Windows 10、さようなら！Microsoft 365値上げで揺れるユーザー心
Windows 10、さようなら！Microsoft 365値上げで揺れるユーザー心 - つみかさね
https://3yokohama.hatenablog.jp/entry/2025/01/18/154047
Windows 10のサポート終了が近づき、それに合わせて個人向け「Microsoft 365」の価格が値上げされるという発表がありました。これはCopilotというAI機能を統合するためで、30～40％の値上げとなるようです。当然ながら、Windows 10にインストールされているMicrosoft 365もサポート終了の対象となります。
これまでWordやExcelなどを手軽に使ってきたユーザーにとって、CopilotのAI機能は使いこなせば便利になるかもしれないという期待がある一方、価格の上昇は大きな負担となります。GoogleのGeminiは、WordやExcelに相当するソフトウェアと連携し、無料でもAI機能を利用できるため、Microsoft 365の値上げは特に個人ユーザーには厳しいものとなるでしょう。年間2万円以上になるという情報もあり、サブスクリプションモデルは一見便利に見えても、長期間で見ると割高に感じるのは確かです。そのため、少々高くても一度の支払いで済む買い切り型のソフトウェアを好む人もいるでしょう。
特に年金暮らしの方にとっては、「LibreOffice」のような無料のオフィスソフトを検討する良い機会かもしれません。LibreOfficeはMicrosoft 365と同等の機能を無料で利用でき、基本的な文章作成や表計算、写真や画像の配置といった作業であれば、互換性もほぼ問題なく利用できます。
Microsoftは、Windows 11の普及やMicrosoft 365へのCopilot統合において、ユーザーの視点が欠けているのではないか、という懸念があります。理想を語るばかりで、ユーザーの実態に即した製品開発がなされているのか疑問を感じる部分もあります。また、「Microsoft 365 Copilot」は、名称が頻繁に変更されており、ユーザーが混乱する要因になっています。
このような状況から、Windows 10のサポート終了を機に、MacやLinux、ChromeBookへの乗り換えを検討するユーザーも出てくるかもしれません。これまでなんとなくWindowsを使ってきた人も、これを機に改めてOSを選ぶ理由を考える必要があるでしょう。生成AIの進化により、Linuxでも初心者でも使いやすくなる可能性はありますし、AIが使い方を丁寧に教えてくれるでしょう。Macは本体価格やソフトウェアが高いものの、付属のソフトウェアで多くの作業が完結するというメリットがあります。Linuxは20年以上使っている経験から、メリット・デメリットは理解しているものの、ネットワーク接続時のセキュリティ面など、個人利用以外では注意が必要な点もあります。
Windows 10サポート終了で迫るリスク "AI対応PC"への転換点となるか
https://toyokeizai.net/articles/-/852152
個人向け「Microsoft 365」にCopilot統合で30～40％値上げ
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2501/17/news100.html
「Microsoft 365」Personal/Familyプランに「Copilot」が統合、値上げも同時実施
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1655144.html
「LibreOffice」無料のオフィスソフト
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/libreoffice/
AIは不要、価格据え置きで「Microsoft 365 Personal/Family」を使い続ける方法
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1657395.html
