ChatGPT部のnote投稿が100日経過したのでちょっと振り返り(ChatGPT部, 大城)
おはようございます、ChatGPT部の大城です。昨日の夜LLM Meetup Tokyo#3に参加してきたドラフト記事を投稿しましたが、100日連続投稿だったみたいなので少し振り返りをしたいと思います。
(一旦、私の記事ベースにて。多分、ChatGPTに関する私の興味の変遷が見れるのではと)
あとこれは若干弱音になってしまいますが、ちょっと週7更新は流石にネタ切れになりつつありますので、これを機に週5くらいに変更してinput&実験の時間を増やそうと思っています・・(笑)
始まり:2023/3/29、ChatGPT部始動・・!
こちらですね。もう体感としては半年〜1年くらい経った気分ですがまだ3ヶ月ちょっとなんですねー。
その前後の記事をいくつか見てみます。(スクリーンショットで失礼します)
まだChatGPTのプラグインが出る前ですので、単体での使い方を模索している時期ですね。多分、GPT-4は使ってたと思います。(あの頃のGPT-4が一番賢かった気がするんですよねぇ・・)
ちなみにこの辺の仕事は奪ってもらえたか、というとまだまだ、という感じですね。(分析タスクに関してはNoteableプラグインの登場で、劇的に変化しそうだなというこの3ヶ月でのbefore->afterですね)
4月その1:使い方、注意事項、先人達シリーズ
4月をみてみましょうか。使い方、注意事項と並行して、「ChatGPT活用の先人達シリーズ」が開始。いつかOpenAI社のシェイングウさんには会ってみたいんですよねぇ・・。
この頃にChatGPT単体だと計算も間違えるで、という実験とかやってた気がしますね。今はNoteableもwolflamプラグインもあるので、演算はChatGPTが暗算するのではなく、計算機に任せるのが良いと思います。
先人達シリーズの記事は以下。
AIチャットくんの渋谷さんにはその後展示会でお会いできて、ほんと嬉しかった記憶があります。(ちなみに昨日のLLM Meetup Tokyo#3にもいらっしゃってました)
個人DXの平岡さんはまだお会いできていませんが、最近法人化もされたようで、この3ヶ月での変化はほんと凄まじいものがあるなと思います。
4月その2:ロボの実験開始、部員記事開始、岸田総理の動きが出始める
すっかり忘れてましたが、ロボの実験もこの辺でしてましたね。その後4月中旬くらいにはChatGPT-3.5ベースの「AIおしゃべりロボ」を本業の方でリリースしてます。ただ、課金しないと元気がなくなる設定は不採用になりました(ロボが可哀想なので・・)
先人達シリーズの第2弾も出てますね。昨日のLLM Meetup Tokyo#3でnoteの深津さんにもお会いできたので、ほんと感無量です。
あと、この辺りから国関連のNEWSが増えてきたような感じがします。サムアルトマンCEOも来日したりとか、その辺の動きも。
4月その3:デイリーニュース開始(国内版)
4/12からデイリーニュースまとめが配信されました。今は結構ニュースまとめ増えましたが、当時は結構ありがたかったなという印象ですね。
(しかもうちのNEWSは全部無料なので。半分自動、投稿は手動なので、田中丸さんと大釜さんに感謝)
あと、4/11には沖縄のリビルドの鈴木さんにお声がけしてChatGPTの勉強会開催を仕掛けたりしました。4月前後はChatGPTはまだほんの一部の人しか触ってなかったツールなので、とにかく周りの人に「ChatGPTに備えろ・・!!」と触れ回ってた気がしますw
( ようやく最近はやたらサービスやセミナーが増えてきましたよね。でも多分日常的に使ってる人1割以下な感覚・・インターネットやスマホのように当たり前になるのはまだ先ですね )
あと、ChatGPT-5の年内登場の噂はガセネタでしたw いろんな情報が飛び交っててカオスだった記憶があります。
4月その4:DSとの組み合わせ、画像生成との組み合わせ
ChatGPT-4はデータ分析コンペのkaggleも学習データに使っているよ、という点や、NovelAIを使ってテキストをイラスト化してみる、とかその辺の話をしたのがこの辺り。ChatGPT単体ではなくて、他のものとの組み合わせを模索し始めた頃ですね。その後、5月に入りプラグインの登場によりだいぶ連携がしやすくなったイメージはありますがまだ4月段階では手動 or システム化で対応が必要な状態でした。
4月その5:タテゴトアザラシをChatGPTは知っているか?
