PHPカンファレンス香川2024を開催しました
おはこんばんちは。ちゃちいです。PHPカンファレンス香川実行委員長としての記事をようやく書きます。
書きたいことがたくさんあり、読みづらい記事かもしれませんが100%自分の気持ちを記した結果なので、ご容赦ください。
基本的に時系列順に書いていきます。
PHPカンファレンス香川2024の様子はこちら
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みんなでうどんを食べに行きましょう
PHPカンファレンス香川を開催することは、身近な人には早い時期から話していましたが、公に開催告知をしたのは、PHPカンファレンス2023のクロージングだったはずです。
この時の告知スライドの最後を「みんなでうどんを食べに行きましょう」と締めていました。PHPカンファレンス香川をやりたい!となった理由については、下記noteに書きましたが。
平たく言えば、PHPerみんなで香川とうどんを楽しみに行きたいなという思いでした。
というわけで、みんなとうどんを食べに行けました。
PHPカンファレンス香川2024のstats(?)
参加者
チケット発券数 152
個人スポンサー 37
一般参加 39
学生さん招待 17
法人スポンサー 13
スピーカー 22
スタッフ 24
現地受付数 138
チケット重複発券もあるためユニーク数ではないです
懇親会参加(理論値) 88
開催を決めた時「地方、しかも四国だから、目標は120くらいかな…実際100人来てくれたら御の字かな」などと考えており、ましてや立て続けに開催される月刊PHPカンファレンスですから、「本当に人集まるんかな…」と不安を抱いていました。しかし蓋を開けてみれば、予想を上回る参加者数でした。初開催にも関わらず、たくさんの人が来てくれて感謝。
それと「学生さんに現役エンジニアとコミュニティを見てもらいたいな」という気持ちではじめた学生さん招待チケットですが、こちらも参加者数のうち1割を占める結果となりました。
PHPカンファレンス北海道2024で、学生さんが多く参加されていたのを見て「香川でも同じくらい来たらいいな」などと考えていました。おそらく同じくらい来てくれました。
トーク・プロポーザル
プロポーザル数 108
提出人数 54
採択率 18.52%
(いずれもゲストスピーカーを除く)
開催を決めた当初、プロポーザルが集まるか不安でした。身近にいる、プロポーザルをよく出すPHPerは香川に来てくれるだろうか…。現地PHPerはプロポーザルを出してくれるだろうか…そもそもいるのか…?
なんせ、会場が広いので、トークが少ないと体裁が悪いのでは?と思い(後述しますがこれは杞憂でした)、また目玉として、田中ひさてるさん https://x.com/tanakahisateru と成瀬允宣さん https://x.com/nrslib にゲストスピーカーとして登壇をお願いしました。何の報酬も費用補助もないお願いを、快く受けてくださった両名に感謝を。
準備期間
言い出しっぺのぼくと、香川に住む増岡さん https://x.com/fku_mnk が動いていました。明確に役割分担をこうしましょう、と話した覚えは無いんですが「現地にいないとできないこと」と「現地じゃなくてもできること」で自然と分かれたように思います。
最近のPHP系カンファレンスでは全てスタッフ業をしている増岡さんなので、かなり多忙のはずなんですが。あれよあれよという間に、いろんなコトを進めてくれました。会場の予約やイベント保険の加入、他エリアからのスタッフ引き抜き(?)、機材レンタルの手配。
一方のぼくといえば、思いついたことを好き勝手に手配したりしていました。あと、fortee (フォルテ)の使い方に苦戦したりとか。というわけで、ぼく視点の準備期間の話をします。運営Discordのログを辿りながら…。
9月下旬 ロゴアイコンを製作(妻が)
初手、ぼくの功績ではないんですが。
みなさんに「かわいい」と絶賛されているPHPカンファレンス香川のゾウのあの子です。
