長年自分の事を「インドアで淡白なオタク真面目女子」だと思っていたのに友人に「お前は巨〇絶倫好きが嵩じすぎたせいでぱっと見は男に興味がなく見えてるだけのモノホンの痴女だ」と断定をされてしまったのでウッカリこんなnote始めちゃった件
6/10書き足しました♥
こんにちはというか、はじめまして、マヨコンヌです。
ええと、内容は、タイトルの通りです。
事のきっかけは、友人と好きな俳優の話をしていただけなんです。
私って、世間のテレビや映画に出てくる恋愛映画とかを見ても、あんまり感情移入できない体質なんですね。
とゆうか、特にジャニーズ系などの、美少年美青年系が特にダメ。
そうそう、特に少女漫画!
あれに出てくる、目のキラキラした、ほっそりした男がオレ様口調で少女を偉そうな態度で口説いているのなんか見ているともう、後ろから丸めた新聞紙か何かで、美少年の頭をパーンってぶったたいてやりたくなるだけで、全然キュンキュンしません。
いえ、恋愛映画とか見て、キュンキュンしたい!という気持ちはあるんです!ものすごく!
なんだけど実際に何をどーしてもダメなんです…。
それで一時期、本当にもう、人生つまんない…みたいな、恋の成分足りなすぎ!って状況になって。
いやね、夫もいるけど、なんかこう、映画とか見て「この人素敵!」って感じるセンサーが完全に死んでしまうと、夫も素敵に見えなくなってくるんです。で、枯れすぎちゃって、そう、夫にも、ほとんど答えてあげられなくなってきて、本当に申し訳ないなって、そんな時期が15年ぐらいあって。
もうこれ、人生の危機だった。
最近まさかの精神的、肉体的な復活を(まあまあ)遂げたんだけど、夫には本当に申し訳なかったな、長年のあいだ、雑に扱ってしまってごめんね、って(内心だけで)思ってる。
元気になってきた理由は、サプリ面と、精神面、両方ひとつづつあって。今回は精神面ね。
きっかけは色白美人の友人ミーコ。
ミーコと、「好きな俳優の話」になって。
いや、好きな俳優の話というより、
「好きな俳優がいない、イケメンに興味がないのが嵩じて、映画とかテレビを見るのもつまらなく、それもあって20年間のテレビ断ちまで成功させてしまうというド変態になってしまったわ」
って話を振っただけなんだけどね。
そしたらミーコが
「まあ、そう悲観せず、『大好き!』なタイプでなくても、こっちよりあっちが好きとか、『まあまあ好き』を列挙してみ?そしたらなにか自分の性癖が見えてきて、官能が戻ってくるかもしれないわよ」
みたいなことを言われて。
「まあまあ好きなタイプ...?」
「そう。子供の頃好きだった、メチャクチャ古い俳優でもいいからさ、ニッチな有名人とか。それを呼び水に自分の深淵を覗くのよ」
で、私、一生懸命がんばって自分のキュンキュンをこじ開けてみたわ。
「ん....たとえば...私って、鼻の穴大きい、目鼻立ちはっきりした、ゴリラ顔がわりと好きで…
★伊武雅刀。おじいちゃんだけど。
★津川雅彦。おじいちゃんだけど。
★大杉漣。40代以降がかっこいいい。
★坂口憲二。40代くらいの。
★真田広之。40代くらいの頃の。
★松岡修造。40代以降でかつ渋い顔で無言で黙ってるとき限定。
★シルベスター・スタローン。40代くらいの。クリフハンガーくらいの頃。浅黒く焼いてギトギトしたとき限定。
★ドルフ・ラングレン。若いころじゃなくて、エクスペンタブルズ以降の浅黒く焼いたラングレン。
★ディミトリ・ホロフトフスキー。若いころじゃなくて、40代くらいの浅黒く焼いたディミトリ。
★丹波哲郎。3匹の侍の時あたりから。特に007のときのギトギト浅黒い40代くらいの丹波哲郎が最高にかっこいい…。
★三国連太郎。40-70代くらいまで。
★奥田英二。40代くらいの頃の顔が脂で光ってるくらいの。
★役所広司。この人は若い頃の顔は絶世の美男子過ぎてお人形の王子様みたいで落ち着かないけど、50代あたりから、脂でギトギト光ってる感じの役所広司は格好いい。」