マニアックネタで、たまにしか登場しないfunnaさんのタテゴトアザラシネタ。ネタ記事ですが、個人的にはChatGPTがどこまで日本語に詳しいのか、というベンチマークの一つだと思っています。(同じく、ハチクマも判別できない。将来この辺のマニアックな日本語にどこまで対応できるかですね)
ハルシネーション、という言葉がまだ一般的に伝わる前ですが、しれっと嘘をついたり英語の方が得意だったり、というのは実験からも見えてきた記事ですね(私が書いたものではないですが)
4月その6:DS協会でのMS蒲生さんのご発表、あとアニメとかSFの情報を集め始める
この時期でかなりインパクトがあったのが、私も所属しているデータサイエンティスト協会(DS協会)のセミナーで、マイクロソフトの蒲生さんがご発表された動画&資料ですね。これはかなり勉強になりました。
( 後日、蒲生さんやDS協会の安宅さんもリツイートしてくださってました )
この資料もChatGPT活用関係者は必見ですね。(特にマイクロソフトさんが、ChatGPT関連のプロダクトをどう実装しているか、という部分)
また4月も後半に入り、「この先の可能性を探すなら多分SF読むのが一番」ということで、手っ取り早くアニメ何かないかなと探し回ってた時期ですね。そのあと、時間作って最近公開の映画版以外の「サイコパス」も全話視聴したのですが、まだまだこの辺はinputの時間が足りないなと思っています。
可能性の探索としてのSF、あとどういう世界にしたいのかの哲学・ユートピア・ディストピア、その過程にある技術・教育、全体の流れを左右する政治や法規制、といった感じが個人的には興味があるテーマなので、その辺はChatGPT部でも定期的にディスカッションをしていた記憶があります。
( ChatGPT部はこのnoteとは別で、毎週土曜日の10-11時にオンラインで勉強会をしています。今週土曜で14回目ですね。見学も大歓迎! )
4月その7:言語処理学会のアーカイブが1ヶ月経って公開決定
こちら、私はオンラインで拝聴させていただいていましたが、2023/3/14に沖縄で行われた言語処理学会の緊急パネルの動画ですね。これをみて、「我々ユーザーだけでなく、専門家もChatGPTの登場はやばいと思っている」というのを知れたのが私がChatGPT部を部活として本格的に立ち上げた理由の一つでもあります。僕ら一般人の感想じゃないですからね・・必見です。
ちなみにここで登壇されているoverlastさんことLINEの佐藤さんも昨日のLLM Meetup Tokyo#3に参加していただいていました。
( 私はもともとヤフー、LINE Fukuokaなので、overlastさんとのご面識自体はあったのですが、まさか別の専門分野の方と同じ勉強会でお会いするとはほんと不思議なものですね )
4月ラスト:ヤフーのDS.INSIGHTのデータで「ChatGPT」の検索動向をモニタリング開始
DS.INSIGHTは本業のNOB DATAの方で代理店契約をしているヤフーの検索ツールですが、「いつになったらChatGPTがバズるのか」を毎週定点で観測しています。3ヶ月経った現在ですが、「正直まだまだ初期の波を超えていない」というのが意外なところです。この3ヶ月を振り返って思うのは、「全体の1〜2割くらいの、どちらかというと指示を出す人・システムを作る人じゃないと生のChatGPTは使いこなせないのでは?」という仮説ですね(多分、あってる気がする・・)
今後の流れとしては「ChatGPTが裏側に使われているけど、それを意識しないで使える簡単な特化型ツール」が出てきて、知らず知らずのうちに利用している、というシナリオが一つあるのかなーと思っています。
( でも、もう少しChatGPTの検索数も増えてもいいもんなんですけどね。不思議。)
この辺りは今後も定点観測していこうと思います。
5月と6月のまとめ:TBD
ちょっと仕事に戻らないといけないので、一旦は4月まとめまで。
所感:濃密な100日でした。多分、1年分くらいの体感
いやー、3ヶ月の振り返りなのに全然終わらないですね。
というかほんとに3ヶ月前のNEWSなのか、というくらいその後の変化が激しすぎて、結構お腹いっぱいな感じもあります。
ビジネス界を見るとパナソニックさんを中心に、各社ChatGPT活用に乗り出しつつありますし、政治レベルではG7の議題にしたり、サムアルトマンCEOと岸田総理があったり、あと先日もサムアルトマンCEOは慶應義塾大学で学生向けに質疑応答をしたりと、かなり動きがあるなと思っています。
また細かくはまとめていませんが、コミュニティも各地にでき始め、その代表格の一つが昨日初参加させていただいた、LLM Meetup Tokyoコミュニティかなと思います。(こちらはChatGPTだけのコミュニティではないんですけどね)
一方で、教育界でのセミナーをいくつかやったり、地方でのセミナーをやると「ChatGPTって何」「ChatGPT-3.5は触ったけど4やプラグインは知らない」「そもそもどうやって使えば良いの?」という状況ですので、情報的な時差はだいぶあるかなという感触です。まぁ、昨年11月末に登場してまだ半年ですからね。インターネットやスマホの普及が10年スパンでかかったことを考えると、早くても2〜3年かけて浸透していく感じになるのではないでしょうか。
ということで、一旦の振り返りですが、今後はもう少し「遠い未来」「実務適用」の部分を個人的には時間を増やしていきたいなと思っていますので、記事の更新頻度も週7->週5目処に減らして、ちょっとinputや実験の時間を増やそうと思います。(もちろん、デイリーニュースや部員記事は随時更新です)
ということで、一旦今日はここまでですね。
皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)
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