『灯台へ』セルフライナーノーツ
ミニアルバム『灯台へ』のCDには、特典としてメンバー全員による全曲セルフライナーノーツが同封されているのですが
試し読みとしてその中から一曲、M5「灯台へ」の本文をここに掲載します。
どん!
道標だったはずの灯台がいつのまにか目的地となっていた、そんな船人のことを歌っています。
すでにライブでは何度も披露していましたが、音源化にあたってコーラスワークを追加アレンジしました。多重録音したギターと併せて、音源ならではのアプローチができたと思います。
いつか憧れたあなたに想いを馳せて。
河西
この曲のリフも本当にいいリフができたなと我ながら思います。
サビは難しいですが、ギターを始めた中学生が初めて練習する曲がこれでもいいと思います。というか弾いてほしい。メトロノームに合わせて、弾いてみよう!
お気に入りポイントは、アウトロの一小節使った贅沢なドラムフィル、からの爆発です。
「灯台」というモチーフはきっといろんな人がいろんな形で表現に落とし込んできたものだと思います。chatoeなりの王道を聴いてください。
内海
今EPのメインタイトルにもなっている曲。
かなり早い段階で出来ておりライブでも頻繁に演奏していたので、馴染みが深いです。
ベースは手癖全開。弾いてて一番気持ちいいテンポ感なので、遊びを入れたり色々自由にやっています。
あとこれは特に誰にも言っていない自分の中だけの話ですが、2サビ後のギターソロとベースソロが同時に進行している箇所はいつも内心ギターの内海にバトルを仕掛けるような気持ちで勝手にタイマン張っています。
ステージの左右でそれぞれ自由にソロ弾いてるのってなんか良いですよね。
それにしてもこの「灯台へ」という曲はこれまでずっと主役ではなくバイプレーヤー的な"渋くて良い"の立ち位置にいると思っていたんですが、こうしてEPのタイトルを張る曲になると知った時はまず驚きました。そして出来上がった音源を聴いてしっかり主役の顔になっていた時はなんだかとても感慨深かったです。
農協
ドラムはそこまで目立ったことをやることもなく、音も難しい作り方を必要としなく、他の曲に比べたらシンプルな聴こえ方かも。
この曲で特に覚えてるのはアウトロ途中で叩いてるドラムだけのフィルイン。
初披露のライブの時にここのフィルインを悩みに悩んでた僕が、ライブ中にものすごいミスりまくって叩いてしまったんですね。
それが後から聴いたらとても面白いフレーズになっていて、そのまま採用しちゃえ!とやった結果こんなフィルインになりました。戸惑いながら右手を動かし続けた当時の自分、グッジョブ。
大森
『灯台へ』のCDはchatoeのライブ会場や通販サイトにて販売中です。
下田実來ちゃんによるジャケットもとっても素敵なので、ぜひ実物を手に取ってみてください。
通販はこちら
(手作業でコツコツ郵送するぜ)