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最終レート1700到達の白手芸まとめ

こんにちはこんばんは。右翼の源さんことChatty(@Chatty_w47)です。


本記事は、先日まで行われていたUKパンクCUPにてNDレート1703の11位に到達した白入りシューゲイザー(以下白手芸と表記)について書き留めたものになります。もうすぐ新弾も発売するということで、完全に自己満記事なのですが最後まで読んでいただけると幸いです。

※カード名は""で表記します。


使用理由

当時流行っていた青白ジャバジャックとビックマナ系統に対して強く出れるのと、自分から能動的にワンショットできるため不利対面にもワンチャンを作りやすいことから、使用を決意しました。

ジャバ対面は、全体タップ系のトリガーから"神聖麒シューゲイザー"と"鎧亜の咆哮キリュージルヴェス"、"逆転王女プリン"で盤面を除去した後に"予言者ヨーデルワイス"+"光器セイントアヴェマリア"で相手のクロックやスパークをケアしつつ返しの進化速攻を牽制しながら詰めることができるため、比較的有利に戦うことができます。

ビマナ対面もヨーデル等で横展開しながら盾を詰め、アヴェマリアで殴り返しさえケアしてしまえば大体勝ちますし、そもそもシューゲイザーというデッキ自体キリュージルヴェス+プリンでいきなりリーサルを作ることができるので、ピンチの時にも常に勝ちを目指せるこのデッキはとても環境に合ってると感じました。



構築


最終に残ったリスト

白入りリストの利点は、「トリガーが厚く、速攻デッキに有利が取れる」点と「ヨーデルワイスによる質の高い盤面形成が出来る」点だと考えています。

それらを踏まえた上で、各カードの採用理由を解説していきます。




採用理由解説

確定枠


・未来設計図(4枚)

序盤は3コストのブーストカードのサーチ、中終盤は"神聖麒シューゲイザー"の回収といつ撃っても強い強力なサーチカードですので4枚確定です。


・ピクシーライフ(4枚)

マナに落ちた"神聖麒シューゲイザー"や"逆転王女プリン"を回収することが出来るため4確です。
このデッキは基本的に3→5のマナカーブで"予言者ヨーデルワイス"に繋がればよいので、低コストハンデスなどを扱うデッキに対しては2ターン目に撃たないプレイも重要です。


・3コス生き物ブースト(7枚)

3→5で動くデッキで打点にもなるため、2コスのブーストより優先度が高いです。"未来設計図"からサーチ出来る点も加味して7枚前後が確定と考えています。

採用の基準としては、基本的に緑単色である"青銅の鎧""正々堂々ホルモン"が優先。(墓地から山札に戻って公開領域に落ちた場合に、相手に枚数がバレる可能性があるため、4枚採用ならどちらかに統一した方が良い。)

ビートデッキが一定数いると相手のターン中に出せて殴り返しが出来る"天真妖精オチャッピィ"が強いため2~3枚程採用し、墓地ソ等の2000ラインで殴ってくるデッキが環境に増え、殴り返ししたいなら"霊騎幻獣ウルコス"を数枚採用するといった風に考えてます。

このデッキの多色濁りは弱く、墓地ソが少なかったので今回はウルコス0枚です。


・逆転王女プリン(4枚)

主にワンショットの際に必要になるカードですが、トリガー付きで相手の面をタップにすることで"神聖麒シューゲイザー"の的を作ったり、ブロッカーをタップして盾に攻撃出来たりと、使用する場面がかなり多いです。
3枚採用の人も見受けられますが、基本的に枠に困ってなければ4枚確定だと考えています。

余談ですが、この効果はガチンコジャッジにも反応するため、"「必勝」の頂カイザー刃鬼"を出された時にジャッジでプリンが捲れると相手が出した"勝利宣言 鬼丸「覇」"をタップ出来ます。めっちゃ脳汁出ます。


・予言者ヨーデルワイス(4枚)

絶対4枚確定です。コイツから"魂の大番長「四つ牙」"を出すだけで3打点出来るので最悪"神聖麒シューゲイザー"が引けなくてもビートして勝てます。
さらにコイツには超次元獣の身代わり効果も付いてるため、除去トリガーだけならケアすることも可能です。本当に強いカードです。


・鎧亜の咆哮キリュージルヴェス(4枚)

シューゲイザーというデッキを難しくしてる主犯のカードです。SA付与しながらスレイヤーと破壊時マナ送り効果まで付与し、相手の盤面を取ってマナに送りながらそれを"神聖麒シューゲイザー"で再利用する動きはとても強力です。

