厚労省がPCR検査を積極的に増やさない理由として「ハンセン病時の隔離による人権侵害」を主張している事の「矛盾」

厚労省が
PCR検査を積極的に増やさない理由として
ハンセン病時の隔離による人権侵害 を
主張している事の「矛盾」は、

ハンセン病と子宮頸がんワクチン被害

ハンセン病と慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)

に対する、政府やそれに伴う医学界の

長年の対応と「比較」をすれば、

その論理は上辺だと分かります。

明白に判るのではありませんか?

ハンセン病は感染病を理由に隔離政策が取られました。
(ちなみに隔離は必要ない旨を訴える医師もいましたがそれは退けられ、権威ある医師と政府関係者の意見が通り、
その責任者達が逝去後に何故かやっと患者の名誉回復が国から行われました。)

慢性疲労症候群は、30年程前に厚労省の検討の結果、何故か「気のせい」「心の病」とされ、
海外では「神経系の難病」と既に認識されていたにもかかわらず、
厚労省(医系技官や関係医師を勿論含む)の見解が
医学界へ踏襲され、
2016年頃に一部医師の尽力で大方の原因が解明されるまで、この患者は医師からさえ「気のせい」「怠け」また「心の病」として精神科での対応がなされ、
結果、正しい治療も研究もされず、重症患者は寝たきりや車椅子なのに長年放置され、
現在も難病指定や治療薬開発がされていません。

子宮頸がんワクチンは、
政権がこの政策を立案した元芸能界で著名だった議員を、政権政党の「目玉」として、先には早々に役職に就かせて、党の人気を押し上げよう、という算段の下に、
新人議員としては異例に政策が早々に可決され、
また同様の異例でその政策の実施がなされたという
経緯がありました。
その、
政権が先を急いだ事により、十分な検証のないまま、
ワクチン接種が開始されたのです。
当時、海外からこのワクチン薬接種による薬害被害が云われていたにもかかわらず、
政権の思惑により実施が急がれ、その被害への検証は実質「無視」された訳です。
その結果、生じたのが
子宮頸がんワクチン被害です。
患者は、発症から現在まで、上記の慢性疲労症候群と同じ様な経緯を辿っており、
何故か一部の政権に近しい類いの医師からは、SNSで誹謗中傷すら行われています。
また、
国の政策(そしてミス)による件であるにもかかわらず、未だ全く謝罪や支援のなされぬまま、
ワクチン薬剤の「変更」だけをしれっと行う事で
見て見ぬふりの無責任で突破しようとしています。
それはまさに「自己責任」を言い出した政党なのですが。

ハンセン病問題で
かつて「批判」を受ける事となった国(というかその政権政党=自民党と、それと懇意な役人方)は、
その同様となる事を「回避」すべく、

慢性疲労症候群も子宮頸がんワクチン被害も
国は長年「放置」をして来た訳です。

その長年の「放置」は、「人権侵害」に当たるのだと私は思います。

間違いなく「治療の放置」により、
患者の人生、又その理不尽を訴える為の財力を得る機会も、
「侵害」されて来ました。

まさに「人権侵害」行為と思います。

今回、それと同様の「放置」が、
新型コロナウイルスのPCR検査の「増えない(=積極的に増やさない)」背景として、

なされている訳です。

それは、「人権侵害の回避」などではなく、
真逆の「人権侵害」にも当たるように思います。

厚労省が、主張の「人権侵害の回避のため」という理由で「PCR検査を積極的に増やさない」件は、

政府関係者の保身ばかりが見てとられ、

国民の「人権侵害回避」が理由とは、
とても思えぬ「矛盾」に思います。

「“2週間 ”の隔離」で不利益を得る人と、
「PCR検査をすぐに受けられなかった」事で
その後 “ 長期 ”に不利益を得る人と、

どちらが、訴訟を多く起こす確率が予測されますか?

厚労省の主張に、私は「矛盾」を感じます。


皆さんは、どう思われますか?

これらの全てを行ったのは、
今と同じ 政党の政権でした。

この政党は、
かつて不況のさなかに
「自己責任」を声高らかに拡げた人達なんです。


2020.7.23筆