うどんばちから顔を出しているゾウ、かわいいですよね。なんとぼくの妻が書いてくれました。冷蔵庫の扉にホワイトボードペンで案を描き出し、Adobe Illustrator でかきかき。ちなみに妻は元々フロントエンドエンジニアです。この時は自分の仕事の合間に作ってくれました。
とてもキュートでキャッチーなゾウで、今後もずっと使っていきたいと思ってます。
9月下旬 うどんを会場で食べられないか調べ始める
過去、ライブとかにケータリングしていた製麺所が見つかったものの、問合せメールの反応が無。
11月中旬 実行委員長、会場下見のために現地へ
初披雲閣。迷子になりました。「ここにPHPerが集まるのか…ホントに?」って思ってました。この時は本当に、下見も下見、どんなふうに会場として仕上がるかは何も見えてませんでしたね…。
ちなみに、開催日はすでに工事していた「大書院」もまだ工事前だったので入ることができました。工事完了したらここも使いましょうね。
この時に巡ったうどん店は以下の記事で。
また、懇親会会場もこの時に決めました。増岡さんと一緒に下見をした後、お昼ご飯どうしよう、となった時。すでに懇親会会場の候補になっていたCafe Style Hazuki (カフェスタイル ハヅキ) さんへランチへ。カレーをいただきました。おいしかった。
たまたま、オーナーさんがいらしたので、その場で貸切予約。150人くらい入るお店なので、人数が確定するまでは気が気じゃなかったです。
11月下旬 サイト公開
とにかく何かしらWebサイトが無いと、普段接している外のPHPerにリーチしないだろう、ということで実行委員長手ずから真心込めた手入力のHTML,CSS,JSだけのサイトを作りました。
この時、ふと思いつきました。「SVGなら要素単位でJSで動かせるんじゃない?」その結果生まれたのが、カーソルを目で追うゾウです。
まさに xeyes 的なものを狙ったんですが、あんまり時間掛けてられないなと思ってChatGPTに半分くらい書いてもらいました。相変わらず動きのあるフロントは苦手です。手ずからとは。
11月下旬 プロポーザル募集開始
とうとう、プロポーザルの募集を開始しました。「まだ時間あるしな、後から増えるだろう」と「もしぜんぜん増えなかったらどうしよう」がせめぎあっていた時期です。
1月初旬 php.net へのプルリクエスト作成
みなさんお世話になっているであろう php.net には、世界各地で開催されるPHP関連のカンファレンス情報が掲載されるページがあります。
このページに掲載する方法は、rana_kualuさん https://x.com/rana_kualu がQiitaで公開していたのは知っていたのですが。
PHPカンファレンス関西2024実行委員長の加納さんhttps://x.com/YKanoh65 が「やったった。」というので便乗しました。
1月初旬 プロポーザル募集期間延長
当時のお知らせの文面。
「なるべく早く確定させたい」気持ちが先行していましたね…。この延長は正解でした。statsの通り、多くのプロポーザルが集まる結果になりました。
1月中旬 個人スポンサーチケット販売開始
なんの見返りを提供できるかわからない状態でしたが、個人スポンサーチケットを先んじて販売開始しました。一般チケット 2,000円に対して、個人スポンサーは 10,000円としました。
販売開始の告知はPHPカンファレンス北海道2024のクロージングで行いました。正直、地理的に言ってこの場で響くのかな、と思いましたが、PHPerはなんだか全国各地に行く人がたくさんいるのですぐに初動がありました。本当に応援ありがとうございました。
2月初旬 法人スポンサー募集開始
前掲記事「なぜ香川で〜」に書いたとおり、
こちらの皆さんへ「協賛のお願い」資料をお送りしました。たくさんメールを書いていた時期ですね。普段書かない文章を書いていました。失礼なメールになってませんでしたでしょうか…。
2月初旬 当日スタッフ募集開始
現地にPHPerがいるかもわからないので、現地スタッフを増やすのはむつかしいのでは、というところから「遠征勢かつスタッフ勢」をアテにして当日スタッフを募集しました。いわゆるコアスタッフはおそらく最少人数ですね。
結果的には、現地在住でスタッフ参加してくれる方も現れて、次回以降への望みを実感しました。またお願いしますね!!
