【番外編】日本の与党議員に対しても言ってほしい言葉

私の育った地域には、陸空自衛隊があり、
子供会でそこへ宿泊合宿をする事も恒例で、
1日も早い自立を願っていた私にとってそれは、
ネットのない当時に、仕事内容を具体的に知る事の出来た数少ない職業でもありました。

小学生の頃、空を見上げると自衛隊機が飛んでおり、身近な風景でしたし、ちょうど自衛隊で初の女性パイロットが誕生したこと(※既に殉職されています)、又その女性がとても素敵だった事が、
当時の気の狂ったようにしか私からは見えなかった日本の学歴偏重社会への反発とも重なり、
私は、
中2の進路指導で、中卒で自衛隊を志望の旨を伝える事となったのです。
が、下手に成績が悪くはなかったせいで、一人でも良い高校へ進学させたい野望の輩からの猛説得が、その日から始まりました。
それまでは「どうせこの子は放っておいてもそれなりの進路を選ぶだろう」的に、私には進路指導すら手抜きで接して来ていた教師や大人達の、なんとも調子のいい豹変ぶりに胸くそ悪さを感じながらも、
当時ネットのない時代の片田舎では、
そうした大人を論理的に説得できうる情報も、加勢となる他人の経験談話も到底得られず、
彼らの「あなたはまだどんな仕事があるかも知らないのだから、進学してからの時間で色々仕事の種類を調べて考えたほうが良い」という言い訳に、
一理あると思ってしまい、考え直してしまいました。

私は、今思えば、精神的には他者の意見をまっとうに聴ける、ある意味その時の周囲の大人達よりも大人でしたが、環境的に、人生経験的にはどうにも子供でした(自己中を育くまれた子供なら、また違いもしたのでしょうけれども。)。
当時、その周囲の大人達の一人たりも、
私が、なぜ中卒で自衛隊へ行きたいのかを訊く者はいなかったし、
自分がなぜ高校や大学へ行ったのか、行って何を学んだのか、何を目指して、現実に完遂できたのか等を、私に話す者、教える者は、皆無だったのですから。
今考えれば、完全にアンフェアだった事が分かります。それに対して当時の私は無垢で人が良すぎでした。

頭ごなしな輩というのは、常に、肩書等は関係なく年齢と比べて人生経験が浅く、大して多くを考えずに机上の受け売りのみの知識で生きてきた感覚の者が圧倒的多数に思いますが、
私の件は、その煽りを直撃した形でもありました。
自分がもしネットネイティブの時代に生まれていたら、と悔しく思う事は、正直多々あります。

そして、
人種差別をする輩なぞは、
特に、そうした「頭ごなし」で差別をしている場合が圧倒的です。

科学的に調べても、
差別者本人に、差別している人種のDNAがそなわっている事は、ほぼ確実な事にも関わらず、
それも認めず確める事もせずに逃げて、なお差別を続ける。
その姿は只、自分の真実に対峙すらできずに怯えて無駄吠えする負け犬のようにしかもはや見えません。

(※最近、BPOにひっかかる程の偏見的歪曲報道や人種差別発言を長年繰り返しているDHCが、自社DNA検査キットを早速に販売して「自社は純日本人しかCMでも採用していない」との豪語をしているようですが、
海外渡航も事情も豊富な科学系の某著名な学者さんが「現在日本国内で販売されているDNA検査キットは、海外品と比べて論理的根拠も非常に曖昧で子供騙し並みなので、殆ど意味がないため利用しないほうが良い」旨を仰っていました。
お気を付けて下さい。)

人種差別に限らず、未だ差別をして更に暴力的言動にも至る者たちは、
かつての、そして現在の「赤軍」と、
今後は特に、同じ道を辿る事になるだろうと私は思います。
正義を騙った悪行を、まともな人は誰も許可はしません。

くしくも、動画の発言が空軍の指導者方から発せられた事で、
私は色々な想いが過る事となった。

米空軍が今後永劫この姿勢を細部まで貫いて行ってくれることを、私は願ってやみません。