『おちんちんパワー』『おちんちんが炎上している』とは?真面目な話をしてフェミニストに袋叩きに遭った気の毒な男=プロ奢ラレヤーが造った流行語
今日もプロ奢のTwitterが程よく燃えている。
ついにプロ奢ラレヤーはネット界で「おちんちんパワーの人」「おちんちんパワー氏」「おちんちんパワーさん」「おちんちんパワーの代弁者」という称号を得てしまったようだ。(実際に「おちんちんパワーの人」でエゴサするとプロ奢ラレヤーが出てくるw)
ちっともエロくない人なのに、「日本のおちんちんパワー代表」にされてしまったなんて本当に気の毒である。
。。。。。
さて。
プロ奢ラレヤーとはどういう人なのか。
エロい人では全くない。
プロ奢ラレヤーとは、現代日本の、浮浪者にして、王子様にして、アイドルにして、裁定者である。
浮浪者だけど、実は王子様でもあり、アイドルで、裁定者でもあるなんて、ってことは…つまりTwitter界における暴れん坊将軍=マツケンってこと?あーーーっ自分でも何言ってるか解らない…。
ええっと、マツケンは忘れてください。忘れましょう。マツケンは置いといて話を戻しますが、
プロ奢ラレヤーというのはおそらく、たとえば江頭2:50に似た立ち位置のお方だと思う。江頭2:50を超ダウナー系にしたらプロ奢ラレヤーになる。
つまり、捨聖。
「過酷すぎる人生を送る20-30代の日本のふつうの男たち」を、正当な敬意と温かさをもって、外側から見つめ、自信を取り戻させる応援団長であり、聖者でもある。
一見突き放した言葉を紡ぐ冷笑的な立ち位置に見えるが、その言葉の奥は、とても、温かい。
よく思い起こせば、プロ奢自身も、身体的、社会的スペックとしては、本当は「20-30代の日本のふつうの男」でもあるのだが、プロ奢はプロ奢となった時に「20-30代の日本のふつうの男」から降りて解脱なさり、ふつうの男のもろもろのの煩悩の大半(おすしと酒以外のほとんど)を棄て、
東京の夜の街に出家なさった。
そして迷える人を癒す捨聖となられたのである。
(今度はゴータマ・シッタールダ=ブッダの物語みたいになってきた。)
ブッダも、釈迦国の王子という身分、美しい嫁達と子供達、贅沢な生活などを全て捨てて、ボロを纏い身ひとつでインドのジャングルに放浪したので、やっぱりプロ奢と似てる。
という事はプロ奢のtweetはブッダのスッタニパータやね~。
うん、読むと解るけどプロ奢tweetとブッダのtweet(説教)って内容メッチャ似てるw(後世に改変された言葉じゃなくて、原典のお釈迦様の言葉はヤバいほどニヒルなのです)うん、そっくりw
また話が思いっきりずれたので、おちんちんパワーの話に戻る。
これを読むと最終的には『要するに男女問わず他人の苦しみには個体差があるので解りにくいよね』って結びになってぼかされているけども、
でもやっぱりこの内容の本質は
『おちんちんパワーに振り回されている大多数の若い男たちは本当に大変だよね。すっげー過酷な人生を生きてるよね。だから本当は深く同情されてしかるべきだし、ものすごく気の毒な状態だよね。なのに、その気の毒さを誰にも(特に女側に)気付いても貰えない。しかも若い男ときたら、女には問答無用で潜在犯認定され、加害者扱いで、ただただサンドバッグのように全否定され、しかも男の性欲による困難を全否定するのが正義です、みたいなどっかから流れてきた?社会の風潮まであるんだから、マジ、どうにもキツいよね、解かるよ。俺は、おまいらと違って、捨聖なんで、男の性欲にあんま振り回されてない側の稀有な若い男なんだけど、それでも、人間観察してるからさ、男の性欲について、本当にいろいろ見てきたから、お前らのつらさはマジで解かるんよ。むしろ、他人事だからこそ、見えるんだよ。男にも、女とはまた違うキツさがあるんだよな!しかもそれを女に解ってもらえないんだよな!さらには、性欲薄めの男にまでこのつらさを解ってもらえなかったりするんだから…マジシャレにならないよな!ダメ押しに、日本の一部の金持ち中高年男性にも理解して貰えずに、むしろ嫉妬交じりの悪意までぶつけられてるカンジすらあるよな?!踏んだり蹴ったりだぜ!つまり俺たち若い男は金持ち中高年男性から「根性で性欲なんか消せるはずだ自助努力が足りないだけだうらやまけしからん」みたいな情念までぶつけられてるかもってことだよ。若い男、カワイソスギるぜ!そんでよ、そういう悪意ぶつけてくるシニア男性がいま日本で一番金持ってて…若い女は俺達を全否定しながら実は…あっいや、なんでもありませんw…とにかく…おまえら若い男たちとか、もしくはおまいら金持ちでないおっさんたちも、すごく、きついところでがんばってて、ほんとえらいよな!』