2月上旬 無限うどんを企画する
PHPカンファレンス香川2024の目玉企画の一つ、無限うどんはこの辺りで決めました。9月のケータリングうどんの問合せに反応が無いことから、半ば諦めかけていましたが「キッチンカー」の概念に気づき、もしやうどんのキッチンカーがあるのでは?と思って調べたところ、1件だけ出てきたのが「やまびこ号」です。
スポンサーブースを巡る施策としてのスタンプとトッピング・おにぎりの引換もこの時点で相談させてもらってました。
2月中旬 非公式前夜祭(飲み会)を画策する
香川には骨付鳥というグルメがあります。丸亀市の居酒屋「一鶴(いっかく)」が発祥の鳥料理です。
たいへん美味しいので「うどん以外にも食べて欲しいものがある」と方々で吹聴してまわっていました。そんな中、青ごへいもちさん https://x.com/blue_goheimochi が鶏肉が好物ってことで、ぜひとも食して貰いたく、じゃあ集まって飲み会にしようか、と。どれくらい集まるのか呼びかけました。
お店の予約ルールと合わなかったため、各々お店に行くということになりましたが、結果的にはそれでよかった気がします。非公式前夜祭については下記記事にも書きました。
3月上旬 PHPerKaigi 2024
サンドイッチマンみたいなことをする
インパクトあるでしょ?このタペストリーは、増岡さんがオープンソースカンファレンス2024大阪にブース出展した際に作ったやつの再利用です。
baanseenに出演させてもらう
うずらさん https://twitter.com/uzulla はプロポーザル出して貰っていたんですが、普通に登壇してもらうよりおもしろいことが起きるんじゃないか?と思い、会場の一部屋を「うずらの間」という無茶振りをさせてもらいました。そのうずらの間を含めて、タイムテーブルはこの時点で固めていたので、それの話をしました。あと、無限うどんが確定したのでその話もしましたね。
トークセッション「PHP系カンファレンス反省会&壮行会」で話す
PHPerKaigi主宰の長谷川さん https://twitter.com/tomzoh の司会進行のもと、月刊PHPカンファレンスの実行委員長たちが「どうだった?」「準備どう?」みたいな内容でした。
もともとアンカンファレンスの場所だったのもありますが、立ち見が発生するくらい盛況でしたね。みんなカンファレンス大好きだな…。
タイムテーブルを公開した
PHPerKaigi2024参加記事のほうにも書いたんですけど、他のカンファレンスに参加することで自分のカンファレンスを駆動するのよくないですよ。はい。まあ、PHPerが大勢集まるイベントの間に公開できて良かったとは思います。
3月上旬〜中旬 ノベルティの見積・製作
Tシャツとミニ扇うちわです。基本的には記念品ではあるものの、普段も使えるようなデザインを心がけました。
「2024」を入れなければ毎回使えるので次回以降は入れないようにしましょうね…うん…。
4月上旬 スタッフ顔合わせミーティング
顔合わせと自己紹介を兼ねたオンラインミーティングを行いました。全体でのミーティングはこの1回だけです。いよいよ開催が近づいてきたんだな…と実感。
4月中旬〜下旬 怒濤の印刷物製作&入稿
めちゃくちゃIllustrator使ってました。はい、全部ぼくがデザインしてます。正直しんどかった。かなり突貫で作りましたが、最低限のデザインはできたんじゃないかな…とは思ってます。
グラフィックさんにお願いしたんですが、データ入稿できるIllustratorプラグインが便利でしたね。開いている.aiファイルから直接入稿できる。スタンプカードのミシン目加工や、ミニパンフの折加工の指示もブラウザ上でできるし、便利ですね。
4月下旬 ツナギメエフエムに出演させてもらう
増岡さんとともに。増岡さんが方々でスタッフするようになったきっかけの話、とても良かったです。
準備期間を書き終えて
なんだろう、こう、アウトプットしようとすると「あんまりたいしたことしてないじゃん」ってなりました。でも隠れた作業が多いんですよね。電話したり、学生さんご招待の応募への返信とチケット発券とか。
ま、ま、初開催だし初主宰だし初スタッフだし…今回でカンファレンスを開催するために必要なことの6割くらいは理解できて、4割くらいはやりましたので。(残りは増岡さんや他のスタッフのみんなのおかげ)
会期中について
実行委員長だからこそなのかもしれませんが、細かなタスクがあって「なんだか忙しいな」とずっと思ってました。
5/10 前日祭(準備日)
配布物や企画がからむため、ぼくは受付の準備を ぷぷさんhttps://twitter.com/pupu_katokiyo と くろさんhttps://twitter.com/gatto_man と共に行っていましたが、お二人ともさすがの歴戦のスタッフ。最適な提案により受付業務が構築されていきます。ぼくが自分で考えておきながら忘れていた企画やら、共有漏れがあってもリカバリーしてくれて、助かりました。
午後からは参加者を入れて、機材リハとして あかつかさんhttps://twitter.com/aki_artisan と SAWさんhttps://twitter.com/azuki_eater によるトークセッション。実はお二人はプロポーザルを出してくれていたんですが、泣く泣く落選させていました。それを「スタッフ兼リハ要員」ということでトークしてくれました。
そして実行委員長挨拶兼クロージング的な何か。
この時点で泣きそうになってたのは内緒です。
そして、心は一鶴に向いていたのも内緒…でもないか。スポンサーしてくださったSTYLYさん一行は先に向かったらしく、こたうちさん https://twitter.com/kotauchisunsun が開店前のようすをメンションしてくれました。
マジか、食べられないのでは?となりつつも「4人席」単位なので、各自が適宜取り込んだり取り込まれたりするムーブがあり、ある程度、入れたかな?一鶴高松店は96席あるらしく、一時は7割くらいPHPerになっていたんじゃないかな…?