って列挙したのよ。そしたらミーコ、一瞬絶句したように押し黙ったあと
「完全に理解した。大丈夫。貴女の官能は全然死んでいません。貴女は単にギットギトの巨根絶倫があまりにも好きなためちょっとやそっとではキュンキュンしないだけのモノホンの痴女です。ただ、その手のタイプはそもそも俳優には少なく、稀にアクション映画の主人公にならいるにせよ、恋愛映画の主人公にはめったに居ないのよ。だから貴女は恋愛映画にキュンキュンできないだけ。すべてを諦めなさい、そしてそうね、『ランボー』の拷問シーンのスタローンの半裸でも舐めまわすように鑑賞しなさい、そうすればさすがのアンタでもちょっとはキュンキュンすることでしょうよ」
って断定されちゃったんですよ。
「ミーコ!ちょっと!私は別に巨〇絶倫は全然好きじゃないわよ!そもそも、私は良いとしても、俳優さんたちに失礼じゃない!顔で絶倫かどうかとか巨〇だとか勝手に判断するなんて…!だいたいね、ミーコはモテるけどビッチ系でもないし、そんなメチャクチャ経験あるわけでもないでしょ?いいがかりもいいところよ!いかがわしい顔占いはお止しなさいよ、あなたの勝手な思い込みだと思うわ」
って私たしなめたんです。そしたら。ミーコ、とんでもないことを言い出した。
「何言ってんの、男性自身のサイズなんて服の上からでもわかるでしょう?ズボンの形状から」
「えええええええ」
「多くの女性はね、長年、顔の造りとズボンの形状を照合することによって、ああ、こんな人相の男なら、こいつはこれぐらいのサイズだな、とおおよその見積もりを取りながら日々生きているのよ」
「えええええええ。でも、わかんないよ…そもそも!そんな部分、首をガクッと曲げないとまじまじ膨らみ具合なんか確認できなくない?角度的に。それって、見てるのバレバレじゃない?とても見れないよ」
私、世間の女性が...ミーコが...日々、そんなアホっぽくもえげつないことしてるなんて初耳で...あまりに衝撃で...そもそものテーマから完全にずれ込んで質問をしたわ。
「あなたのことだからメチャクチャわかりやすく凝視しそう...なんか心配になってきたんで一応注意しておくけど!あのね!向かい合わせて立ってるときに股間を凝視しようとすんな!それは倫理上アウトに決まってんだろが!自分が席に座ってるときに立っている男性を眼球を動かさず立っている男性の股間を視界に入れる感じで観察すればいいでしょ!」
「何てこと...!世間の女性はそんな、視姦する痴漢おじさんみたいな高等技術をもってそんなえげつなくもどうでもいいチェックをしていたのね...!」
すると、むっとしたミーコは、軽蔑のまなざしで私に言いかえしたわ。
「あら!ふつうの女性が男性サイズを確認しつつ生きている事を、カマトトぶってらっしゃいますけどね、そんなあなたの方こそ、たとえ、経験はほとんどなくても!本物の正真正銘の痴女よ!ち・じょ!」
「えええええ」
「なぜならば貴女はあからさまに男性ホルモンがビンビンでギットギトにほとばしってる超油っこい男性だけにしかピクリとも反応できてないじゃない!ただでも濃いにも濃過ぎる顔を選んだ挙句に、そいつらが更に40代くらいの脂でギトギトに光ってるバージョンだけが気に入ってるだってえ?ど・変態よ!ど・変態もいいところよ!」
って断定されちゃったんですよね。
(ほんっとに俳優さんたちごめんなさい...)
...ま、そんなわけで。
その日から私は
「夜の生活も淡白で、女学校の先生みたいな服で、趣味は図書館通いでも、自分の内面は絶倫好きの痴女なのかマジか」
って思ってます。
で。
まあ、ちょっと、いろいろと食生活改善とかサプリとか飲んでから、朝も起きれるようになってきて、何とか夫のことも、まあ、夫の希望の1/10くらいだけど、答えられるようになってきたのね。
でも、なにか足りないなあ…って思ってた。
で、ある日、そうだ!
