Vスタンダードのギアクロニクルについて紹介させてくれ!!!!!!
こんにちは。
前回Vスタンのグレートネイチャーの記事を書きましたが、どうせなら使ってるクランみんな紹介した方がいいんじゃないか?と思ったので、ほとんどの軸に触れている「ギアクロニクル(ギアクロ)」を紹介します。
この記事を読んで、少しでもVスタンダード(Vスタン)のヴァンガードに興味を持ってくれるないしもう一度遊ぼうかなと思ってくれる人がいたらめちゃくちゃ嬉しいです。
ついでにDスタンダードも遊んでくれるともっと嬉しい!!!!
(自分は記事が書けるほど遊んでないんだけども)
①そもそもギアクロニクルって何?
“ギアクロニクル”は、時間と空間を超越し、思索の旅を続けている。
侵略者との大きな戦いの中で、惑星クレイに残されたわずかな時空の歪み――
それに気づいた“クロノジェット・ドラゴン”は、「ゲート」を開き、その世界に降り立った。
一筋の閃光と共に、ダークゾーンの古代遺跡に開かれたゲート。
姿を現れたギアクロニクルたちは、遺跡を拠点としてその活動を開始した……。
(公式wikiより抜粋)
ギアクロニクルは、便宜上ダークゾーンに所属する、時間と空間を操る「ギアドラゴン」が統率する、「ギアクロ」の相性でも親しまれるクランです。
あらゆる時代や次元を移動しながら旅を続けており、惑星クレイで発生した『とある事件』がきっかけでクレイに訪れました。
「ヴァンガードG」で登場した「超越」の力を自在に操ることができ、「ヴァンガードG」のアニメにおいても、主人公である「新導クロノ」が使うなど、作中で特に重要な扱いを受けています。
惑星クレイが舞台となる小説「惑星クレイ物語」においても実質的な主人公となっている、「クロノジェット・ドラゴン」がリーダーを務めています。
「惑星クレイ物語」から3000年後が舞台である天輪聖紀に登場する国家「ダークステイツ」の前身となる「ダークゾーン」に拠点を置き、天輪聖紀ではルール無用の暗黒世界でもあり、分裂が進んでいた「ダークゾーン」の法整備を進め、「ダークステイツ」へと発展させた立役者が「ギアクロニクル」であるとされています。
カードにおいてのギアクロニクルは先述した「ギアドラゴン」、それに同調した人間や機械仕掛けの生物らが所属しており、「スチームパンク」の趣向が強いクランです。
また、「時間を操る」という能力から、「ユニットを別のグレードのユニットにする」、「リアガードをデッキに戻す」などの特徴を持っています。
スチームパンクが好き!という人、主人公デッキが使いたい人、デッキバウンスが好きという人におすすめです。
②Vスタンダードにおける「ギアクロニクル」の特徴
Vスタンダードでのギアクロニクルは、G期における「超越」を再現した「グレード4へのスペリオルライド」をアイデンティティとしています。
後に同じようにデッキからスペリオルライドした上で、ライド先がグレード3かつギフトも得られる「ルアード」や、タイミングこそ違えど同じようにグレード4へのスペリオルライドを持つ「サヴァス」の登場によりそのアイデンティティは段々と薄れ始めていますが、その分彼らとは違いスペリオルライドするカードはグレード4であるということ以外に指定がないので、相手に合わせて好きなグレード4を使うことができます。
そのほかにも、リアガードのデッキバウンス、自分のリアガードをデッキに戻しグレードが高いユニットに変更することで無駄なく連続攻撃ができる、自分のバインドゾーンのカードを参照するなど、当時らしい能力も備えています。
ギアクロニクルはクランタイプ「フォース」に属しています。グレード4にスペリオルライドしたターンの終了時に、ソウルから再度グレード3にライドするのでギフトを2つ得ることができる!という部分がVスタン初期の触れ込みの一つではありますが、1ターンに何枚もフォースを獲得できる上にパワー70000が2回殴る「星詠」、条件がギアクロよりも軽いスペリオルライドをする上にライド先がG3なために1ターンで3枚獲得できてしまう「ルアード」と比較すると少し見劣りしてしまいます。
特に「ルアード」と比較されるとどうしても見劣りしてしまう弱みを補うべく、強力なスキルを持つカードが多数登場したことで異次元の強さを発揮するようになった、なんとも不思議なクランです。
