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私がなぜその国へ?

生きてる間に私がまさかイギリスに行くなんて
思いもしなかった。
昼下がり学生時代の友人とスターバックスで
くつろいでいたとき
最近言語アプリが流行ってて
あなたもダウンロードしたらどう?
嫌よ、そんなの!なんか怪しい!と言ってトイレに席を立った。
その間に友人のイタズラで言語アプリをダウンロードされ
困ったもんだ。。。と思いつつもそのアプリは消さずに放置していた。
ある日 こんにちは
と、律儀で真面目な日本語を話すイギリス人からの一通の
メッセージが届いた。
日本語が上手なのね!と興味を持った私は
たまたま私の町で暮らしていると聞いて彼に一度会ってみよう、と思い小倉駅で待ち合わせ
その時、人類でこんなに背の高い人は生まれて初めて見て
大笑いしたことを今でも覚えている。

相変わらず私は初対面なのに失礼だ

日本からおよそ9,400キロも離れたイギリスから
なぜ彼はこんなど田舎の町に住んでいるのか
不思議でならなかった

一瞬で惹かれた

それから交際に発展しトントン拍子に
彼の実家に行く機会が訪れたのだ

それはある22歳の冬だった

私が彼とイギリスへ..?
起こっている事が信じられなかった
そしてその日は訪れ12時間も空の上に
夜になり朝になり、繰り返しながら
機内の窓から眩しい光が差し込んだ瞬間、
空の上は空と言うだけで
感動して涙が出たのだ

ロンドン上空に入った瞬間
まだ早朝で黄色のようなオレンジのような
町の光が小さく見えている
あれは..?
小さな窓から誰かが暮らしている時間が見えた
開いた口が塞がらなかった
ついに来てしまったんだ..

日本から遥か遠く離れた異国の地に

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