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停電ごっこ

初めまして、竹下焼豚です。焼豚と書いて、チャーシューと読みます。
ハートが帰らないというお笑いコンビを組んでいる、現役大学生です。

先ほど、書き留めておきたいと思う出来事があり、筆をとった次第です。

先に言うと、全然芸人らしいことは書いてないです。僕はそれを平気でやれちゃうタイプの芸人です。
賛否両論のスタイルでしょうが、お付き合いよろしくお願いします。

さっそくですが、僕は今日、キングオブコント2023の福岡予選を受けてきました。自信のあるネタでしたが、結果は振るわず。
まだまだ未熟な青二才。仕方のないことです。
とは言いつつも、やはり負けるというのは悔しいもの。
相方や、音響のオペレーターをやってくれた石田から古賀までの石田さんと、悔しいね、なんて言いながら帰路に着きました。

2人とは別れ、最寄りの駅から自転車で30分かけて帰宅。23:00頃、家に到着。
僕は実家暮らしなのですが、帰りがいつものように遅いので、家に帰ると家族はもうみんな寝ています。真っ暗なリビングの照明をつけて、遅めの夕食を摂る。これが僕の毎晩のルーティーンです。

しかし、今日は違いました。リビングの照明こそ真っ暗なのですが、その暗闇の中に、幾筋かの光が動いていて、話し声が聞こえるのです。
「おかえり」と両親が迎えてくれ、部屋の奥では、2人の姉と5歳の甥っ子が懐中電灯を握っていました。
夜遅くに帰ってきて、家族が起きているのが珍しいうえに、部屋は真っ暗。
なぜ真っ暗なのか尋ねると、姉が「停電した」と。
しかし、隣家の明かりはついていました。窓の外の隣家の明かりを指さすと、姉は「この家だけが停電した」と。

そんなこと有り得るのか?と思いながらも、30分間自転車を漕いで汗だくだった僕は、シャワーを浴びようと風呂場に。
しかし我が家はオール電化!
もちろん停電すればお湯も出ません。
水シャワーか。まだ夏で良かったな、なんて思いながら蛇口を捻ると、まさか!お湯が出るのです!

驚愕した僕は、タオルを腰に巻いて、リビングに向かい叫びました。

「お湯が出る!!!」

世紀の大発見みたいなテンションで叫びました。アメリカ大陸を見つけた時のコロンブスもこんな感じだったんだろうな、というテンションで叫びました。
すると、姉は笑いながら「そりゃ出るよ。停電なんかしてないもん」と。
元々1つだったハテナマークが2つになりました。

話しを聞くと、こういうことだったようです。
家の照明を全部落として、甥っ子のために《停電ごっこ》をしていたそう。
普段はそうない、夜の真っ暗なリビングで、彼は楽しそうにしていました。

甥っ子の笑顔のために、真っ暗な中、 
「暗くて見えないよ〜!」
「○○くーん!(甥っ子の名前)どこだ〜?」
なんてことをしてる家族を見て、何だか1つのコントを見ているようでした。
姉が、暗がりに立つ僕のことを指さして、
「○○くん!あそこにいるのは誰だ〜?」 と言うので、僕も
「うおー!怪物だぞ!食っちまうぞー」とノリノリで対応。甥っ子に笑ってもらうために、僕もそのコントに参加したのです。

真っ暗闇の中、テクテクと歩み寄る甥っ子。
恐る恐る手を伸ばし、僕の太った腹に手を当てた瞬間、
「あ!おじおじ!」
と僕だと気づく甥っ子。
腹の大きさで僕だと気づいたことに家族一同大爆笑。
甥っ子を笑わせるためのコントで、演者が甥っ子に笑わされてしまいました。

コントって難しいし、楽しいですね。
改めてそう思った一日でした。

僕が甥っ子に《おじおじ》と呼ばれてることは、このnoteを読んだ人だけの秘密にしておいてくださいね。


初めてのnoteで勝手がわからず、だらだらと駄文を書いてしまいましたが、最後まで読んでくれた方々、ありがとうございます。  

今後も僕の好きなことだけをだらだらと書いていきます。興味のある方はお付き合いよろしくお願いします。

それでは、また次のライブでお会いしましょう。

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