③ギアクロニクルのデッキタイプ
ギアクロニクルは、前回のグレートネイチャー同様に3つのデッキタイプが存在します。
基本的にグレード3のメインVは先述の「超越」効果を持ちますが、ライド先のカードに特徴が集約されています。
デッキタイプ「ミステリーフレア」
自分のバインドゾーンのグレードを数え、そのグレード数によって追加で効果を得ることができるグレード4ユニット「時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン」を主体とするデッキタイプです。
手札やドロップゾーンの自分のカードをバインドすることでバインドゾーンのグレード数を稼ぎ、最大まで増やせばエクストラターンも得ることができる、現状のVスタン唯一のエクストラターン獲得ができるデッキタイプです。
Vスタンダードでギアクロニクルが初めて登場した際のデッキタイプでもあり、「1ターンに2枚ギフトが獲得できる」「基礎パワーが15000」など優秀な部分が多く、華々しく活躍していました。
今でこそ全体的に強化がもらえていないので落ち目気味ですが、エクストラターンというこのデッキタイプでしか得られない魅力を持っています。
エースカード「時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン」
登場時に、バインドゾーンのグレード数によって追加効果を得ることができます。
現実的にかなり難しいですが、19まで到達できればエクストラターンを得ることもできる、ロマンあふれるカード。
19のバインドを得るためだけにデッキを構築するので、ちょっと火力が下がってしまい安定性に欠ける部分もありますが、その分完成すれば火力も高く、フィニッシュ性能は充分に備わっています。
19まで到達しなくても、気軽に3ドライブ+☆2でアタックできるので、「とりあえず揃わなくても出していいや」と言ってあげられるカードです。
デッキタイプ「クロノタイガー・リベリオン」
「クロノファング・タイガー」から「クロノタイガー・リベリオン」にライドし、手札の枚数を極限まで減らし、強力な攻撃を仕掛けるデッキタイプです。
極限まで手札を減らすのでリターンが薄いようにも見えますが、その分手札から捨てられた時に場に出ることができたり、ドライブ回数が増えたりするので、短期決戦型ではありますが決して1ターンで攻めきれなかったら負けという訳でもありません。
アニメ作品では「ヴァンガードG ストライドゲート編」及び「新右衛門編(Vシリーズ)」において、明神リューズが使用しました。
エースカード「クロノタイガー・リベリオン」
アタック時に、手札の枚数によって追加の効果を得るグレード4ユニットです。
少なければ少ないほど強力になり、手札が5枚以下なら相手の前列のリアガードを2枚退却させ、3枚以下ならユニット3体にパワー+10000し、1枚以下ならターン中の相手のガーディアンのシールド値を-5000します。
追加効果なので、アタック時点で手札が1枚であればインターセプトを潰しながらパワー+10000してガードするならガード値全てが-5000の状態になります。
これだけならダメージを抑えてノーガードして、返しに仕掛ければいい…となりますが、ここで厄介なのが専用ライド元である「クロノファング・タイガー」と「スチームスカラー イルカブ」の存在です。
専用ライド元である「クロノファング・タイガー」は、「クロノタイガー・リベリオン」にライドされた時、手札1枚をコストにドライブとクリティカルを+1する効果を持ち、イルカブも手札1枚とCB1をコストにヴァンガードのドライブを+1する効果があります。
これらのカードを活用する事で、ヴァンガードは常にクリティカル2のドライブ追加状態になり、下手にノーガードをすれば連続トリガーで一気にゲームエンドまで持っていける爆発力を持っています。
フォースⅡであれば手札3枚以下にしても25000のクリティカル3のトリプルドライブです。自分が先攻で相手がヒールガーディアンを持っていたとしても、パワー増加ならトリガー1枚要求、クリティカル-2でも1点はダメージが入る状態になります。完全ガードさえなければそのまま勝ち切れる突破力が、このデッキタイプの最大の魅力です。
デッキタイプ「クロノドラゴン・ネクステージ(クロノジェット)」