この動き、慣れてないと最終的な盤面が弱くなってしまったり、そもそも面を取り切れないといったことがあるので要注意です。コツとしては、再利用したい生き物から自爆させてマナに送るとミスが減ります。

1枚マナにあれば2枚目以降を引いても手札から出せるため、4枚確定です。

※注意:デュエマのルールには「置換効果は重複しない」という物があり、キリューの「破壊された時に墓地に置くかわりにマナに置く効果」とヨーデルの「バトルゾーンを離れるときかわりにこのクリーチャーを破壊する効果」は同時に発動しません。なのでヨーデル出してからキリューを出すと超次元獣が除去されたらそのまま超次元ゾーンに戻ります。気を付けましょう。

参考:https://dmvault.ath.cx/matome/6.html


・DNAスパーク(4枚)

トリガーとしても強力なのはもちろん、このデッキではタップさせた後に"神聖麒シューゲイザー"と"鎧亜の咆哮キリュージルヴェス"で面を荒らしながら、シューゲイザーのアタック効果でこちらの面を強くすることが出来るため、非常に噛み合ってるカードと言えます。当然4枚確定です。

盾0にされた時に手札から撃って盾を増やせば、相手の盾からクリーチャートリガーが来ても耐えられるので安易に埋めるのはやめましょう。


・神聖麒シューゲイザー(4枚)


デッキの核です。4じゃない奴はおそらくいません。タイミングによって出すクリーチャーはよく考えましょう。


自由枠

・リーフストームトラップ(2枚)

今回のビックリ枠。たった4マナで確定除去を撃ちつつ、自分のクリーチャーをマナに送れてトリガー付きということで、このデッキとの相性がとても良いです。

採用した経緯ですが、ランクマッチ終盤ではビートデッキに強く出るために白緑アガサが増え、それらに強く出るためにドラゴ大王入りのビッグマナが増加しました。

元々ビッグマナに対しては有利が取れているのですが、相手がこちらの展開より先に"龍世界ドラゴ大王"を出してしまうと"神聖麒シューゲイザー"が出せなくなって負けてしまうため、勝率が不安定化しました。

そして"偽りの羅刹 アガサ・エルキュール"を使ったデッキは元々不利です。基本的にシューゲイザーを出すより先にアガサが着地しますし、着地後にシューゲイザーを出すと盾から"凍結の魔天ダイイング・メッセージ"が飛んできてシューゲイザーがフリーズしてしまいます。

そこで役立つのがこのカード。
呪文なのでアガサの効果でクリーチャーを出されずにアガサや"奇跡の精霊ミルザム"といった厄介なブロッカーを除去出来ますし、ドラゴ大王を出されても強引に突破出来るため困ったら採用してみましょう。

特定のデッキ以外だと使わずにマナに埋めることが多いので、環境を見て採用しましょう。


・捕縛専機ガガコロリン(1枚)

5コストリガー付きで2面止めれて天敵である"永遠のリュウセイカイザーや"不敗のダイハードリュウセイ"を破壊以外で除去出来る白手芸なら採用したい1枚。
本来なら2~3枚採用しますが、除去とトリガーとして"リーフストームトラップ"を採用してるので減らして1枚のみの採用です。


・ボルメテウスホワイトフレア(2枚)

スパークの6枚目として採用。
多色という点でDNAに劣りますが、「タップしてシューゲイザーで盤面をコントロールする」というこのデッキの強みの再現性を上げることが出来る他、青白ジャバの進化獣やビマナの超次元獣を除去したりと活躍する場面が多いため2枚採用です。


超次元

・ブーストグレンオー(1枚)

小型除去出来るハンターとして1枚採用。
"サンダーディーガー"と違って2500のクリーチャーも除去できます。


・勝利のプリンプリン(2枚)

ミラーでシューゲイザーを止めたり、強引にブロッカーを止めたりと活躍の機会が多いため2枚。


・時空のガガシリウス/時空のセブランサー(1枚)

対祝門最強カード。シリウス側の状態で相手が"偽りの星夜スターインザラブ"の効果を発動するとエンジェルコマンドなので場に残り、返しのターンにセブランサーに覚醒、ブロックされない効果持ちなのでそのままダイレクトアタックが通るといった感じで、このカードが場にいるだけで祝門側は迂闊にインザラブの効果を使いにくくなります。

このカードはハンターではないため、この構築では出せません。ブラフの1枚です。


・魂の大番長「四つ牙」(1枚)

継続的にリソースを稼ぎつつ、6000のwブレイカーなので打点としても活躍するスーパーカード。2体出すとLOしやすくなるので1枚採用で良いと思います。


・流星のフォーエバー・カイザー(1枚)

