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人を喰った話

名作キノの旅の話ではありません。
私の話です。

鬱病とはおかしなもので、何がおかしいのかわからないけど何かがおかしいんですね。
おかしな体験はカウンセラーに聞いてもらうとして、未だカウンセラーにも話せないでいる話を聞いてください。

皆さんお肉はお好きでしょうか?
私のカウンセラーさんはすき焼きが好きと言っていました。しかし知人にはヴィーガンの方々もいます。
人それぞれといったところでしょうか?
ちなみに私は肉はレバニラが好きです。


さてここからは暗い話や流血表現が苦手な方はバック推奨、鬱あるあるを共有してくださる方はどうぞご一読頂ければ幸いです。


私も拒食過食、不眠、パニック、希死念慮を経て何度も異世界転生を試みました。おかげで「ここからここまで」の感覚はちゃんとあります。

そんな中での興奮と癒しが自分の血でした。生きてるって感じ〜!!


注: 以下、喰う話です


ある日、自分の出血した姿がたまらなく見たくなりました。
しかし私はリストカットなど論外。
なぜか、クエストを受注するからには報酬が必要なのです。ただ切りつけるのは満足度のコスパが悪すぎです。

そこで私は「肉を切る」事を目的としました。さすがにハラキリショーは無理なので、ハサミ、私の愛用の文具用ハサミを使い、人体の肉を切れるかどうかの自分とのチキンレースが始まりました。


手順

まず、部位は顔、腹、太ももの3箇所としました。

① 顔

頬肉です。ハサミで少しずつチョキチョキとえぐっていきます。
出血が意外にも多く、ハサミが血で滑って空振りならぬ空切りを繰り返してしまいました。

鏡で顔を見ながら切りましたので、非常に興奮したためか、それほど痛みはありませんでした。
(このとき金カムの杉元が団子の串を刺された時のことを思い出しました。)


② 腹

腹も同様にハサミでチョキチョキです。しかし痛い!
想像では皮が厚く皮膚を傷つけてお終いかと思いきや、筋繊維のようなものがありました。逃すかいなと左手で腹の肉を摘み、またもや空切りを繰り返しながらも肉片をゲット!
血を吸ったティッシュがゴミ箱いっぱいに捨てられていました。

痛い時のコツは、保冷剤を直当てして低温で感覚をマヒさせている間に切ることです。
真っ赤に濡れた保冷剤がまた生きている実感を感じさせてくれます。


③ 太もも

生ハムだってクリスマスチキンだって太ももじゃろ?
太ももが一番皮膚が薄く、サクッと切れました。慣れたからかな?絆創膏を貼ってハイ終わり。


いざ、実食!

切り取った肉をまずはティッシュでよく血抜きをします。
肉片3つだけなので、特に調理とかは考えてなくて、そのままいただくことにしました。はたして地産地消ならぬ自産自消は「いただきます」なのでしょうか?



まずは香り……
まぁ生臭い。買ってくる肉や魚の生臭さとは違う、本能が感じる"臭さ"と申しますか


次に食感……
これも本能が"噛みたくない"と告げている。
サシの入った赤身の肉ではないので、どちらかと言えばただの筋繊維。
コリコリとして焼き鳥の砂肝のような食感でした。

最後、……
最も大事な感想、味!

繰り返しになりますが少量なのでなんとも言えませんが、印象としては、
"生臭くて酸っぱい何か"
"とっくに味は無くなったけど飲み込むタイミングが見つからないぐにぐにしたホルモン"
ですね。
よく人肉のタブーとして「酸っぱくて美味しくない」「雑食だから不味い」と言いますが、あながち遠からずと言ったところでしょうか

(ここでは映画「プラットフォーム」の『カタツムリちゃん♪』を思い出しました。)


その後の話

この経験をしてから、大抵の対人ストレスは「でも私人肉食ったことあるしな…」で済む時もあります。

が!!!

なんか脳みその大事な部分がぶっ壊れた気がするので、
よくある、なんかに寄生されてる肉を食べると脳がやられるみたいな風で、人間の体内にも何かが宿っているのかもしれません。

YouTuberになっても野生のカラスと人間の肉なんか食うな。

あと明治の果汁グミやギモーヴが人肉に食感が近いなんて言うやつは実際に食ったこと無さそうだし夢見すぎ。


最後に

今まで私が食べたことのあるお肉たちのレアリティを個人の見解でまとめて見ました。

Human bodyはウルトラレア

この中だったらラクダ肉に一番近かったかなぁ。
(私はラクダ美味しかったと思いますが、苦手な方が多いようです)


ちなみに愛知県犬山市のリトルワールドのアフリカンプラザでは、ラクダ・ダチョウ・ワニの串焼きが食べ比べできます!非常におすすめです。
みなさまリトルワールド是非楽しんでください〜〜✋


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