ギアクロニクルのリーダー、「クロノジェット・ドラゴン」を起点とし、あらゆるグレード4を使いこなすデッキタイプです。
最も癖がなく、対応するグレード4も多いので、現状では一番幅広く使うことができるデッキタイプと言えるでしょう。
スペリオルライドスキル持ち(超越元)のユニットは、ほかにも「クロノファング・タイガー」、「時空竜騎 ロストレジェンド」がいますが、「クロノファング」であれば実質「クロノタイガー・リベリオン」専用のカードで、「ロストレジェンド」は互換性こそあれど、専用サポートもなく、ライドされた時の効果もCB2とコストが重いので、サポートもあり、使えるグレード4ユニットが最も多く一番立ち回りやすいのが「クロノジェット」です。
(ロストレジェンドを救ってあげてくださいよ)
アニメでは「G」の主人公、「新導クロノ」が使用します。
「Vシリーズ」では「新右衛門編」で登場し、休養中だった石井マークさんに代わって、現在週刊ヴァンガ情報局でMCを務めている真野拓実さんがCVを担当しました。
(現在は石井マークさんに戻っています)
その辺りのトークが10/12の週刊ヴァンガ情報局で触れられているので、よかったら聴いてみてくださいね。
エースカード「クロノドラゴン・ネクステージ」
アタック終了後に手札を2枚捨てることで、ソウルの「クロノジェット・ドラゴン」にスペリオルライドするスキルを持った「クロノジェット」のフィニッシャーです。
かつての超越ユニットだった「クロノドラゴン・ネクステージ」のスキルを再現しており、スペリオルライド元かつ再度ライドする「クロノジェット・ドラゴン」もかつての「クロノジェット・ドラゴン」と同じく、アタック時にガード制限を持つ、Vスタンにおける「ギアクロニクル」を「ギアクロニクル」たらしめているコンビです。
かつての「クロノジェット」と「ネクステージ」のテキストを見るとかなりそのままで、再現度の高さに驚きます。
手札コストがあるので手札枚数が増えることはありませんが、Vスタンのギアクロは「手札から捨てられた時」にスキルを発動するユニットがいくつか存在し、中にはドローするスキルがおまけで付いているユニットもいるので、意外とターンが終わるころには手札が増えています。
中でも「リップル」は、スタンド状態でコールできてドロップに移動した「ネクステージ」をデッキに戻せるので、アタック回数を増やしつつ失われたリソースを回復できる優秀なユニットです。
どのデッキタイプでも採用されるカードではありますが、特に「ネクステージ」のアタック時に積極的に使っていきたいカードです。
「ネクステージ」自体がライド元に「クロノジェット」を要求する以外は非常に使いやすいこともあり、このデッキタイプであれば他に様々なグレード4を採用できます。
例えば、盤面0からでも最大5面展開ができて、ヒット時に全面除去ができる「時空竜 クロノスコマンド・ドラゴン」、
自分のリアガードをデッキに戻し、上のグレードをスペリオルコールする、かつてのクラン固有能力「時翔」を彷彿とさせる「時空竜 タイムリーパー・ドラゴン」、
能力こそ持ちませんがデフォルトでトリプルドライブを持つ「時空獣 メタリカ・フェニックス」など、
一点特化の他のデッキタイプと違い、様々なユニットを採用することができるのもこのデッキタイプの魅力です。
先述した「ミステリーフレア」のデッキタイプも、サブプランとして「ネクステージ」が使えるように、「クロノジェット・ドラゴン」だけ採用するのが現在の主流だったりします。
④サンプルデッキレシピ
先ほど紹介した3つのデッキタイプのサンプルレシピを簡単な解説付きで作成してみたので、参考にしてみてください。
「ミステリーフレア」タイプ
「時空竜 ミステリーフレア」を主軸として、サブプランとして「クロノドラゴン・ネクステージ」が使えるように「クロノジェット」を採用しています。
バインドゾーンだとグレード4として扱える「思い出を守るギアパピィ」や、バインドゾーンのカードを増やしつつリアガードを穴埋めできる「リノベイトウィング・ドラゴン」、手札をバインドしつつドロー、自身が単騎でパワー13000になれる「ロストブレイク・ドラゴン」などをうまく活用して、「ミステリーフレア」のエクストラターン獲得を目指しましょう!
