[2023/11/12]本日の日記「食らいつけ」

Brand new world突入イベント第1回、「BURN MY SOUL」、読了。

三田洸太郎とかいうナランチャ・ギルガ。最高ですね。

お前の中で諦めてないのは、Vivid BAD SQUADが諦めたのか?と噂になった時に「そんなはずない」と真っ先に思った時点でわかっていたので、安心感があった。

でも何回このまま「俺には無理だ」と言い切ってしまうんじゃないかと不安にはなった。一番ボロボロだったのは間違いなく三田だったし。

カッコいいよ、三田。お前の決断が絶対に間違いないことは、この豆腐が知ってるからな!


そして今回、徹底的に個人の掘り下げがなされた彰人。

これまでの彰人を支えた反骨心から余計な縛りをなくして彰人を最強のストイックジャイアントキリングシンガーにしよう!というのが今回の主題だが、非常に丁寧だったと思う。

前回の彰人バナー「Find A Way Out」で語られていた、「お前は謙に似ている」という大河の発言の意図をこれでもかとぶつけてきた。

あの時の彰人は「憧れていた謙さんと同じ道を歩めている」という旨で納得していたが、実際はそれよりはるかに深い段階で謙と彰人の考え方と行動は大河からしたら相当似ているんだと思う。

負けず嫌いで、ストイックで、どれだけ強くなっても満足そうな顔は一生しないし、それでいて優しくて、どこか甘いところもある。

今回の謙さんの教え方を見るに、多分本当にこんな奴だったんだろうな、白石謙って男は。

謙は結婚と杏の誕生、凪の死なんかに触れているし、「次の世代」を他二人よりも強く意識しているキャラクターデザインをしているから、彰人に「次」に進ませるために悪戦苦闘しているのもいい。

憧れの人から「深く考えずに楽しんでみよう!」と言われてもなかなか難しいのは、そりゃあそうって感じで質感がリアルでよかった。

ここら辺の答え合わせとして、「ルカが言っていることは謙とほぼ同じだが、ルカは比較的同じ目線だからストレートに伝わる」というのも割とそうだなと納得したし、多分彰人にとってバーチャルシンガー達は尊敬とかよりは仲間としての認識が強いのかもなと感じた。

そして語られていた「枷」の点。割と自分がずっと彰人に対してモヤモヤしていたところで。

彰人はストイックさが強さの源流で、驕らないし、どんな相手も自分の実力で勝ってやる!って気持ちが強くて、格上相手も「絶対にお前を超えてやる」という意気込みを見せる所謂「努力型の天才」だが、これまでの彼には大きな欠点が一つあった。

それは「目的が青天井すぎる」ことだ。

「強くなる」ことを目標に据えたはいいが、その「強くなる」が果てまで続く道が故に、「自分が強くなった」と実感できる機会に恵まれない。

強くなるためには自分を追い詰めるしかなかった彰人は、自分が強くなった自覚からくる「楽しみ」だとか「向上心」そのものを自覚しにくい。

もちろん、彰人がそれをしてこなかったのは「強くなる」という行為そのものを死に物狂いでやってきてきたからだが、より強い闘争心は、自分を追い詰めた先ではなく、純粋な己の全ての感情を余すことなくぶちまけた先にあるものだ。

だから、細えこと考えずに全部ぶちまけたら改めて「超えたい」って気持ちがより強くなったのは本当に良かった。いろんなものを超えた先に見えるものが本当の自分だからね。

今の自分を作っているものがなんなのか、改めて自覚できるいい機会だったと思う。

多分あと3回は個人の課題ってなんだったの?の振り返りなんだと思うけど、どんなふうに成長を遂げたのか楽しみだ。

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