バファリンの飲み過ぎで肝臓がぶっ壊れた!
普段から飲みの誘いは断らないことから、ほぼ毎日アルコールを摂取していた。
得意先のお偉いさんにも
得意先のお偉いさんにも気に入られ、仕事も順調だった。
あるとき、午後から頭痛が酷く、熱でもあるのかと思うほど1、2分おきに「ズキっ」する。
夜には大事が接待があるから行かないわけにはいかない。
薬局に行き頭痛薬を頼むと「バファリン」を勧められた。
バファリンはイブプロフェンとアセトアミノフェンが配合された即効性のある薬というのは知っていたが、飲んで30分で痛みは嘘のように消えた。
接待は成功し、その日は丸い白の2錠に救われたのだった。
しかしその後も頻繁に頭痛がするので、その度にバファリンのお世話になっていた。
9ヶ月が過ぎ仕事も落ち着いてきたので、頭痛の原因を確かめるため病院に行った。
するとレントゲンを撮るということで、指示にしたがい撮影することに。
1時間後先生から原因は「親知らず」が変な方向に刺さり神経を圧迫していたのだった。
14日後に親知らずを抜くことになり、問題は解決したかと安堵していた。
無事4本とも抜歯ができ、それ依頼頭痛はピタッと治ったのだった。
せっかくだからこの際身体検査もしておこうと考え、人間ドックを予約した。
当日体重測定から始まり、血液検査で驚いた事が分かったのだ。
肝臓の数値が異常に高いということだった。
毎晩接待や付き合いで酒を飲んでいたので覚悟はしていた結果だが、医者が言うにはそれだけが原因ではないらしい。
原因は痛み止めとして飲んでいた「バファリン」!
バファリンとアルコールを同時に摂取したことでγGTPが上がり300の数値を示していた。
肝臓は一度壊すと治せないらしく、死にたくなければお酒をやめ、痛み止めなどは極力飲まないことだと、キツく念を押されたのだった。
この選択は仕事上難しく、会社にとってはかなりのダメージだと思う。
アルコールを飲んだら、薬を飲んではいけないということは知っていたが、市販薬でここまでのダメージを受けるとは考えてもみなかった。
安易な考えと知識や認識不足で、会社には貢献したが自分の身体が壊れてしまったのは本末転倒。
身体あっての人生で、一番大切なものを失ってしまったのだ。
外見は鍛えられても、内臓を復活させるのはかなり難しい。
まずできることといえば、酒をやめて痛み止めを飲まないこと。
そして病院を出た後、転職を考えた。