かくいうぼくも滑り込ませてもらって早めに一鶴にありつけました。
「ひな」を一人1本、「おや」をカットしてもらって二人で1本、そして「むすび」も一人1セット。さらに、ぼく以外の3人は「とりめし」まで注文していてテーブルの上が「こんなになっちゃった、、、」
惜しくも一鶴に入れなかった方、次回リベンジしましょ!
一鶴の文量が多い?好きなんですもの。
この後どうしたんだろう。記憶がないですがうどんを求めてセブンで買ったらしいです。もちろんうどん店に比べたら「…うう」ってなりますけど、関東のセブンで買ううどんより遙かにうまかったです。
5/11 本編
実は睡眠不足でした。ここのところ、1回の睡眠が2時間くらいで終わっちゃう問題があり…。この日も例に漏れず、という。でも、元気。
天候に恵まれました。翌日5/12は雨でしたね。
この日は本当に「なんだか忙しいな」でした。何もツイートしてない。
会場を早足で駆け回り、うどんを食べ、オープニングをし、会場を早足で駆け回り、館内放送をし、うどんを食べ、会場を早足で駆け回り、うどんを食べ、会場を早足で駆け回り、かまぼこを開け、会場を早足で駆け回り、かまぼこを食べ、うどんを食べ、会場を早足で駆け回り、クロージングをしました。
目立ったトラブルは無く。トラブルらしいトラブルといえば、ぼくが時間を間違える(2回)というもの。結果、時間が押してしまい、トラック担当のみんなのファインプレーで吸収してもらって事なきを得ました。みんな、ごめんなさい。
そうそう、会場でいろんな参加者から「楽しいですか?」って聞いて廻ってましたが、言わされたわけでなく「楽しい」と答えてくれてるなと感じました。
これはぼくの頑張りではなく、土地と会場とスタッフのみんなの力によるものだと思ってます。思ってますが、毎年同じように「楽しい」を得に来て欲しいなと。元々、毎年開催したいと思っていましたが、ぜひやろう、「毎年みんなでうどんをたべにいきましょう」とより思いを強くしました。
クロージング。これは内緒なんですが、泣きそうにはなってました。元々涙腺は緩い方なんですよ。最近は特にウマ娘っていう泣かせにくるコンテンツにより涙腺がバカになってるんで。え?泣いてた?
懇親会
玉藻公園からはまあ、そんなに遠くはないお店でしたが、100人近くを引率して10分くらい歩くのってちょっと怖いですね。
1階・2階と吹き抜けであり、どちらにもスクリーンがあってプロジェクターで投影できるのは、これも他にはない作りで楽しんでもらえたんじゃないでしょうか。
スポンサーLTをしていただき、その後希望者による飛び込みLT。途中から進行をかるぴすさん https://twitter.com/se_kk_ に頼んでしまいました。疲れちゃってえ…。
ふと気付いたら全然食べてないし飲んでもなかったです。達成感というよりは、解放感?ぼく自身が何かを達成したわけじゃなく、参加者みんなが達成してくれたおかげだと思うので。解放感っていうのは、おそらく「ここまでアテンドしたいと思ってたのは全部アテンドしたぞ」って気持ちですね。
懇親会終えた後、最後に出て、二次会へ合流。
うずらさんと後藤さん https://twitter.com/hidenorigoto が並んで話しているのを目の前で見て、改めて開催して良かったなあ、って。
高松の店は閉まるのが早い。二次会後、フラフラとホテルへ戻ると。
5/12 撤収作業&PHP Lovers Meetup
スタッフは会場のお片付け、そしてPHP Lovers MeetupのOSS Gate回。ぼくはというと、部屋着のズボンを持って行って履き替えて寛ぎ倒してました。
お昼ご飯にだし巻き卵と唐揚げのお店「ミスターハイカラ」さんのお弁当を注文し、みんなでまったり縁側で食べたり。この日は雨模様でしたが、前日までの晴天と打って変わった披雲閣のようすがまたいい風情でしたね。
スタッフのみんなや、立ち寄ってくれたみんなのおかげで、片付けはかなり早くに終わらせられました。感謝。
ゆったりとした時間を披雲閣で過ごせて、これはこれで体験するといいぞ…?そして、ゆったりと解散。
スタッフ打ち上げ
たぶん、ほとんどのテックカンファレンスは、スタッフ打ち上げは間をあけて開催すると思います。しかし、実行委員長が遠征勢なので、この日にしました。…とはいえ、みんな月曜から仕事なので、ほとんどは帰ってしまって、6名という小さな打ち上げでした。
