上級国民がいるように、上級障害者も上級難病もある。健常者やメディアや政治家や野心的な医者にとって自己満足を得やすいのは、この上級患者との関わりだ。率直に「映え」がよいからだ。 その偏りの結果、下級患者達は万年放置状態なのである。それがこの国の福祉に対する現状だ。
アベシンゾー氏は、自身と同じ難病の患者には、Facebook上で丁寧な返信を書いていたそうである。国営的放送で流れていた。なんと感動的な話であろうか。しかしひと昔前に、アベ氏アカウントのTwitterの書き込みが、不意に、現群馬知事による「お仕事」だとばれて周知されている昨今、それがFacebookに代わったとはいえ、中身の実状は同様なものだろう。20代半ばになってもそのカラクリを耳にする機会なく信じていられる事は、きっと親切な環境に過ごせているゆえであろうと推察する。勿論それは、当人には大変幸せなことだ。知らぬが仏とも昔から云う。其処で一番ニヤリとしたのは、いったい誰であったろう。
自身と同じ難病患者に対しては、そこまでしているのに、なぜ、子宮頸がんワクチン薬害の若い女性患者方には、彼はそれをしなかったのだろうか?非常に悩ましいことである。 アベ氏は女性大好きなのに。でもまぁ若い女性ではなく割と年配寄りだっただろうか? それは、このワクチン薬害患者方の存在そのものが、アベ氏やジミン党にとっては、「美しい自分の像」を脅かす、不都合な存在であったからに過ぎない。 なんという短絡的な理由だろうか。彼があまりイケてない風な女性を好んだのは、自身の取り巻きと引き立て役と世話役を兼ねられたからかも知れない。そしてそのように、何らかの権力者にとって存在にフタをされたりないもののようにスルーされる類の患者たちは、「上級国民」に類似の呼称に代えれば、下級難病、下級障害者とも云えよう。
この2年間ほどは、コロナワクチン後遺症も、この類いに入ってはいたが、徐々に脱する日もそれほど遠くはないかも知れない。とはいえ注目度の高さゆえ、元々そこまで下級でもない感もありはするが。私はこの30年間、下級難病で下級身障者でしたから、
(続く)