ミライエ秦野に住んだけど半年で引っ越した話
秦野市には「ミライエ秦野」という定住化促進住宅があり、私と主人は2023年夏に川崎市のアパートから「ミライエ秦野」に引っ越した。
しかし、その半年後には「ミライエ秦野」を去ることとなった。
当初は半年しか住まないなんて思っていなかったのだけど、
ミライエ秦野に住んでみてよかったことや、再度引っ越すことになってしまった理由などを振り返ってみることにする。
ミライエ秦野のよかったところ
まずはミライエ秦野のよかったところをご紹介。
1.家賃が安い
そもそもなぜ「ミライエ秦野」に住んでみようと思ったのかというと、
夫婦でトレイルランニングにハマって、山の近くに住みたいと思ったのがきっかけだった。
主人はフルリモートだったのでどこに住んでも良かったが、私が都内勤務のため、会社に通える範囲で山に近いところと考えたのと、その他諸々の考慮を重ね、秦野をチョイスした。
トレランコミュニティやランステ、カフェなどが充実している高尾でも良かったが、トレラン関連のコンテンツが少ない秦野も楽しいかもと思っていた。
そんな中で、「ミライエ秦野」を見つけたのだ。
「ミライエ秦野」の物件情報がこちら。
狭いし駅から遠いけど、家賃が安い。
月45,000〜47,000円で、駐車場が1台5,000円。
実は正直、秦野よりも厚木や海老名の方が住みやすそうで良いなと思っていたが、川崎にいたときの家賃とあまり変わらず、
どうせ通勤時間が長くなるなら、家賃が安くて山に近い方が良いと考えて移住を決めた。
探せば秦野でも同じような条件でもう少し広いアパートもありそうだったけど、ここに引っ越したのは、市がやっているという安心感や特別感?もあったかもしれない。
それまでヤビツ峠とか丹沢の山々に遊びにいくことは多々あったけど、どんな街かは知らないまま、半ばお試しのような気分で引っ越した。
2.カルチャーパークが近い
「ミライエ秦野」はカルチャーパークが目の前にあるので、ランニングの練習には最適な場所だった。
カルチャーパークの魅力的な施設はこちら↓
・1周1.28km 高低差12mのジョギングコース(皇居周りのコースに近い高低差)
・市民なら1回100円で利用できる陸上競技場
・体育館の中には1回400円のジムと無料の1周200mのランニングコース
・夏は屋外にプール
・複数箇所にあるシャワールームとトイレ
ジョギングもポイント練習もできて、雨でもジムで走ったり筋トレができ、
夏はプールでクロストレーニングができる。
こんな場所が徒歩1分にあるなんて!最高!
ちなみに毎週水曜19時30分から、陸上競技場前の管理棟集合で「カルチャーランニングクラブ」というグループランニングがあります。
ご興味ある方はぜひ。
3.1階の部屋は庭が広い
部屋が40平米と狭めなのにそこに決めることができた理由の一つは、お庭が広かったこと。
私たちの荷物で特に嵩張っていたキャンプ用品などを外に置いてしまうことができたのである。(ちょっと嫌だったけど笑)
雑草の処理は面倒だったけれど、冬用のタイヤを置けたり、キャンプ用のテントを畳むのも楽だったりした。
家庭菜園を楽しんでいる部屋もあり、色々な活用方法ができそうなお庭だった。
4.コンビニ、スーパーが近い
西に4分歩けばセブンイレブン、東に3分歩けばファミリーマート。
さらに東にもう少し歩けばユーコープがあり、何かと便利。
ユーコープはちょっと高かったので、私は車で4分のところの「ベルク」で食品や生活用品などの買い物を済ませていた。
ベルクの中にはスーパー以外に、クリエイトやダイソー、カインズがあり、ここに来れば生活の物は何でも揃う。
5.遊び場がたくさん
大倉まで3kmで、山に行きやすかった。
特に大倉は駐車場が混むので、車で行くなら朝早く出ないといけなかったが、ミライエ秦野から走って行けてしまうので、気軽に塔ノ岳や三ノ塔、鍋割山などに遊びに行けたのはよかった。
ヤビツ峠のスタート地点の名古木交差点も、走って3km。走り放題。
水無川は目の前で、こちらも走り放題。笑
水無川沿いの芝生はピクニックにも最適で、夏はBBQをする家族も出てくる。
カルチャーパークも薔薇がきれいにたくさん咲いていて、走らない人も楽しめると思う。
カルチャーパークの隣には「ペコちゃん公園はだの」があり、長い滑り台があったり色んな遊具があって、子供の遊び場にも困らない。
ミライエ秦野のイマイチだったところ
ここからはミライエ秦野のイマイチで引っ越す理由になったところをご紹介。
1.狭い
引っ越した理由、第1位はこちら。
たぶん私たちの家具が大きすぎたのも狭く感じた原因の一つ。
川崎のアパートでは2LDKで家具もそれに合わせて買ったので、その状態から1LDKに引っ越すのはまあまあ無謀だったと今なら思う。
(小さい子供がいる3人家族で入居している部屋もあったので、工夫次第で十分住める可能性はある。)
そして、仕切りがある部屋もあるが、基本1ルームなので、プライベートスペースがない…!