とても貴重な現地民かつ、誰からのつながりもなくスタッフ参加してくれたユーリモさん https://twitter.com/yulymobitch がサジェストしてくれたお店、人気店でしたが運良く予約できました。
妻曰く、この厚く切った刺身が瀬戸内こそらしく。刺身は立つもの。ちょうと鰆が旬で、とても美味しかったです。ちなみにハマチは冬頃からっぽい。
wadakatuさん https://twitter.com/koyolympus が…お土産を用意してくれてて…おいりを…。その時は「ぼくお土産で買って買えるから!他の人にあげて!」って言ったんですけどね…。wadakatuさんが用意したおいりは…その辺では買えなかった…。
と、会期中について、書けることは書けたかな…。
各種企画について
ここからは、今回のPHPカンファレンス香川2024で行った企画についての解説?や想い?を。
無限うどん
「みんなでうどんをたべにいきましょう」を実現したかったわけですね。
某カンファレンスでは「無限コーヒー」というものがありまして、そこから着想を得ました。もちろん、おカネは掛かるわけですが、みなさんの胃袋は有限のはずなので、現実的な費用で落ち着くのでは?という目算でした。
「やまびこ号」では、普段は「かけうどん」と「きつねうどん」のメニューであるところ、後述のスポンサーブースを巡ってもらう企画のために、「かけうどん」はいくらでも出してください、というオーダーをしました。
当日は朝8:30から準備してもらい、スタッフのみんなやスポンサーの皆さんが開場前に食べられるように手配しました。
これ、次回以降もやりたいんですが、今回参加…というか香川でうどんを食べたみなさんは、さぬきうどんはいくらでも腹に入ることを理解(わか)ってしまったと思うので、無限うどんじゃなくなるかもしれませんね。実際、ぼくは忙しくなかったら5玉は食べられるので、そんな参加者ばかりになると無限うどんじゃなくする もしくは うどんスポンサーを拡充 のどちらかしないと。インパクトあるから、風物詩として残したいんですけどね…。
いずれにしても、「やまびこ号」はまたお願いしたいと思ってますよ。
スポンサーブース・「ひきかえけん」
テックカンファレンスが開催できるのはスポンサーの皆さんのおかげです。なので、参加者のみんなには、ぜひスポンサーブースへ足を運んで欲しいものです。ぼくもいち参加者の場合でも、スポンサーブースへは行くようにしています。
その動機づけとして、「スポンサーブースのスタンプラリー」というのは割とよく見ます。これ、ぼくはちょっと懐疑的というか、少し思うところがあります。それは、「スタンプラリー制覇が目的になる」という点です。
「スタンプください」だけのためにスポンサーブースがあるわけじゃないんですよね。そこで、妥協点のようなものとして、「ひきかえけん」はスタンプ1個だけでも使えるようにしました。なのでミシン目加工。あくまで「スタンプください」はコミュニケーションのきっかけにすぎなくて。
まあそれでも、「スタンプください」だけの人はいるでしょうし、それを制限する必要はないと考えてます。(結果は「うどんをおいしく食べる」に繋がるし?)
この企画はみなさんの参加ブログやツイートを見る限り、おおむね好評でしたね。やったね。特に、「残るモノではなく、消え物に使われるのが良い」という感想ももらいまして、たしかにそれも一つ狙っていたフシはあります。ノベルティを貰えるのもいいですが、「体験」って大事ですよね。
また、スポンサーブースの配置、1社1部屋割り当ててました。わかりやすく"部屋"で区切られているから「入ってきた人がわかりやすい」という声ももらい、ああ、なるほどなと思いましたね。
スポンサーブース出展されたみなさん、どうでしたか?初めてブース出展された会社さんもおられますが、他とは違う会場と施策、「出展して良かったなあ」と思って貰えてたら幸いです。
ノベルティ・Tシャツ
当初Tシャツは作らないつもりでしたが、どこかのタイミングで「やっぱ欲しい!」となって作りました。
香川のオリジナルTシャツを扱うテルミ・エンタープライズさんにお願いしました。
今回、Tシャツは4種類作っています。
黒: スタッフ
白: スポンサー(個人・法人)
クリーム色(だしをイメージ): スピーカー
オリーブ色(小豆島名産): 学生さん
前述のとおり、なるべく普段使いしやすいようにしましたが、どうですかね?
