【DX3rd】"Code::Renutus"雑記04 - NPCまとめ②
ゲームマーケット秋2023
日曜-ネ44「あかねこ製作所本店」にて
DX3rd「Code::Renutus(コード・レナトゥス)」
頒布開始します もう4回目の告知ですね
今年のゲームマーケット、ダブルクロスが一列支配するらしくてひっくり返りました
ゲムマ自体もブース数1000超えるらしいしやばいって 黄金期来てるって
いつも通りの話ですが、このnoteを知らなくても
本の内容+GMさんが補完した内容でシナリオは完成します
皆さんのセッションにこのnoteの中身が反映されててもされてなくても
そういう差異が原因でケンカしないでね!
どっちのパターンでも、それはあなたのGMPL陣のオンリーワンです
なので、作者は「GMが作者の期待を背負う・なぞる」のではなく
貴方達のオンリーワンを楽しんでくれることを願います
というわけで今回は敵対NPCについてです
こちらは概要だとククルしかいないのですが
それ以外のものについてもつらつらと
↓ということでここからはネタバレ
”偽りの”ククル
NPC概要・小ネタ
■エグザイル・ハヌマーン(+ウロボロス)
■「心」の意味を持つククル、「偽りの神・人工ククルカン」のダブル・ミーニングの名前を持つ。覚醒前の名前(本名)は不明。
■愛情を貰えない陰惨な家庭で育ち、覚醒を機に「化け物」として家を追い出された。おそらく父が蒸発した母子家庭。
その後、FHに拾われて「力を使って作戦を成功させると褒めてもらえる」という刷り込みをされ、極端な成果主義となる。
■何よりも「自分の存在を証明したい」「誰かに認めてもらいたい」という願いが強かったククルは、たとえ実験生物となり自分の存在が無くなろうとも、「ククルカン」として自分の存在を示せればそれでいい、と喜んでインフィニティコードを受け入れた。
文字通りの"承認欲求モンスター"である。
■もっとも、進化により彼女の願いが完全に叶ったとは言い難い。
たとえ彼女の"飼い主"がこの結果に満足したとしても、当の本人は永遠に尽きない"孤独への恐怖"という衝動に飲み込まれ、永遠に満足と安らぎを得ることはなくなってしまったからだ。
だからこそ、彼女に引導を渡すことが、彼女に対する唯一の報いとなる。
■義務教育を受けていないが、読み書きは実験の都合上教えられており、小学生レベルの漢字はおおよそ読める。
■実験施設にいる時はゼリー飲料などのみが与えられており、食べ物であれば好き嫌いはしない。
FHエージェントと行動する際に初めてハンバーガーを食べた時は、その味に感動していたとか。
■シグマにもある目の下の黒いペイントは、萌芽のインフィニティコードに関わる実験生物の証。
こばなし
あかねこ製作所本店名物「敵ではあるが憎めない存在」かもしれないエネミー
途中までは憎たらしさたっぷりのガキンチョなんですけどね!?
