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白票を入れるという抵抗は有効か
選挙のたびに嘆かれるのが投票率の低さですが、白票を入れる人が一定数いることも同じく問題としてよく挙げられます。
「投票には行ったけれど、どの候補者にも投票したくない」という意思を示すために白票を投じる。その理屈は分からんでもありません。しかし、これには実際、どのくらい意味があるのでしょうか?
まず基本的なことですが、白票は投票率には反映されますが、票としては無効票になります。無効票ってなんぞやといいますと、どの候補者に入れたのか分からない票などは全部無効票です。
税金泥棒とかアホとか書かれている票も無効票ですし、判読不明な票も無効票です。迷った末に二人の名前を書いた票も、どちらの候補にも一票入るのではなく、無効票になってしまいます。名前の他に「がんばれ」など余分なことが書いてあるものも無効票。候補者が好きすぎて名前にハートマークをつけただけでも無効票です。
この無効票で微妙なラインなのが、例えば名前をちょっと間違えている票。「さとう太郎」という候補なのに「さとみ太郎」と書いてあったら?「佐島」なのに「佐藤」と書いてある票は?それから、いつも呼ばれているニックネームである「キングコング」と書いてある票は?「さ」しか書かれていない票は?
こういう微妙なものについては、事前に各候補者の陣営から関係者が参加する会議の際に確認されていたり、その時に話し合われなかったケースは選挙長が判断したりします。ニックネームは事前に登録されていれば有効になります。「さ」だけしか書いてなくても、他に「さ」から始まる名前の候補者がいない場合は有効になることもあるようです。もし「さ」から始まる候補者が二人いる場合は0.5票ずつ入れる判断になることもあったり。
このような票と一緒に白票は無効票になってしまうわけですが、それでも投票率をあげるという点で意味があるのだから、白票を投じるべきと言っている政治通みたいな人をたまに見ますが、実際どうなんでしょうか。
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