ノベルティ・ミニ扇うちわ
これ、本編で説明しそこねてたんですが…。香川県丸亀市はうちわの名産地です。うちわの全国シェア90%らしいです。そして、開催が5月、ほんのり暑いかもしれないな…披雲閣に空調は無いし、うちわ作るか…となって、これは割と早くに作りたいと思っていました。
このミニ扇うちわは、四国団扇さんのラインナップです。普通のうちわじゃ面白くないよな〜と思い、コンパクトでありながら実用的なこちらを選びました。
ちょっと面白い話があるんですけど、ミニ扇うちわのサンプルをお願いした後、担当の方から電話がかかってきて。
担当の方は東京支店にお勤めのようで、実はぼくが住んでいる横浜は綱島のすぐそばに住んでると…。たぶん、直線距離で2kmもないんじゃないかな。
「サンプル直接お持ちしようかと思いましたが急に失礼かと…発送しました」「いやいや(おもしろいから)来て貰っても全然アリですよw」という会話をしました。
そうそう、帰りの日、お土産を買いに、ユーリモさんおすすめの四国ショップ88に行ったら、うちわや扇子が並んでいて、どれも四国団扇さんの商品でしたね。
かまぼこケーキ
妻が昔、お世話になっていたという熊野蒲鉾店さん。
「あ〜かまぼこを提供したいな〜。でももう予算ないな?」となっていたところ、これは本編の前の週くらいに「かまぼこケーキ」の注文を受け付けているというのを発見。
とはいえ、もうあまり日も無いし、今回は断念するかー…。といったんは留まったんですが。やはり諦めきれず…というか、「かまぼこケーキなんて他で見たことないしそんなんでてきたらおもしろいでしょ絶対」と思いまして。
現地入りした日 5/8に、(お店が定休日だったので)問合せフォームからかまぼこケーキが5/11に間に合えばお願いしたい、と送信。ダメだったらしょうがないよな…と。
翌日 5/9には電話をいただき「当日(5/11)の午前中着指定なら間に合う」ということで、あわててケーキのデザイン絵を描き、発注しました。
手書きで再現してくださって…。
当日は、何時に到着するか、どう提供するかも完全に不明だったので、ちゃんとアナウンスできませんでしたが…。食べられた方はラッキーかも?ぼくは1カケだけ食べられました。おいしかったです。
魚がうまいところはかまぼこがうまい。
基本的に、地場の企業さんにお願いすることで経済を回したい気持ちがあります。アーティストのライブとかとは比べるべくもない規模ですが…それでも、「PHPカンファレンス香川」が広まるといいな、と。
最後に
なんか、書き漏らしている感がぬぐえないですが…。この段落を書いている時点で、11,360文字らしいんで、もうゴールしてもいいよね?(いや、まだゴールは先なんですが。残務がもうちょっとだけある)
披雲閣の雰囲気によるものなのか「実家みたい」という声をたくさん聞きました。なら、年1回、ここに来ましょう。
…と書くと、来年2025の開催が決まったかのように聞こえますが、実際のところは未定です。
なぜなら、2025年には、瀬戸内国際芸術祭というものが開催される年なのです。
これは3年に1回、瀬戸内海の多くの島を会場として開催される芸術祭で、インバウンドを含めた観光客で溢れます。しかも、1年のうち、春・夏・秋の3回にわけ、合計107日間開催されるものです。
聞いた話では、瀬戸芸(せとげい と略すらしい)の間、宿がとれない OR 高い らしく…。もしかしたら、会期以外も観光客でいっぱいなのかも…?
という懸念があり、少なくとも瀬戸芸の会期を避ける必要があると考えています。で、今回PHPカンファレンス香川2024を開催した5月は、まるっとかぶってるんですよね。なので、他の月を探さなければなりません。
コミュニティイベントは継続するのが大切、来年もやりましょう、とは増岡さんの弁でしたが、ぼく自身も「できるならやりたいな!」と思ってます。
なにかしら決まったら、告知は https://twitter.com/phpcon_kagawa で行いますので引き続きフォローしておいてくださいね。
というわけで、来年への期待を抱きつつ。PHPカンファレンス香川2024お疲れ様でした。
「みんなでうどんをたべにいけました」
では、次はPHPカンファレンス福岡2024で!
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