ってことじゃないかなあって思う。
(プロ奢はここまで赤裸々には書いていませんがw)
いやもう全くその通りだ。
私は女だが上記の話は心底身につまされるように感動したぞ。
で。
で、プロ奢はおそらく戦略的に「若い女」の定義を
A
「生まれつきナントカ48に入れそうな美少女に産まれたが、両親の虐待に耐えかねて14歳で家出してはじめは東横で身体を売っていたが、歌舞伎町のキャバ嬢をやったらメキメキと頭角を現し、男に色恋営業で1000万貢がせて即高跳びし、その金で別の場所で社長としてソープ経営してる、21歳のやつれた表情の美女(豊胸と整形済み)。常に数人のパトロンと数人の愛玩用の愛人をもっている」
みたいな人物像を多用しながら物語を紡ぐ。
そこには
B
「島根の進学校を卒業して地元の国立鷹の爪大学を出ていま地方都市の公務員やってる女。男性とデートしても奢ってもらうのなんて男女均等法的に申し訳ないし不合理でしょ?と感じてしまいそういうときには必ず思いっきり断って割り勘にしてしまうがそんなかたくなな態度によって無自覚に彼氏の真心と面子(初ボーナスで奢って彼女にいいところ見せたかった)をひねり潰していることに露とも気づけないタイプ。あこがれの島根のデパートに化粧品を買いに行きたいが、デパートの美容部員が、別世界のパリピ過ぎてこわくて化粧品売り場に行けず、一歩を踏み出せないまま。そのため、29歳の社会人なのに、いまだに上手にファンデが塗れず、塗るとバカ殿になってしまう!だから職場の菩薩峠市役場では、マツモトキヨシで買った日焼け止めをうすく塗るだけでごまかしてる。そこにお母さんから貰ったシャネルのバブル蛍光ピンクの口紅を塗っただけで自分なりのフルメイクが完成。もちろん、自分の化粧がたとえようもなくダサいことは、自分だってさすがにうすうすは気付いているのよ、気付いてるんだけど島根のデパートにいるいかにもパリピそうな綺麗な販売員と会話するのが怖いんだってばよ!それと、私の銀縁のビン底メガネ、近所の鷹の爪商店街通りにある、菩薩峠眼鏡店で購入したんだけど、ひょっとしたらこれもだのかしら?ださいのね?いつの日か、勇気が出たら、コンタクトなるものをしてみたい…」
みたいなタイプは、スルーされている。
そーすると、最大公約数な平均の若い男性陣と、Aタイプの女の武器使いまくり女性は
「あーそうだよね、プロ奢、本当にするどい!一本取られたなぁw。うん、解かるぅーーw」
みたいなカンジでキモチよくプロ奢の言葉を納得できるんだけれども、
ちょっとかわいそうなのは我々Bタイプの地味女達ですよw
Bタイプ地味女子的には、プロ奢が紡ぐ言葉に、読む度にどーーーーーもちょっと違和感でつらくなる感じはあるんだよね。
つまり(自分も昔は若い女だったけどさーそれはちょっと違うなーーー?)みたいな違和感がぽろぽろ出てくるワケですよ。
そりゃあ地味女でも、女としての既得権益を受け取ったり利用した経験はあるからプロ奢の話はおおよそは理解してるよ。こう、良くも悪くもバーっと放たれる制御不能なすごい牽引力みたいなものが若い女にはあったって体感はそれなりにしてはいるのよ。
でも、なんつうの?
まあ自分も巨乳だし、既得権益享受はしてるんだけど、なんつうの、つまり、
長年やろうと思えば使えた女の武器を徹底的に自粛して男たちを苦しめないようにようにと気を遣い続けた優しい人々の一群なんだぜ私はさ…。
(今はこんな変なnoteやってるけどもw)
自分に関してはどう考えてもAタイプほどガチで若さと女を武器にしてとんでもないすっげー生き残り人生とか全然送ってないし、自分も、自分の周りの女も、ダサダサB路線ばっかなんで…微妙に違和感が…。
いや、B路線のわれわれにもプロ奢の話の本筋は理解できるんだけど、
なんかこう、いくぶん、
海外行って80年前の第二次世界大戦の戦争責任の件で突然知らん人に号泣されつつ激しく叱責されたみたいなかんじに少々モヤモヤはする訳よ。
いやプロ奢は叱責してないんだけどプロ奢の言葉に勇気づけられる男たちに非難されてる感じ?