特に夫婦2人ともテレワークの日は、web会議は同時にできないし、どちらかが機嫌が悪くなると伝染しやすかった。
ちなみに、ミライエ秦野には1階にコワーキングスペースがあり、電源とWi-Fiが使えるので、こちらを活用すればある程度は解決できる。
(なお、私は数ヶ月使っていたが、部屋からコワーキングスペースへの移動が面倒になって使わなくなってしまった。)
2.駅から遠い
引っ越した理由、第2位。
バス停がミライエ秦野のすぐ側にあって、秦野駅まで15分弱。
バスは1時間に3〜7本あり、割と便利ではあるが、とにかく通勤が辛かった。
バスなので、どうしても定刻に来ない/着かないが起き、電車の発車時刻に間に合わず無駄に15分ほど駅で過ごさなくてはならなかったり、帰りもバスの時間まで少し待たなければならなかったりしたのが嫌だった。
秦野駅から新宿駅までの電車も長いので、色々含めて片道2時間で半年(月半分はテレワーク)通ったが、なかなかに大変でストレスが溜まった。
現在は秦野駅から近いところに引っ越し、通勤時間が20分ほど短縮。
ミライエ秦野に住んでいた時はストレスからか頻繁にロマンスカーに課金していたが、今はほとんど使わなくなった。
もしミライエ秦野を検討していて、月半分以上都内勤務をする予定の方は、正直あまりおすすめしない。
秦野が良いなら、駅近くの賃貸を借りることをおすすめする。
もしそれでも、と言う場合は、一度秦野のホテルに泊まるか、ミライエ秦野の1室がお試し移住で使えるようなので(下記URL)、それを使って通勤をシュミレーションしてみると良いかもしれない。
3.日当たりが良すぎる
以降は、大きな引っ越す理由にはならなかったが、気になった点である。
昼でもカーテンを閉めてしまうくらいには日当たりが良い。
夏は暑かったし、家具を窓際に置くと日焼けるので注意。
日当たりって良すぎても良くないのだなとミライエ秦野に住んで初めて知った。
4.車と隣の音が気になる
水無川通りの車の音が夜中以外は常に聞こえる状態だった。
案外交通量が多い。気になる人はかなり気になると思う。
川の音もするが、こちらは個人的にはあまり気にならなかった。
窓は少し古く、防音効果はない。
また、隣の部屋の声は割と聞こえる。
何を言っているかまではわからないが、大きめの声や子供の泣き声、テレビの音は聞こえてくるので、自身も特に夜は大きい音を出さないよう気をつけていた。
気になるか気にならないかは人によるところが大きいと思う。
最後に
ミライエ秦野に引っ越してみて、最終的にはよかったと思っている。
秦野という街を知り、好きになるきっかけになり、
ミライエ秦野からの引っ越し先も結局秦野市だった。
お試しみたいな気分で引っ越せたのも、市がやっている施設だったことがあるかもしれない。
(結局引っ越しにはお金と労力がかかるので、お試しなんて感じにはならないが。)
あと、秦野市の人と話す時に「ミライエ秦野に住んでるんです」と言うとそれだけで案外話が弾んだりするのも面白かった。
もしミライエ秦野を検討している方がいるなら、
部屋の大きさと家具の大きさをきちんと検討し、通勤が必要な場合は一度やってみることをおすすめしたい。笑
そして、ミライエ秦野から秦野の観光地に行ってみたり、カルチャーを感じてみたりして、自分に合っているか確認してみてほしい。
その結果、秦野が好きになってくれたら幸いである。
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