打点としての採用。超次元獣が殴れなくなる効果がたまに刺さります。


・光器セイント・アヴェ・マリア(2枚)

スパーク系トリガーに強いブロッカー。超次元のハンター達で"予言者ヨーデルワイス"を添えながら殴りつつ、ターンの終わりにアンタップして殴り返しをケアする動きが強力です。

ビートデッキ相手には、面を取った後にこのカードを出して蓋をしつつ殴るため、除去されても良いように2枚の採用が好ましいと考えております。




環境相性


・墓地ソ

相性:微不利

相手の確実に受けられる札が"終末の時計ザ・クロック"4枚と"地獄門デス・ゲート"2枚の計6枚で考えた場合、こちらのターンが確実に帰ってくる受け札も同じ6枚であるため先にリーサルを組めた方が有利と考えると、墓地ソの方が動きが早いので不利だと考えてます。
しかし、こちら側が先に動ければ全然勝てるマッチアップなのでそこまでの不利ではないと思います。


・ビマナ系統

相性:
シータ(有利)
白抜き(5分)
5cイズモ(有利)

基本的に後ろに寄ってるため"神聖麒シューゲイザー"による面展開が通りやすく、受け札も除去に寄ってるため"予言者ヨーデルワイス"の耐性込みで殴り切りやすいので有利と考えています。

白抜きだけは、こちらが動くより先に"ガチンコジョーカー"を撃たれるとキツイ展開になりやすいため5分です。


・青黒祝門

相性:微有利

どちらも5ターン目にアクションを起こすデッキなのですが、こちらはリソースが枯れてもトップの"ピクシーライフ"や"神聖麒シューゲイザー"、"未来設計図"で再展開がしやすく、そもそもトリガーを踏まずに貫通する試合もあるため微有利寄りで考えてます。

トリガーたくさん踏んだら諦めましょう。


・白緑アガサ

相性:微不利

こちらの展開より先に"偽りの羅刹 アガサ・エルキュール"が着地してしまうと、"奇跡の精霊ミルザム"や"凍結の魔天ダイイング・メッセージ"などといったクリーチャーを展開されてしまい、そのまま盤面を制圧されて負けてしまうので本来は不利です。

ですが先程も記述した通り、こちらの"リーフストームトラップ"でアガサやミルザムを除去してから展開を行えるため、微不利まで持っていけてるのではないかと考えています。(実際ランクマでの戦績では、相手のプレミ負けも含めると五分に近い勝率が出ています。)

相手の下振れを祈りながら戦いましょう。


・青白ジャバジャック

相性:有利

こちらの有効トリガー13枚に加えて、"予言者ヨーデルワイス"によるブロッカー展開や"天真妖精オチャッピィ"による殴り返し、"神聖麒シューゲイザー"と"DNAスパーク"による面への干渉もあるので有利といって差し支えないと思います。

たまに先攻で上振れられてノートリ貫通なんてのもあるので、油断は禁物です。

・赤青UK

相性:微不利

基本的に相手の"秘拳カツドン破"を避けることは出来ないので不利だと考えてます。

ただ相手の墓地に"終末の時計ザ・クロック"が無い場合は、ドン破を踏んでもバトル+"絶超合金 ロビンフッド"で最大2面しか取られないため、リーサル+2の打点を用意すればワンチャン貫通します。

盾にドン破クロックが埋まらないことを祈りましょう。


・ドロマーオラクル

相性:不利

光臨からハンデス飛ばされると、こちらがブーストするよりも先に手札が無くなりそのまま殴り切られて負け…みたいな展開になりがちです。

逆にこちらのブーストさえ間に合ってしまえば、トップや盾からの逆転が可能です。相手の動きが弱いことを祈りましょう。このデッキ握ってるの引き強い奴ばっかなのでまぁ無理だと思いますが



まとめ


ここまで読んでいただきありがとうございます。


新環境での白手芸がどのような立ち位置になるかは分かりませんが、受けが固く自由度の高いデッキなのである程度は活躍出来そうだなーとも考えてます。


仮に環境外まで弾き出されたとしても構築に対する考え方(?)みたいなものは無駄にはならないと思ってるので、この経験を新弾デッキかなんかで生かせればなーとか考えてます。強いデッキできたらまた自己満ノート書きます。


最後に白手芸の原案をくれたまかろん(@Makaron1219)へ、本当にありがとうございました。
彼も白手芸を使い、1個前のヨミカップにてND最終1700↑を達成しています。TCGがとても上手く、構築やプレイも綺麗なのでフォローされてない方は是非フォローしてみてください。


以上です。ご拝読ありがとうございました!新環境も楽しみましょう!


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