[2023/02/27]本日の日記「俺はお前の弱さになんて絶対に負けない」
Will+Dress Season2のお話をします。
龍樹マーカーに記されていた「マスクス」、ついに登場。
龍樹の力に取り込まれる=仮面(マスク)という感じのモチーフなんだけど、マジでデザインが上手すぎる。
本当の自分(素顔)を覆うことでそれを隠す仮面=自分自身を塗り潰す龍樹の力(マスクス)のカードデザイン。
祈りをその身に纏い、本当の自分を呼び起こす・新たな自分へ変質させるオーバードレスと対極であり。
民の願いをとその願いを果たす決意をその身に纏うレヴォルドレスとも異なるものである。
本当にヴァンガードの中でも過去1モチーフがお上手なことですね!!!!!!ってなる。マジで上手すぎるだろ……
そして肝心の性能は特定のオーダーを使うことでペルソナライド扱いにできる経由グレード3、ということで。
オーダーの方は麻倉葉にくれよみたいなテキストでしたが、既存のカードも上手く使っているなと感心した。
(最悪の場合ゾルガ・オルフィストのようにごっそりG3だけすげ替わるところまで想定していたので)
今持っているデッキだと多分リアノーンはおそらく内定なんだけど、ちょうど崩したところなのでおそらく触ることはなさそうだ。
そもそもコンセプトが最悪。別由来の姿になって得た力を使うには元々の自分自身を除外するってのが嫌すぎる。
そんな仮面被って本当の自分を殺してまで強くなったつもりか。舐めやがってよ。
かつての“Я”も気に入らなかったけど、あれは侵略されて負けたら感染症のように”Я”してしまう特性上仕方ないんですよ。
足掻いた結果弱かった、ならまだわかるんですよ。
だけど今回に至ってはクレイ物語はさておき、アニメの物語上は使うことを選んで使うタイプの力じゃないですか。
以前龍樹について日記でも触れたことがあるけど、やっぱり「ダークチップ」って表現は非常に的を射ていた。ふざけやがって。
自分で「弱いです」、「力が欲しいです」と認めて得た力の代償が「自分の分身を除外する」なことを許せるかよ。それはもうただの力であってお前じゃあないんだよ。
「自分で弱さを認めました」って名札ぶら下げてるのとなんも変わらないでしょうが。
そんなの絶対に認めない。お前の弱さの象徴に負けてたまるか。
早くマスクスと勝負するのが楽しみです。俺は力でお前に及ばなくても、自我でお前にだけは絶対に負けない。
それはさておき、本編。
↑では散々言ってるけど、マサノリの言いたいこと、それでマスクス、ユニフォーマーズの形を提示するのはすごいわかるんだよな。
overDressでマサノリ(大仏)に突っかかってきた時のザクサのあの眼はどこにいったんだよ、って言いたくなる気持ちはすごいわかる。
確かに最近のザクサはダンジがいなくなったことでチームのメンターとしての役割を果たすことが多かった。
その結果、本当に強さを追い求めてヴァンガードをしていた頃ほどの情熱があったか?と言われるとNOだったんだろう。
そこら辺はSeason1でも描かれていたけど、「本気で勝負した」「だから悔しかった」とまで言っているが、あれはザクサなりにユウユのメンターを務めようという無意識の義務感が生んだ敗北だとマサノリは推察していたのかもしれない。
実際その通りだったんだろうな。ザクサ自身、その言葉にハッとしていたし。
強くなれる可能性を秘めているのになぜそれをしない!!と怒るマサノリの心情は、普段自分がコンテンツに触れる時のスタンスと似ているところがある。
最近よく使う表現だけど、俺は「飛び方を知らない」奴が好きだ。
きっと飛び方さえ覚えて仕舞えばどこへでも飛んで行けるだけの可能性を秘めているのに、飛び方を知らない・尻込みするが故に飛んだ奴と自分を身比べては焦り、落ち込み、疲弊する。
そういったキャラが好きなことが多い。(直近で言えばアイプラの琴乃、プロセカの杏はまさにそれ)
そういった人間が腐っていくのは見ていられないし、許せない。
飛んだ後のことはさておき、飛ぶことを諦めてほしくないから追いかけ続ける。
これは昔アイマスにハマっていた時に如月千早や七尾百合子にも同じことを言っていた。
だからマサノリの言葉と信条は間違っていないし、そのためのツールとして手段(龍樹の力やこれまでの所業)があるなら、それを差し出してでもその飛び方を引き摺り出そう、と言う気持ちも俺自身非常に理解できる。
だが、やはりマサノリと気持ちの上で相容れないのはそこだ。
自分の力で飛び方を覚えて巣立たなければ意味がないと思う俺の気持ちは、マサノリのそれとは完全に相反するものだから、やはり違った。
だからこそマサノリは悪であり、倒される存在なのだと思う。
江端トウヤが彼に友情がある、としているのも、間違った形でも飛び方を指南した恩があるからなのだろうし。
伊勢木マサノリ、本当に魅力のあるクソ野郎だ。
許されることはないだろうが、自分の意思で飛び立った江端トウヤに今度こそ真剣に向き合って欲しいもんだ。