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大麻・カンナビノイドについての個人的見解
※本記事は違法薬物の使用・濫用を推奨するものではありません。一切の責任を負いかねます。
※本記事は個人的見解です。あくまで一個人の意見として受け止めていただければ幸いです。
※自分は違法行為は一切しておりません。日本での大麻使用はリスクが高すぎるのでおすすめしません。
皆さんは「大麻」と聞いて何を連想するでしょうか?
やっぱり違法薬物=「ダメ。ゼッタイ。」のイメージかなと思います。
自分も最近まで大麻と聞いて怖気付いていた者です。
しかし、麻の種子から抽出される、CBDという、リラックス効果や睡眠導入効果・痛みの緩和などにも使われるサプリメントに出会って、がらっと自分の常識が変わりました。
初めはてんかんの薬として使用され、今はCBDから作られた医薬品「エピディオレックス」が日本で承認されることになりました。
今後抗精神病薬としての処方も考えられているそうで、期待しております。
CBDについて詳細は↓へどうぞ
https://cocoromi-mental.jp/cocoromi-ms/cbd/
自分の大麻に関する見解としては
・医療大麻合法化賛成、嗜好用は慎重に段階を踏んで
・手放しにみんな吸おうよ!ではなく、主に医療において大麻の恩恵を受けられる人は多い
と思っております。
医療大麻は米国・欧州の一部・タイなどで合法化されており、医師に処方箋を書いてもらって指定の大麻薬局で処方してもらう、という流れが一般的です。
鎮痛作用・抗うつ作用・入眠作用などがあり、段階的にですが医療効果を評価して医療のみ合法化している国が増えております。
でももちろんみんながみんな大麻最高!ではないです。
自分も住んでいた、カリフォルニアが2016年に医療に続き嗜好大麻が合法化され世界規模でも大きな大麻市場が確立されていますが、
カリフォルニアの人口の半数近くは嗜好大麻に反対意見があったりします。
「海外は合法化進んでるんだ!みんながリベラルだ!」ではないです。
カリフォルニアに住んでいた頃、大麻は日本でいうタバコのような、ちょっと「スレてる」イメージでした。(体感)
CBDと出会ったのは4年前でした。
血圧がうまいこと下がったり、悩んでいた不眠の睡眠導入補助として使えたり、リラックスできたり、なかなか悪いものではないな、と思えてきました。
大麻草には大きく分けてTHC(日本では違法、「ハイ」「チル」になる酩酊感がある)と、CBD(日本でも合法。厚労省からもWHOからも太鼓判をもらっている安全なリラックスサプリメント)の二種類の成分があります。
話を合法化に戻して、
特にアメリカで、大麻フレンドリーな人に対してなんで合法化賛成なの?という問いについては、
①アングラ市場縮小のねらい
違法のままだと犯罪組織に金が入る、合法化にともなってアングラ市場や反社会的組織に行くお金が減る
(大麻は違法だからという理由でついつい先の健康被害も加害性もある覚醒剤などに手を出す人が一定数います。現に、合法化された国で覚醒剤の使用率は上がっていません)
②刑務所・国のコストカット
どんどん大麻使用で刑務所に入れられる=コストがかかる、合法化によって国が管理できるし犯罪組織に行く金も減るし、刑務所としても無駄なコストを削減できる
③医療としての効能
上記の通り、鎮痛作用や抑うつ効果について医学的な評価を得ているので、漢方薬と似た立ち位置でケミカル以外の選択肢があってもいいんじゃないか
という理由で、合法化に賛成している方が多いです。
ただ単に「吸いたいから」という理由だけではなく、社会的な影響を考えてるなぁと思いました。
実際薬物としての大麻の害についてはどうでしょうか?
大麻の吸引・使用「だけ」に限ると、死亡率は0です。
アルコールと比較すると、アルコールでは年間世界では300万人、日本では3万人がアルコール中毒などで死亡しています。
ただ、大麻合法化された国で酩酊感のある大麻を吸って車を運転して自動車事故、などは増えてしまっているそうです。アルコールと似ていますね....
気になる依存性については「カフェインくらい」と言われることが多いです。依存性が高いか低いかは個人の見解によると思います。
(自分は仕事をするときコーヒーをがぶ飲みしてるので、カフェ中の可能性はあったりします..…笑)
内科医で医療カンナビノイド(大麻草成分)を推進している正高佑志先生も、「大麻のリスクは逮捕されることだけ」と著書「大麻とCBDの話」に記しております。
(逮捕されると人生めちゃくちゃになりますね)
色々な意見はありますが、大麻の日本における歴史を伝えたいと思います。
戦前は麻は合法で、神社のしめ縄や服にも使われていました(今もそうですね)
吸引目的というよりは衣服に使われることが多かったようですが、
ぜんそくに効く『ぜんそく煙草』として薬局で売られていた過去もあります。(要ソース)
1945年の第二次世界大戦終戦時にアメリカから「ポツダム宣言」を受け入れて日本が降伏した際、「大麻取締法」が制定されました。
(今は医療や嗜好の合法化が活発に賛成も反対も積極的に議論されているアメリカなのに、なにか皮肉ですね...)
当時は大麻農家を守るため、など諸説ありますが、終戦時から大麻が取締られて「ダメ。ゼッタイ。」の流れになったようです。
そもそもなぜ大麻がアメリカでも違法だったのか?
といいますと、元々は黒人のミュージシャン(ジャズ文化)がよく大麻を使用しており、人種差別主義の方々が実質黒人や有色人種を排斥するための道具として大麻が取り上げられました。
その後反戦を謳うヒッピー(白人)の間で人気になり、だんだんと大麻の市民権が強くなっていった歴史があります。
(出典:グラス・イズ・グリーナー 大麻が見たアメリカ ネトフリで必見です)
ですので、大麻は薬物としてよりも、社会問題の一部として物議を醸し出す存在だと思っております。
自分は医師の許可のもと、合法カンナビノイド(合法の成分でTHCに似た酩酊感があるもの。別途詳しい記事書きます)を吸っておりますが、2ヶ月で2種類処方薬を減らすことが出来ました。
合法カンナビノイド≒元はごく僅かに大麻草から取れる成分は研究途上で安全性の保証もないので、万人におすすめするかしないかは別として、薬以外でも良くなった人がここにいるよと、麻について発信しようと思いました。
私は大麻のことをよく知りませんが、CBDやカンナビノイドに触れてから、大麻を「薬物」というよりは「メディスン」(薬草)と捉えるようになりました。
(本物はやっていません。あくまでCBDと、THCに効能が似ている合法カンナビノイドで恩恵を受けた立場です)
ここで振り出しに戻りますが、
自分は医療大麻の解禁を切実に願っております。
ダメゼッタイのスティグマ(汚名)や、もあったりするので、いきなり嗜好用を解禁するのは、酒タバコで十分問題があるのでちょっと難しいかな...と思っております。(段階を経て、ならあり得ると思います)
もちろん医療用でも横流しはあると思いますが、建前だけでも処方箋を書いてもらって服用する、という形なら今よりマシになるのではないかなと思います。
欧米諸国よりも大麻との距離が近かった日本。
近い将来ではないと思いますが、医療の選択肢のひとつとして大麻にアクセスできれば救われる人はたくさん居るのではないかと思います。
その日を迎えるまで生きていようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
参考記事
toyokeizai.net/articles/-/430…
※画像は、合法カンナビノイドを吸えるカフェ「チルスポット」浦和店の写真です。(問題があれば消します)
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