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ほぼスキー未経験のアラサーがいきなりリフトに乗せられ正月から雪山を転げ落ちた話①

「でてきた でてきた 山親爺♪」
「せんしゅうあーんの 山親爺♪」

北海道民以外にはさっぱり分からないですね。

厳選された新鮮なバター、牛乳、卵を使用したやさしい甘さのおせんべいです。

千秋庵の説明文より


個人的な感想を簡単に述べると、クッキーっぽい味わいが広がる美味しいお菓子です。赤ちゃんせんべいに夢中に齧り付く幼子のようにむしゃぶりつきます。好きです。雑すぎるわね。

さて、このお菓子の表面にはスキーにのったクマが施されているのですが、このクマこそが「山親爺(やまおやじ)」です。
山や野を我がモノ顔で歩くヒグマに対しての愛称だったのだとか。

さて、そんな前置きはここまでにして。

私ももう北海道民2年生。
北海道民の嫁となってからはそろそろ5年。
道民の嗜みをそろそろマスターする必要がでてきました。

そう、スキー。
あの2枚の板に乗って颯爽と雪山を駆け抜けるスタイリッシュなスポーツ。
元・整形外科の看護師としては、膝の靱帯と足首の靱帯の命が気になるスポーツ。

余談だけど、北海道の中でも「スキー」を嗜むエリアと「スケート」を嗜むエリアがあるのだとか。たしかに雪少ないところは少ないものね、北海道でも。

で、厳密に言えばスキーをやったことはあるのだけど、絶望的にセンスがないんですよね。
なにせ両親がスキーブームど真ん中な世代でして。母が40歳になるくらいまで年末年始といえば新潟でスキーだったんですよ。

しかしですね、
「あんた、絶望的に下手くそね…斜面で止まれないだろうから麓で遊んでなさい」
母の容赦ないひと言で、私は麓に置き去りにされてました。とほほ。
両親と兄はリフトやゴンドラに乗って上からガンガン滑ってましたね。

そんなこんなで、スキーには超☆苦手意識がある私。
一方の夫は楽しめる人。
年の瀬のある日、夫からこんな言葉で誘われました。

「なんかさ、富良野のゲレンデの下の方に初心者用の無料エリアがあるっぽいからそこでちょっと遊ぼうよ」

まぁまぁまぁ、横歩きでちょっくら登ってちょっくら滑るくらいはしてましたから。それくらいならきっといけるでしょう。
越後のぼた雪じゃなく富良野のパウダースノーとやらに触れてみようじゃないか。

そんな甘い考えでこの誘いにのりました。
その数日後に雪山の中で後悔するとは知らず

スキー当日。
さだまさしの声を聞きながら富良野へ。

2025年1月2日。
夫の祖母の家に揃うなぜかジャストサイズな道具一式。
あっという間に車に積み込まれ、あっという間にスキー場へ。

この時点で予想外の要素がひとつ。
私としては夫と2人で行く算段だったのだけど…山親爺…ではなく義父がいる。

別に悪い人ではない、むしろめちゃくちゃ面倒見が良くてマメで、それ故に甘えさせていただいてる場面が多く有難いお義父さまだ。
しかし、時折ムチャ振りがくる。

「ちょっと待っててくれよ」と義父が諸々の申し込みを行うと小屋に消えていった。
嫌な予感がする…

3人分のリフト券を手にして戻ってきた。
あれよあれよと私のスキーウェアのチケットケースにしまわれるリフト券。
嫌な予感、的☆中
その直後、リフト乗り場待機列に並んでいた。

戸惑いを隠せない私。
夫の嘘つき!「なんかさ、富良野のゲレンデの下の方に初心者用の無料エリアがあるっぽいからそこでちょっと遊ぼうよ」って言ってたじゃん!!!遊ぶどころかウォーミングアップもしてないし、そっちの方に近づく暇もなかったよ???

リフト券をかざしてゲート通過:CLEAR
リフトを止めずにリフトに乗る:CLEAR

どんどん遠ざかる麓に不安になる私。
楽しそうに私たち夫婦の写真を撮る山親爺もとい義父。

リフトから降りる:CLEAR

ゲレンデに出るまでの傾斜で転倒。
リフトおりて3秒の出来事。
すでに不穏。降り切ることできるのか本当に。

当日、視界にちょっと支障が出るくらいには雪が降っていた。
登りきった場所から麓の様子は見えない。
目の前に広がるは見たことない急傾斜。

次回!!
果たして、にょろは無事に滑って戻れるのか…?!膝と足関節の靱帯の安否はいかに?!
『おいら、このまま冷凍マルチーズになってしまうだよ〜〜〜(泣)』

乞うご期待!!!!

頭ぱっくり系の頭部外傷も結構多いスポーツなので可能であればヘルメット着用を。

↓その②できました↓

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にょろ | がんばらない暮らし
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