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【相談7】大学にいく意味はあるのか〔書き起こし〕

ポンセ「大学進学について。私は東京の大学を受験するつもりです。しかし、最近大学に行く意味がわからなくなってきました。私の将来の夢やしたいことは全て大学に入らなくてもできる事です。将来、大企業に就職したいわけでもありません。それでもやはり大学には進学するべきなのでしょうか?」
ちゃ柴「あ~、大学ね。」
ポ「う~ん。」
ち「ポンセさんは就職に学歴は関係すると思う?」
ポ「関係はするとは思うけど、でも、この人の相談内容だったら、入らなくてもできる事ってはっきり書いてあるから、必要ないと思いますね。」
ち「でも、こうやって大学進学するって言う事は、みんなが行くからなのか。親の意向があるからなのか。どっちやろうな。ポンセさんは大学行って良かったと思う?」
ポ「あ~、良かったと思いますね。」
ち「僕も行って良かったなあと思うんよな。」
ポ「うん。」
ち「あの大学の四年間っていうのは、あれはあれで色々学ぶ事は多かったな。勉強だけじゃなくて。」
ポ「バイトとかね。」
ち「あと、一人暮らしを始めるから、全部自分でやっていく事がね。どれだけお金が必要なのかとか、いろんな手続きを自分でするっていうのが。」
ポ「そうそう。確かに。」
ち「初めて郵便局とか市役所とか行って“これをください”とか。」
ポ「それもそう。帰省するとかいったら公共交通機関の乗り方とか。」
ち「そうそうそう。ああいうのはすごく良かったなあと思うな。学べる期間やったな。」
ポ「そうですね。自分しかいないから料理とかもするしかないし、掃除とかそういうのもね。自分で。やっぱ、親が洗濯とかやってくれていたでしょ。実家にいる時は。」
ち「そうやな。そういうのを学べたんよなあ。すごく。これ、もしも親御さんが大学行きなさいって言うんやったら“じゃあ、行かしてもらいます”ってなあ。行ってもええかなと思うんやけどなあ。将来の夢は大学に入らなくてもできる事でも一回ちょっと大学に入ってみて(もいいと思う)。」
ポ「やりたい事が変わる可能性もありますよね。でも、それはそれでいい。その時の最善になると思うから。」
ち「そうやな。あの~、僕の勝手な偏見で、やっぱり学歴フィルターって、無くなったって言っても、まだ残っとる感じがすごくするんよな。どっかな。まだ大企業とかやったら、応募人数が多かったら、初めに何で割り振るかっていうたら大学やったりな。よっぽどの才能とかがない限り、やっぱりそこで足きりをされてしまうというのは残っとるような気はするんよなあ。」
ポ「給料とか昇進とかっていうのは能力によるものが大きいとは思うけど。たとえば、そういうのが関係ない、能力給じゃない公務員とかだったら大卒と高卒でなんか違いますよね。」
ち「給料も違うよな。」
ポ「だから、なりたいものによると思うんです。たとえばYouTuberとか。」
ち「そういうのやったらあれやけどなあ。」
ポ「必要ないけど。」
ち「YouTuberは昔で言う職人的なもんで、経験値があればあるほど伸びていくもんやけんな。」
ポ「(学歴が)全く役に立たん。関係ない。だからやりたい事によるけん。たとえばスポーツ選手とかだったらフィルター関係ないじゃないですか。」
ち「そうやな。」
ポ「この人がやりたい事っていうのは。ねえ?」
ち「大企業に就職したいわけでもなく、大学も関係ない事をやりたい。でも、大学に進学するべきなのでしょうか。」
ポ「特に問題ないっていうか。そう思うならやめたらいいと思うけど。」
ち「大学卒業っていうのは、何かやりたい事が新しく見つかった時に、その職業につける確率を高くはしてくれるよな。この大学を卒業していますっていうひとつの免許というか。だって、アイドルとかタレントでも東大卒ってだけで一個のブランドが乗っている感じがするけん。」
ポ「確かに。」
ち「だから、もう、とりあえず何かこう将来やりたい事が見つかった時に、それをやれる確率が高くなるという事で、一回大学行って四年間モラトリアム期間を過ごすってのはありやと思うんやけどな。行かしてくれるっていうんやったらな。」
ポ「余裕があるんやったらな。」
ち「余裕があってな。行かしてくれるっていうなら。」
ポ「でも、お金借りて家計めちゃくちゃしんどいけどっていうんだったらまた(違うけれど)。どうかな。」
ち「それやったら、私はこれでやっていきますっていうのを親御さんに言わないけんよな。こっちで稼いでいくっていうのを。でも、こういう悩み方をするっていう事は、なかなか言いづらい職業なんやろうかなあ。やりたい事。もしかしたら、その将来の夢ってのはフワッとしたものなのかもしれんな。」
ポ「だって、大学って学部とかどうやって決定したんかなっていう。全く関係無い所に行くっていうのは、何でそこ受けたんっていう感じがするけど。将来の夢が無かった時に受けたっていう事?」
ち「いやいや、“将来の夢やしたいことは全て大学に入らなくてもできる事”って書いてあるけん。“全て大学に入らなくてもできる事”っていうことは、今すぐにでも取りかかれるってことなんやろうかな。やっぱこう親の意向なんかな。」
ポ「あ~。」
ち「まあでも行かしてくれるんやったら・・・」
ポ「あ、行くことをちゃ柴さんはおすすめするという。」
ち「うん、そうやな。行かしてくれるんやったら、もう。」
ポ「学業を習得するというか、学問を身に付ける事以外のプラスアルファが大きいよという。」
ち「大きいよと。あと、もしもこの夢が叶わなくて別の何かやりたい事が見つかった時に、高卒よりも大卒の方がその職業につける確率は高くなるよっていう。」
ポ「選択肢が広くなるっていう事。」
ち「そう。選択肢が広がるし、なりたいものになれる確率が高くなるとは思う。」
ポ「なんか、正直、高校卒業した時と大学卒業する時って、四年後って多分同じ気持ちじゃないと思う。やりたい事ってね。だから、完全に変わる可能性はあるけど、それはそれでいい事だと思う。よりいいものが見つかったって思えばいいから。」
ち「そうやな。」
ポ「だから、あなたはこういいチャンスがあるわけだから、もっと視野を広げて。」
ち「それに乗っかるのがいいよねって思う。」
ポ「そうですよね。」
ち「四年後にその将来の夢が変わってなかったら、そこにいけばいいと思うし。大卒っていうのがもしかしたら有利に働くかもしれないよね。」
ポ「はい。」
ち「まあ、とりあえずポンセさんも私も“大学行って四年間過ごしちゃえよ”という。」
ポ「事ですかね。」
ち「まあ、でもいい経験になると思うよ。大学の四年間って。」
ポ「それは確かに。でも、実家から通うのかもしれないですけど。一人暮らしをするとは限らないけれども。」
ち「でも、いろいろ自分でやらないといけん事は増えるよな。“さすがにこれを親にしてもらうのは”とか。“親に行ってもらうのは”とかいうのも増えるしな。」
ポ「まあ、レポート作ったりとかね。将来、役に立つしね。」
ち「うん。そうやな。できる事はいっぱいある。」


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