CharmVerseの「提案機能」を使ってDAOの意思決定をスムーズに進めよう!
DAOやコミュニティでは、たびたび所属メンバーから検討してもらいたい「提案(プロポーザル)」が持ち込まれます。例えば、「新しいプロジェクトを進めるためにトークンを使いたい」とか「コミュニティに新しい規約を作りたい」などなど…。
ある意味、「提案書」とは、会社の「稟議書」のようなものですね。ただ、異なるのはそれを承認するプロセス。会社の稟議書であれば上司がハンコを押して承認が進んでいきますが、DAOやコミュニティの場合はガバナンストークンを保有する複数のメンバー全員で話し合い、最終的に投票で決めることが多いです。
多様な目的で集まっているメンバーのため、話し合いに時間がかかることも多く、「なかなか全員が納得する結論が出ない」ということもあるのではないでしょうか。そんなときに便利なのがCharmVerseの「提案機能」です。
CharmVerseでは、投票(Vote)とルーブリック(Rubric)の2つの評価タイプを用意しています。どちらもステップが明確なため、順序に沿って進めるだけで、合意形成がはかりやすいのが特徴ですよ。今回の記事を読んでぜひ試しに使ってみてくださいね!
2つの提案タイプ
CharmVerseは2つの方法で提案を進めることができます。
投票(Vote):ランク付けの投票、クアドラティックボーディング、加重投票など、さまざまな投票のスタイルから最適なものを選び、提案の可否を決定する。Snapshotとも連携可能。
ルーブリック(Rubric):あらかじめ提案の可否を決めるための基準を設定しておき、その得点数によって、提案を採用するかどうかを決定する
投票はイメージがわきやすいですが、ルーブリックってなんだ?と思われる方も多いはず。それぞれの使い方をみていきましょう。
投票(Vote)タイプの提案
CharmVerseの提案機能を使うには左側のメニューバーから「Proposals」をクリックし、提案の作成画面からTypeをVoteかRubricを選びます。
投票の場合は、提案の最終的な決定まで6つのステップがあります。
投票にかける選択肢は、Yes・No・棄権がデフォルトですが、独自の選択肢にすることも可能。
「Yesが50%の場合は可決」などしきい値を設定し、Create もしくは Snapshot で公開します。
ルーブリックタイプの提案
いっぽう、ルーブリックを選んだ場合は、4ステップとなります。
Draftの段階で、提案を精査するための基準を設定できます。以下のように、UXやビジネスモデルなど、基準はいくつでも追加でき、値も自由に変更できます。
ステップ3のEvaluation Active(評価の開始)の段階になると、各メンバーは提案に対してのスコアをつけ、コメントを任意で投稿していきます。
ステップ4のEvaluation Closedの段階になると、管理者とレビュアーはスコアと合計値や平均値を確認でき、メンバーが入力したコメントも閲覧することができます。
ルーブリックを使うと客観的にさまざまな側面から精査できるので、より公平に広く意見を聞くことができます。
たとえば、今までにない新しいアイデアで判断が難しい場合は、ルーブリックを使用してみると良いのではないでしょうか。
カテゴリごとに整理
カテゴリごとにテンプレートを作成しておけるので、同じ指標を使って、数々の提案を評価することもできますよ。
意見を募りやすく、管理者にとっても整理がしやすいCharmVerseの提案機能、ぜひ活用してみてください!
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