自分はどんな性癖があるのか、しっかりほじくり出して見れば、ひょっとすると、もう少し夫との生活もたのしくなるかも!って考えて。
それで軽い気持ちで、自分で読むためだけに、セクシー小説を書いてみたんですね。
というか、いままでの人生でも実は何回か恋愛小説っぽいものを書いてみようとしたことはあった。(いやこんなヤバいのじゃなくてふつうのやつ)
でも、全然ダメだった。才能ないのはもちろん、自分で読んでも書いても自分の中にある「萌え」といいますか「こういうのが好き!」ってセリフもシチュエーションもひとかけらも入ってない感じがわかるの。
ところが....ミーコとのラインを思い出しながら、
えーっと私の好きな顔...脂ぎったイカツイ浅黒いゴリラ顔で…ミーコが言うんだから、まあ絶倫巨...で書いとくか...
するとなんということでしょう、
思いのほか筆が進む、進む。
嬉しい反面、絶望したね...自分は痴女確定か…。
読み返すと「ああ!自分はこういう性癖か!」ってなんか脳とハートがクリアになるんだよね。
てゆうか、自分の性癖がやっとわかってきたんですよ。
巨〇がツボなんじゃない。
言葉を交わさなくても、女性が近寄ってくると、ふわっと空気の色が変わって、体中の細胞が「ナニヤラウレシイ...!」ってざわめくような何とも言えない気配を出す感じの男性っているんですよ。
例えが悪いけど仲良しのイヌとイヌがお散歩で出会ったらお互いがふわーっと寄り合ってしっぽが吹きリれんばかりにパタパタパターーってなる感じ。
ある意味、どうしようもないモノホンの女好き、ってことなのかもしれないけど。
で、それ、
で、そういうあったかいざわざわしたオーラ?がある男性=かなりの確率で油ギトギトゴリラ顔で女性に優しい紳士なんですよね。
それが私がそういう顔の殿方が好きな理由なんだと思う。
(非紳士系でそういうギトギトの方は、なぜかその甘いザワザワオーラがほとんど出ないんですよ...特に「いけない店で日々発散してる」と平気で公言するような方からは決してそのオーラが全く出ません。
あと、セクシージョークやセクハラ発言する人からもそのオーラはほとんど出ません。そしてヒョロヒョロ草食系はそのザワザワオーラがやや少な目ただし出てるときは必要十分に出ます。
そして不思議なことに、俺様系のモテモテ男子や、ナンパ師っぽいヒトの場合、いかにも発情してるようにムラムラした様子でも、なんかそのザワザワがとてつもなく薄いというか質が悪いというか劣化してて、ちっともグッときません。
あと本当に本当に失礼で申し訳ないのですが、高野山の修行中のお坊さんにお寺でもてなされたときに、凄い良質かつ強烈な甘いザワザワオーラが出てる方が何人もいました。その、メチャクチャ失礼な言いがかりだけど、がっつりと濃縮された品のある良質のムンムン感といいますか、まあそういうことなのかもしれませんね)
ちなみに、メチャクチャワイルドなこわもてのオールバックの土建屋のギンラギラしたおっさん!って感じの方でも、そして私をむしろ避けるようになさっていても、奥様を大切にしてる系のタイプだと、あったかーいざわざわしたオーラが出てる。そして奥さんの手前、私にちょっかいを出してくることは決してないし、そのザワザワの99%は奥様に降り注がれているのでしょうけど、何かこう、女性というものは大切なものだと、こう、脳でなく身体中の細胞が勝手に判断せずにはいられないような感じで、さりげなく私を気にしてくださっていて、目を合わせないようにしながら、サッと荷物を持ってくださったり、何かと丁寧に扱ってくださる。普段は何言ってるか知らないけど、私の前では絶対下ネタ言わない、礼儀正しい...。
そういうのに自分はどうもキュンキュン来るようなのですね。
というかそういうあったかいザワザワした細胞が勝手に喜びに震えるような動物的なナニカ。
そしてわたくしの場合、とにかく何はなくても、男性からのそれをまずは全身に嫌というほどザブザブに浴びないと、そもそも全くオンナのスイッチが入らないってことだと思うんです。
で、思うんだけど、私以外にも、
ほんのりMな尽くし型の絶倫顔のマッチョゴリラにしかキュンキュンできないのに、でも、そんなメンズが主人公の恋愛映画も恋愛小説も滅多に存在しないというかもっとあからさまにいうと
そういうニッチな薄い本がびっくりするほど少ないために
魂が死にそうになっている女性が私以外にもいるんではないかと。
私の小説で誰かが失笑しつつもキュンキュンしてくれたらわたしはすごくうれしいな。
それが私が自分のつたないセクシー小説を公開した理由です。
良かったらダメ押しに、マヨコンヌの自己紹介記事をもう一つどうぞ。