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■大阪駅とその周辺を歩く(その2:うめきたエリアを歩く)

うめきたエリアは、大阪市内でも一番新しいスポットの一つと言っても良いスポットです。再開発によって出現した新しい場所。その昔はというと・・。地図・空中写真閲覧サービスで、1974年の写真を探してみると・・。

大阪駅に北側一面に広がる、梅田貨物駅。南西側にも広がっていました。

いまのうめきたエリアには、とても広い貨物駅がありました。昭和初期の配線図を掲載されている方がいました。ちょっとその模様をみてみましょう。

梅田貨物駅の配線図。いろんな貨物を扱っていることがわかります。
舟運も利用されていたのですね。

こんなうめきたエリアが再開発で生まれ変わりました。今の様子を歩いてみました。

■うめきたを歩く

大阪駅のビルは、うめきたエリアの再開発が始まった際に、貨物駅の跡地部分に敷地を広げる形で作られました。そして、うめきた側には広場が作られました。

駅ビルのうめきた側の広場では、スケートリンクが開設中でした。

このスケートリンクがあるエリアは、うめきたエリアの東側に位置する、「うめきた1期」と呼ばれる地区です。1期地区は、駅ビルといくつかの再開発ビルが建つエリアになっています。

こんなパブリックアートがあったりします。
昔の貨物駅から随分印象が変わりました。
うめきた1期地区。ある意味横浜の「みなとみらい」にも似た雰囲気ですかね。

そして、ここから交差点を渡り、西に行くと・・

うめきた2期地区に着きます。

うめきた2期地区は、「グラングリーン大阪」と名付けられ、公園が中心の街づくりが進められたエリアになります。

こんな感じに、都心に公園が広がる開放的な空間。
花に包まれたロゴマーク。
真ん中に水辺空間がある広場。子供たちが遊んだり、
のんびり座ってお茶を飲んだり、という空間です。
すぐ隣は大阪駅。丸い屋根の下に、新しくできた、うめきたの地下駅があります。
たまに水が吹き上がる広場。子供たちが楽しそうに遊んでいます。
今は真冬なので、あまり濡れることはお薦めしませんが(笑)。
特徴的な丸屋根は、屋内の広場空間のようになっています。
その後ろに、うめきた地下駅の駅舎があります。
駅舎は未供用部分もまだあります。
見慣れない「大阪駅」と書かれた空間(笑)。
地下駅の入口。ープンしていない施設も多いので、
今はまだまだ閑散としている場所です。
地下駅の改札付近の様子。
もうすぐしたら、人でごった返すエリアになるのかな??
大阪・関西万博に向けて、顔認証自動改札の運用が始まっています。
東京の高輪ゲートウェイ駅と同じく、新しい取り組みを実験する駅でもあります。
グラングリーン大阪の西側には、梅田スカイビルが建ちます。
「空中庭園」は海外の方が多数訪れる、外国人観光客の定番スポットです。

そして、このエリアの歩道橋が、なかなか面白いです。

螺旋スロープがある昇降口。
大阪駅ビルとうめきた地区を結ぶ歩道橋。
駅舎ビルの地上部分は未供用でした。
近未来的なビルや、公園が一望できるデッキです。
歩道橋からの眺めも、また良いと思います。
グラングリーン大阪、さらに北側に続くのですが、歩道橋は未完成です。
まだ橋面工の工事中ですね。意外と貴重な一枚。
北側の広場の工事と共に作業が進んでいます。
うめきた2期側から、1期地区のビル群を見たところ。
広場・公園と高層ビルの組み合わせが、「みなとみらい」っぽいのでしょうね。
この一直線に続いてそうな道は・・
実は、かつての貨物線の廃線跡です。

うめきた2期地区の工事が進展する一つのターニングポイントは、ここの地上部分を走っていた貨物線(新大阪駅から西九条駅までを走る連絡線で、関空特急「はるか」や、紀伊半島に行く「くろしお」などが走る路線)の地下化です。2023年に完成した地下化工事を受けて、廃線跡の撤去・整備が進められています。

北側の広場は、完成するのはまだもう少し先のようです。。
正直狭苦しい感じがあった梅田駅周辺ですが、
こんな広々としたエリアが出現しているのですね。

今回はここまで・・ですが・・。とっても気になるエリアがあり、続けてこっちを訪れます(笑)。

地下化された線路跡は、結構激アツスポットなのです(笑)。

線路跡に沿って引き続き歩きましたので、次回をお楽しみに!

■終わりに

大阪駅の北側の広大な貨物駅の跡地に出現した、うめきた再開発エリア。国鉄からJR西日本に変わった頃からの長期にわたる再開発プロジェクトが、いよいよ大詰めを迎えています。大阪・関西万博に合わせて、ビル等がオープンしたり、北側の公園エリアがさらに拡張されたりと、まだまだ進化が続くこのエリア。大阪に立ち寄った際には、引き続き注目していきたいと思います。

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