もしも実験施設ではなくちゃんとセルへと配属されていたら
あるいはFHではなく心あるオーヴァードに拾われていたら
施設の外で愛を向けてくれる存在へと出会えていたら
その人生の狂いはどこかで歯止めが効いていたのかもしれない。
シナリオ開始時にはもう手遅れなので、これはたらればでしかないですが
彼女はジャームの中でも人間を保ててない類の変貌をしてしまったので
回収後は冷凍冬眠もできずに処分されると思われます
来世では一緒に戦えるといいね…
ちなみにエネミーデータというかシンドローム、一度やってみたかった感じの構成です
ステゴロには無限のロマンが詰まっている
ミコトをサポートする構成は「役割」といえばそれまでなんですが
一応彼にも仲間意識は持ってたのかもしれませんね しょっちゅう喧嘩してましたが
”光暈(ハレーション)” 御建弥士
NPC概要・小ネタ
■ブラックドッグ・エンジェルハイロゥ + D:復讐者
■ミコトの本名「御建弥士/おだてみこと」は「建御雷神/たけみかづちのかみ」から来ている。
■覚醒がUGN黎明期かそれ以前であり、オーヴァードという存在が秘密裏にされる少し前の頃だった。
当時はガーディアン側の勢力にいたが、一緒に戦っていた恋人(オーヴァード)が倒れたとき、守ったはずの一般人に「化け物だから」という理由で見殺しにされた。
それ以来、能力も理解もない一般人を憎み、それを守ろうとするUGNを嫌悪している。
■上記の経緯があり、UGNに勧誘すると「二度と戻らねえ」と苦々しさを露わにする。
ただ生来は人間に対して好意的なほうであり、残忍にはなりきれない性格。そこを突かれると否定できずに言葉に詰まる。
■タバコはライトなスモーカー。手持ち無沙汰な時に吸っている。
立ち絵はタバコを持っているが、実はククルの前では子供に気を遣って吸っていないとか。
■ちなみに衝動は「嫌悪」。大事な人を殺した世界のすべてが嫌いになるそうな。
こばなし
背景情報が一生出てこないタイプのエネミーおじさん34歳
彼の過去の話はそのうちSSとか書けたらいいなあと思いつつ…
もし別のシナリオに出てもこの背景一生出てこないでしょ 知ってる
まあ今作では復讐者としての態度はあんまとらないので
ゆるゆるおじさんしたり、FHらしい冷徹さ見せたりでいいかと
当人たちからすれば、目的の前には互いの事情など不要ですからね
(そういう話でプレイヤーやゲームマスターは喜びますが!!)
夢を応援するなど、ククルには不器用なりに仲間意識を向けてたようです
なにせ普段雑な扱いしてたし、ビジネスパートナーとして接してたので
彼なりの好意はククルに届くことはありませんでした
だから最後に「夢を叶えた」ククルを見捨ててしまい、
自分が散々憎んだ一般人と「同じことをしてしまった」ことを相当悔やんでいるのです
最後は少し情けなくなるタイプの男 まだまだ青い34歳です
シグマ
NPC概要・小ネタ
■ウロボロス・オルクス + D:複製体
■「シグマ」はギリシア文字第18番目なので、彼の前には17人の"失敗作"である複製体がいる。彼の後ろにもいるかもしれない。
大樹の素体へと選ばれなかった彼らは、廃棄されたかもしれないし、どこかで使い捨てのエージェントとして活動をさせられているかもしれない。
■ミツバの生体データから作り出した複製体なので、顔立ちから声質、レネゲイドの性質まで瓜二つ。
にも関わらず、ミツバを知る者にはそれなりに見分けがつく。
声帯は同じでも声のトーンがミツバと比べて低く、顔つきも数年の実験期間を経て少し差異が出てきている。
■ククルと同じく、実験体の証を目の下にペイントされている。
こばなし
無味乾燥な複製体くんだし、意識して最後まで「目立たない」NPCなので
びっくりするほど話すことがない…
一応、彼が大樹の礎に選ばれたのは
「抑制のインフィニティコードへの適合率が最も高かったから」とされています
複製体の大半の個体は、感情も自律的な思考も持たないので
「願いを叶える力」など振るえるはずもなく、スカスカのレネゲイドしか扱えませんでした
シグマは多少他の個体よりも自律的な思考が強く、
目的意識を持ったり好奇心が僅かながらあったりしたので
(この点が3話エンディングの問いかけに繋がります)
「役割を果たしたい」という願いにインフィニティコードが反応したのでしょう
とはいえ抑制のインフィニティコード自体が元来「仲間の自我を守るため」という目的で生まれたもので
シグマの目的とはミスマッチを起こしており
だからこそ、ミツバのような十分な成果には至らなかったというわけですね
ここまで書いといて、公式の後発情報とずれたたらすいませんの顔をしています
私は感覚でインフィニティコードをやっている…