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20230711_Windows Copilotのプレビュー版を少し触ってみる(ChatGPT部, 大城)

こんばんは、ChatGPT部(チャットGPT部)、部長の大城です。
今日は先日インストールしたプレビュー版のWindows 11で使えるWindows Copilotを少し触ってみようと思います。

なお結論としては、「いくつかのデモはできるものの、まだまだ快適な使い心地ではない」という部分だけ先に所感をお伝えしておきます。正式版のリリースと今後の発展に期待ですね。


インストールまでの手順など

前回こちらにまとめましたが、「結構大変」なのであまりおすすめはしません。後、プレビュー版は開発者用の先行リリース版なので、業務用PCには入れない方が良いと思います。(おそらく、バグなどもあるので。どうしても先に機能検証をしたい、という人だけ使うと良いかと思います)

Windows Copilotのある画面

こういう感じになります。
( 下にある青でPREと書かれているボタンを押すと、右のサイドメニューにcopilotが出ます。なお、bingの特定バージョン以上を入れないと動作しません。)

Windows 11のBuild番号

デモが動くか試してみる(うまくいったもの)

では、いくつかのデモを試してみましょう。動いたものと動かなかったものをまとめます。

ダークモードへの切り替え依頼 -> OK

こちら、Windows Copilotに「ダークモードに切り替えて」と依頼して設定を変更してもらうやつですね。ダークモードのON / OFFはいずれも動きました。( 設定を変えてくれるのは地味ですがまぁ便利 )

この通り、ダークモードに切り替わりました。
ダークモードOFFにする場合は以下のような感じでやりとり。

ここでライトモードに切り替えます、で「はい」をクリックすると元にもどります。

bingで開いている画面の要約 -> OK

こちら、bingで開いているタブ限定のようですが、記事の内容の要約も実行できました。

画像生成 -> OK

画像生成もwindows Copilotからいけます。(Bing Image Creatorを利用)

パワーポイント資料の要約 -> OK

こちらはデスクトップに配置した勉強会のパワーポイント資料のファイル名をWindows Copilotに指定すると、要約してくれました。(明示的に要約してくれ、と伝えるのもOK)

スクリーンショットの撮影 -> OK

実際はスクリーンショット撮影機能の呼び出しで、そのあと一つ操作が必要なのですが、これも対応していました。
( Shift + windowsキー + S と同じ動作 )


デモが動くか試してみる(ダメだったもの)

メールの新規作成や読み込み

これらはWindows Copilot自身はできる、と言っていましたが、まだできないようでした。

デモの実行

どういうことができるのか、を聞いて、その後デモをお願いしたのですがデモの実行機能はありませんでした。

できることについてはこちら。

デモについては頑なに実行してもらえませんでした・・(笑

ファイルの探索

スクリーンショットを取ったフォルダを開いてもらおうと思いましたが、そちらはNGでした。一方で、スクリーンショットが通常どこのフォルダにあるか、と言ったことは回答してくれました。

余談:windows copilotの初期プロンプト

一応、こちらも貼っておきますね。bingのものと同じような感じな雰囲気です。

初期プロンプトレベルでも本家本元のブラウザ版OpenAI ChatGPT-4に比べると、だいぶ制限がかかってる印象はありますね。

所感:まだまだこれから、なものの多分作り込めば便利になる

正直、ブラウザ版のChatGPT-4のレスポンスや、プラグイン、また最近ベータ版が公開されたCode Interpreterに比べると全然賢くないな、という感じです。多分、OpenAI社のChatGPT-3.5の方がまだストレス少ない気も。

一方で、「設定を変更して」とか「パワポ資料を要約して」などのタスクや、今後おそらく実装されるであろうメール送信、スケジュール登録などが実装されれば、日常のwindowsを使う業務はかなり捗るのではないかなと思いました。

また、まだ機能公開されていませんが、3月や5月にマイクロソフト社からは個別のオフィス製品へのcopilot導入もアナウンスされており、MS365の文脈だとoutlookにもcopilotが導入されるようなので、この辺りはwindows copilotとはまた別の形で個別タスク特化で便利になるのでは、と期待しています。

現時点では「無理せず正式版リリースを待つ」という状態で良いと思います。個人的なうろ覚えな記憶を辿ると、2000年初頭に確かmacだったかgoogleだったかが「デスクトップ検索」を実現し、ファイル検索分野でかなり感動した記憶があるのと、2018年くらいにPixcel3XLあたりでGoogleのアシスタントに対して色々設定変更レベルでの指示を出せるようになったのは記憶に新しいのですが、Windows Copilotももう少し頑張ればちょっとはインパクトあるかな、という感じでした。(個人的にはまだ30点くらい)

いずれにせよ、ChatGPTの実現でこれらの機能実装やユーザー体験も徐々にですが生まれていますので、今後についても楽しみですね。
また正式版などでましたらこの辺りも触ってレビューしてみたいと思います。

ということで、みなさんもどうぞ良いChatGPT & Windows Copilotライフを・・! (大城)


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