まあ、まあ、なら読むなって話ですが。
面白いから読むけどね。
で。
Bタイプの地味女が、プロ奢のことばから
「え?はあ?さすがにそれは被害妄想でね?違うんじゃないの?」
と訂正したり
もっと極端には
あたおかフェミが
プロ奢の言葉の端を切り取って
「プロ奢って最低!」
みたいなツイをしたくなるように
プロ奢の言葉は、女の心のささくれを煽る感じで刺激するように、わざと誤解されやすく設計されているわけです。
戦略的に。
で、
当然
反論リプや、反論引用リツイートが来る。
するとプロ奢は
「ほうら、やっぱりこんなとんちんかんな悪意が来たね。俺達はこんな風な無理解の地獄で生きているね、まさにこれが証拠だね」
とばかりに自分のツイッターで紹介する。
とするとそれはプロ奢の論旨を証明する証拠となり、
プロ奢の養分となるのであった。。。
そこに関しては、
男性をあまり搾取せずに生きてきた若くない女としては、
「もうちょっと女にも寄り添ってくれよぉおい!」
みたいな気持ちはあるが、
まあ、しょうがない。
まあたしかに、
いまの大不況日本の若い男というのは
本当に可哀想なのだ。
高成長~バブル期に青春できていまも金がある幸運なおっさんたちと違い、今の若い男は
「加害者」兼「敗残者」という日本史上最高に救われない立ち位置を生きている。
「加害者」兼「敗残者」。
そこには
被害者なのに被害者である事実を自分自身ですら自覚できてない不幸、
他人に「俺は被害者です」言っても全く理解されず攻撃される不幸、
他人に「俺は被害者です」と言うと本当の事なのに被害妄想のざんねんな人みたいに思われる不幸、
自分の身に理不尽に降りかかる不幸をのすべてを自助努力の足りなさみたい見做される不幸、
が満ちている。
「被害者なのに加害者扱いされる不幸」そういう不幸は
「被害者ぶれる側の不幸」とはまた全く異質だが、凄まじいものである。
そういう現代の日本の若い男のわかりにくいゆえにすさまじい苦悩を
ここまで上手に言語化できているのは日本中探してもプロ奢られヤーが唯一無二であろう。
まさに唯一ネ申である。
やっぱりプロ奢は捨て聖だ。
そしてプロ奢は、「あたおかフェミ」と「あたおかミソジニー」が罵りあうツイッターのるつぼに、今日も粛々と、毒の粉を、程よい炎上加減を確かめながら、ぱらぱらと振りまいている。
プロ奢自身の私利私欲や正当化の為ではなく、
不幸を抱える現代日本の若い男たちを癒やし励ますために。
(あれれっ?「おちんちんパワー」って言葉を100回くらい多用してどサイテーなお下劣文章を書こうと思ったのに格調が高めに終わったわね…)
ちなみにいずれチン負け(マン負け)という自然の摂理現象に人間はいかにして打ち克つべきか、何か道はあるのか、それとも自然の摂理に従って破滅する方がそもそも幸せなのか?などについて、わたくしマヨコンヌが人生から学んだ事を書いて見たいと思うが…書く時間あるかな〜
この話の続編書きましたwこれ ”男性の『おちんちんパワー』の尊さについて【プロ奢ラレヤーの流行語徹底解説】”しかも続編のくせに前編と結構に話がちが、ういやなんでもない。
ちなみに、今回記事の本文中に『ぷろおごの言葉はブッダのスッタニパータに似ている』って書いたけど『ハァ?!』って思った方はスッタニパータ原典に当たるのも面倒だろうからこれ↓ご参考になさってください。このマヨコンヌ記事”「私は別に誰も救えんし」仏はがっかりするほどフツーなことを言った「ブッダのことば スッタニパータ」岩波文庫の名言”読むだけでブッダ発の他人を煙に巻ける珠玉の名言をひとつマスター出来るというスバラシイ副次効果もありますよ。
そういえば以前、この”おちんちんパワー”とか”若い女pay”って流行語にもちょっと絡んでるようなショート漫画のレビュー記事を書いたことがあったわ。”メランコル「となりの変態紳士」レビュー”って記事なんだけど、気が向いたらこれもどうぞ。
あと、おちんちんパワーについて、詩的かつ壮麗な文章で綴った有名な本と言えばD・H・ロレンスよね。以前マヨコンヌも『チャタレイ夫人の恋人』のレビューを書いたんだけど、
ある意味ロレンスこそおちんちんパワーについて言語化した元祖なのかもしれないわねw(言い方ァ!)
その他オススメのマヨコンヌ記事よ