので、まだ観てない人はこんな記事読んでないで観てね。












①率直な感想

すげえとは言えないけど、面白かった。

これはこれでアリな作品というか、ちゃんと題材である「剣士の戦いで傷ついた者がいる」というところも落とし所がしっかりしていたなというのが率直な感想です。

ぶっちゃけ去年のせいで本当に剣士たちの戦いが無駄になるんじゃないかってビクビクしてたんですが、しっかり新しい解答を求めるのは流石仮面ライダーセイバーというか。

戦いで悲しんだ者がいたとして、同じ悲しみを相手に与えてしまうことこそ本当の罪である、ってオチの付け方は個人的にはかなり好みでした。

この作品は「物語」がテーマだから、本編の話を台無しにするのだけは本当にやめてくれ…と心の底から思っていたので、本当によかった。台無しにならなくて。

(なんで僕がこんなこと言ってるのかは以前の記事でも見てください。今見返すとかなり雑なこと書いてますが、相当悲しかった記憶です)

剣士の記憶が消され存在が消えていくというストーリー上、剣士のほとんどに出番がなかったのは残念だけど、その分3人のことをしっかりやろうということだったんだと思うし、それはいいかなって思う。

些細な違和感から、少しずつ答え合わせのように敵の謎が解き明かされていくのはさながら推理小説…というには仰々しいが、謎解きブックのようで面白かったし、察しがついてもいざ解答を提示されると「うわー!そういうことだったんだ!」と思わせてくれる。

そして敵の3人も魅力あふれるキャラでしたね。

それぞれみんな剣士を憎んでいても憎めない理由が生まれていくのが本当に切ないというか、だからこそこの作品はいい終わり方ができたというか。

相手が許せなかったはずなのに、その相手へ愛を向けてしまう自分が許せなくなっていく。

その形がそれぞれ違っていたからこそ、その最期が美しかったなあ…

ただね。

3人の話一気にやるにはちょっと尺が足りなかったかな?って思いました。

今美しいと言ったけど、普通に尺足りなすぎて「は?」と思わなかったとは言えない。

1時間でこれをやるには無理があった…

拡大解釈できる人間なら勝手に行間を読み取ってくれるだろうけど、流石に短いなと思ってしまった。

それこそ2部なり、3部作なりでやる内容をここまで縮めてしまうと、見えなくていい粗が見えてしまうのかな?とも。

まあそれを差し引いても普通に面白かったです。

②新フォームと新ライダー

まず、エスパーダの新規フォーム「アラビアーナナイト」。

いきなり出てきたなとは思ったけど、ストーリーでしっかり提示してた「千夜一夜物語」がモチーフなのと、説明された「なぜこのフォームができたのか」は素晴らしい。

デザイン見た時は見た目めちゃくちゃ真っ直ぐじゃんとは思ってたけど、マジでその通りだった。

賢人の想いに見せかけた結菜の想いが生んだ力で、出会ったきっかけの作品が力になるのはちょっと普通に感動ポイントだったから、ここももう少し尺があれば………という気持ち。


続いてアメイジングセイレーン。

特徴が、薄い!!!!!!!

虚無を使うのはいいんだけど、虚無のカラーと真っ白なのがちょっとミスマッチかな〜とは。

あとちょっとリデコ感が強すぎたかなあ…

モチーフも微妙だったというか、そこ繋がるか?って違和感はあった。

まあでもこんなこと気にしてたら楽しめるもんも楽しめないし、気にしません。


③まとめ

普通に面白かったから、見てよかった。

見ても得になるかはわからないけど、観てなくても損でもないように話は作られてると思うし、これがあったからと言って今後の客演にも響かないからちょうどいい。

そして、最近のVシネにあった「とりあえず人気のキャラ推して重くしておけばなんでもいい」という雰囲気こそ感じつつも、丁寧にキャラクターを描いていたので僕と一緒でVシネにキレ散らかしている心の狭い人間でも楽しめるかな?と思います。

もう劇場で見れないけど、普通におすすめです。

ちょっと短めですが、本日はここまで。

また日記でお会いしましょう。

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