【合格体験記】文系学部卒・3週間で基本情報技術者試験に合格した方法
はじめに
2022年11月に基本情報技術者試験を受験し、合格いたしました。今回は3週間の中でどのように学習を進めたのかについてお話していきます。
合格証書が全然届かなくて不安でしたが、IPAサイトみたら受験番号が載っていたので、投稿します。
この記事の対象者
文系学部出身の方
できるだけ短い期間で資格取得を目指す方
IT未経験者やプログラミング初心者の方
社会人で勉強時間の確保が難しい方
きっかけ
きっかけは2つです。
・会社から資格取得報奨金がもらえること
・先輩からおすすめされたこと
受験前のITスキル
2022年4月からエンジニアとして働き始め、エンジニア歴としては約9か月で、2021年10月頃からエンジニアになるための学習を始めていました。大学でも会計を専攻していたので、ハードウェアとか聞いたことあるけど何してるんだろう?くらいの本当に何も知らない状態から始めました。
一番最初に過去問道場で基本情報技術者試験の過去問題を確認しましたが、何をいっているのかさっぱりわからず、合格できなさそうだし、ものの数分でサイトを閉じました。
午前試験の学習方法
学習期間:9日
学習の流れ
①一冊参考書を購入し、ふわ〜っと1周読む(1~2日)
②過去問道場を9割取れるまで繰り返す(7日)
③何度も間違えるところは参考書を読む
以上です。午前試験は過去問道場の4~5年分(8~10回分)をすべて9割取れるまで繰り返すだけで大丈夫です。ただ、ここで大切なのは正解でも不正解でも解説は読み込む。そして、正解以外の選択肢のワードについてもどういうものなのかある程度理解することです。
本番わからないものは当然出てきますが、試験解いた感覚としては以下くらいかなと思います。
自信たっぷり:2択で迷う:さっぱりわからん = 5.5 : 3.5 : 1
使った教材
午後試験の学習方法
学習期間:11日
学習の流れ
①問2~5とプログラミング言語の選択を決める
②必須科目、プログラミング言語の対策
③問2~5の対策
午後試験の配点は以下の通りです。
問1 情報セキュリティ 20点
問2~5 2つ選択 各15点
問6 データ構造/アルゴリズム 25点
問7 プログラミング言語 25点
選択を決める
これは午後試験の学習前に決めてしまった方がいいです。色々と手を出して、試験本番で問題文を読んでから科目を決める時間はありません。学習前に自分の得手不得手を考え、選択しましょう。
必須科目、プログラミング言語の対策
配点から分かるように必須科目とプログラミング言語で70点分あります。すなわちここをおろそかにすると不合格一直線です。必須科目、プログラミング言語の対策が午後試験合格のためには非常に大切になります。
学習で使用したものについては最後に紹介します。
問2~5の対策
問2~5についてはサイトで調べているとネットワークはやめておいた方がいいという意見を多く見たのでやめました。また、プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントは範囲が広く短期間合格には不適切かと思い、以下にしました。
データベース
ソフトウェア設計
ソフトウェア・ハードウェア
設問別学習方法
情報セキュリティ
①情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]第2版のセキュリティ分野を読む
②過去問道場(5回分)
こちらの本を読んでおけば、少ない学習時間で高得点が取れるかと思います。セキュリティは私たちの生活にも慣れ親しんでいるので、問題文をしっかり読み込めば解ける問題も出題されます。焦らず落ち着いて問題文を読みましょう。
データベース
①情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]第2版のデータベース分野を読む
②過去問道場(3回分)
こちらも本の特にSQL文は、解法が多く解説されているので全パターン覚えてしまいましょう。データベースの選択肢は個人的には消去法で解いていくのがおすすめです。
ソフトウェア設計
①過去問道場(2回分)
この分野に関しては正直あまり学習する時間が取れませんでした。ソフトウェア設計どういう問題が出題されるかを知る程度で終わってしまいました。
ソフトウェア・ハードウェア
①情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]第2版のソフトウェア・ハードウェア分野を読む
②過去問道場(3回分)
午前試験で学習している部分が役立つことが多かったのでそこまでしっかり午後試験のための対策は行いませんでした。
データ構造/アルゴリズム
①YouTubeでアルゴリズムについて学習する
②過去問道場(6回分)
③YouTubeで解説動画をみる
一番苦しんだ分野です。ただ根気強くたくさん問題を解いて慣れましょう。YouTubeでアルゴリズムとは?というところから学習して、過去問を解きます。全然わからない〜ってなると思います笑 ならなかった方本当に羨ましいです、午後試験楽に合格できるかと思います。
過去問1回解く、YouTubeで解説動画を見る。これを何度も繰り返します。問3は捨てて、問1,2を確実に取りに行く戦略にしました。やり込めば本番でも6割は取れると思いますので、根気強く学習頑張りましょう。
プログラミング言語(表計算)
①YouTubeで表計算について学習する
②過去問道場(6回分)
ここも少し苦戦しました。関数がなかなか覚えられない!笑 ただ動画に出てくる関数をしっかり押さえて、演習を続ければ安定して高得点は取れるかと思います。
マクロはアルゴリズムと似ている部分があるので、アルゴリズム対策をしていればマクロ対策に力を入れる必要はあまりないかなと思います。
使った教材
試験当日
午前試験
時間はかなり余るのでそこまで気にしなくて大丈夫です。他の方と試験中の過ごし方について話したことがないので一般的なのかよくわかりませんが、私が試験でよくやる方法をご紹介します。
設問ごとにマーク「○△×」をつけることです。見直しをすごく円滑に進められるので気に入っています。
「○」:自信たっぷり!
「△」:ちょっと自信ないかも、2択までは絞れた
「×」:さっぱりわからん
○については、マークミスがないかと設問をチラッと確認する。△に時間をたっぷりかけて考えます。×はどうせいくら考えてもわからないので、適当に選択はしておきます。(未回答が一番勿体無いので)
こうしておけば可視化できて、見直しがスムーズに進みます。あと今回の試験であれば80問中42問正解で合格なので○の個数を必死に数えます笑
午後試験
午後試験は解く順番と時間配分をあらかじめ決めておくといいかもしれません。私は以下の順番と時間配分にしました。
1. 表計算 (40分) ✅
2. アルゴリズム (50分)
3. 情報セキュリティ (20分)
4. 選択問題 (15分) ✅
5. 選択問題 (15分) ✅
表計算とアルゴリズムは焦ると解けなくなるので前半にしました。表計算を先に持ってきた理由としては、最初にアルゴリズムが難しくて解けなかったら精神的にボロボロになりそうで表計算の方がまだ解けると思ったからです。
あとは最後に選択問題にチェック✅が入っているか忘れず確認してください。
ちょっと小ネタ
試験後すぐにスコアレポートが届くと思います。その際にLast nameを入力しますが、漢字で苗字を入力してください。私の言語設定の問題なのかスコアレポートのログイン画面がすべて英語だったため、Last nameをローマ字入力してずっと入れなくて焦りました、、
さいごに
なんでもっと早くに勉強始めなかったんだろうと後悔しているので、今すぐ始めましょう!笑 また、試験当日は時間に余裕を持って試験会場に向かうようにしましょう(少しの遅刻で受験NGという厳しいところもあるみたいです)
当日までダメだろうなあと思っていましたが、なんとか合格できましたので最後まで諦めず学習頑張っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。