エクストラターン獲得後のターンは手札0、ライドもできない状態からのスタートですが、「スチームメイデン リップル」を抱えていればブースト要員かつ手札補充ができ、「クロノジェット」は単体でも守護者封じができるので、そのまま積極的にアタックをかけにいくことができます!
前のターンがユニットのパワーも増やしつつ高ドライブでアタックしているので、決めに行ける確率も上がっていることでしょう。
再現は難しいですが、決まった時の快感は随一です!!
「クロノタイガー・リベリオン」タイプ
「クロノファング・タイガー」と「クロノタイガー・リベリオン」を主軸としたデッキです。
基本的に手札を自ら減らす都合上、どうしても守りが薄くなってしまうので、中途半端な守りは切り捨て、攻めることだけを考えています。
特に強力なガード要求を持つ「歌舞優楽の時空巨兵」や、捨てられたターンにグレード3であるヒールガーディアンのガードを封じる「スチームファイター シュトル」を組み合わせた「クロノタイガー・リベリオン」の破壊力は、余程手札にトリガーを抱えた事故手札か、完全ガードを数枚抱えている状態で無ければ守りきれないでしょう。
さらに「リベリオン」のスキルでシールド値も下がっており、尚且つ「クロノファング」のスキルでドライブ回数もクリティカルも増えているので、下手すればそれだけでゲームエンドです。
ヴァンガードのアタックが止められても、先述したガード制限効果は継続しているので獲得したトリガーを使ってリアガードで押し切れることもしばしば。
圧倒的ガード制限とクリティカルで、相手の度肝を抜いてやりましょう!!
「クロノドラゴン・ネクステージ」タイプ
「クロノジェット」エースである「ネクステージ」を筆頭に、使えるグレード4を複数種採用し、相手によってユニットを使い分けるデッキです。
採用しているグレード4は「クロノスコマンド」、「タイムリーパー」、「ネクステージ」の3種類。
盤面を広げたい、大量に展開した相手ユニットを除去したいなどの場合は「クロノスコマンド」、最低限のR展開で強力な攻撃を叩き込みたいなら「タイムリーパー」、勝負を決めに行くなら「ネクステージ」と、グレード4に明確な役割があるのでライド先にさほど迷うようには作っていませんが、上記2つのデッキタイプと違い尖っている部分は少なく、いろんな相手に対応できる強みがある反面、相手によって都度都度やることが変わるので、少し難易度は高いかもしれません。
ただ、かつてのギアクロらしさも持ち合わせ、使えば使うほどプレイに幅が効いてくるデッキなので、個人的には一番おすすめしたいデッキタイプです!
⑤まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はVスタンダードの「ギアクロニクル」について紹介しました。
前回と違って簡単なデッキレシピも載せてみたので、始めるときにぜひ参考にしてみてくださいね。
余談ですが、次回の強化になる「クランコレクション vol.4」では、イラスト人気の高かった「スチームメイデン エルル」など、「スチームメイデン」を主体としたカードが収録されることが発表されています。
バインドゾーンを活用するとのことなので、「ミステリーフレア」軸で使えるカードが増えるかもしれませんね。
「スチームメイデン」は現状一番強いカードと言っても過言ではない「リップル」を擁しているので、どういった方向になるのか楽しみです。
ギアクロはグレネほどではありませんがかなりお気に入りのクランなので、もしかしたら個別に記事を書くかもしれません。
その時は実際の動き、採用カードの紹介も合わせてしていければなと思います。
(体調と相談しながら書いているので確約はできませんが)
こんな感じでVスタンの紹介は少しずつやっていきたいと思っているので、引き続きよろしくお願いします!!!
では、また!