Dr.ハインリッヒの漫才感想〜『トンネルを抜けると』を中心に〜
「トンネルを抜けると、そこにはめっちゃデブのイワシがチャーハン食べてたわ」
「え、どれくらいのデブ?」
———— 漫才『トンネルを抜けると』
嘘をつくことが基本的に良しとされない世の中だが、どういうわけか創作の世界でだけは嘘が積極的に受け入れられている。
しかし、漫才という分野における嘘は取り扱いが難しく、M-1グランプリの審査コメントなどを見ていると、語り手の人間性が見えない漫才は減点にはならずとも決して加点対象にはならない。素人ながらに、主流の漫才を作るには自