ひみつ屋の活動を縮小しています
今朝の「あさイチ」を見ていただいた方ありがとうございます。
ひみつ屋の活動が始まったのは、中の人である木村りべかにわるい秘密ができたことがきっかけでした。
できてしまった秘密についてしばらく悩んでいましたが、ある日気づきました。
「みんなも秘密あるじゃん」
それぞれの秘密のユニークさ、人が生きていることはひじょうに面白い。
そういう考えのもと、ひみつ屋の活動は始まりました。
Twitter:https://x.com/himitsu_yasan
Instagram::https://www.instagram.com/himitsu_yatai/
現在ひみつ屋は、パレスチナで起こっている大虐殺に反対するために、自身のエネルギーの大半を使っています。活動は縮小していますが続けていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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少しパレスチナの話をします。
パレスチナは、日本から約9000km以上離れた土地にあります。
パレスチナの皆さんにも生活があり、秘密があったと思います。
いつか行ってその土地の秘密を集めてみたかった
なんてことない生活の空気を感じたかったと思っています。
ですが今はかないません。
街の大半はイスラエル軍の爆撃でめちゃくちゃにされました。
乳幼児を含む「市民」少なくとも4万人以上が殺されました。
インフラが破壊し尽くされ、パレスチナの人々は想像を絶する苦しい環境で暮らしています。
私は昨年まで、「パレスチナ問題」は複雑で難しい。
自分には関係のないことだと思っていました。
少し調べてみると、
日本政府がイスラエルの軍需企業から攻撃型ドローンを買おうとしていたり
日本の年金の投資先がイスラエルや軍需企業だったり
世界中どこにでもあるチェーン店が虐殺に加担していたり
自分の日々の納税や消費が、
パレスチナを攻撃している行政や企業に力を与えていることを知りました。
私は虐殺に無関係ではなかったです。
むしろ、尊い命を殺める行為に手を貸していました。
亡くなった方のなかには、私の子と同じくらいのちいさな子もたくさん含まれていたと思います。
「子どもが」1万人以上殺されています。
やわらかできれいな命が奪われています。
攻撃で親や家や手足を奪われた子どもたちが
トラウマに苦しめられています。
ニューヨークの子どもたちだったら世界はどう動くでしょうか。
江戸川区の子どもが1万人殺されたらあなたはどう思いますか。
こんなこと 絶対に起きてはならなかった。
人として恥ずべきことを世界は止められていない。
こういうことを知ったので、
私は従来通りの制作活動ができなくなりました。
その土地にいるだけでそこにいる人を殺してもいい、
という道理がまかり通っています。
そんな世界は嫌ですし、身の危険を感じます。
グローバル社会ですから、世界は繋がっています。
私はアーティストなので、
表現には自身や誰かの心を動かす力があることを知っています。
今は自分が持っているちいさなクリエイティブのエネルギーを使い、
不条理な暴力に抵抗していきたいと思っています。
簡単に止められるとは思っていません。
ちいさくても行動すること、続けること
それしか私にはできません。
きっと、長い時間がかかります。
最近は、自分の制作をやりながら抵抗することについて考えています。
抵抗を日常に取り込み、広げていくことをしたいです。
アートの力だけで解決できるとも思っていません。
一番大切なのは、
ひとりひとりが「殺すな」と思い行動することだと思います。
やってる人が行動して止められていないので、
今までやっていなかった人の力がどうしても必要です。
あなたの力を使ってもらえませんか。
生活全てを投げ出さなくていいです。
頑張りすぎなくていいです。
色々な情報を取りまとめてくれている人がいます。
できることを少しずつ始めてみてくれませんか。
🕊市民がつくるパレスチナ情報サイト 「Olive Journal」
(有志の方が情報をまとめてくださっています)
前例として、南アフリカの人種隔離政策に対して、
1948年から市民が粘り強く声をあげ続け、
1991年に政策を撤廃させた歴史があります。
日本でも、多くの人がパレスチナのために声を上げ続けています。
ひとりずつの力は微力ですが、無力ではありません。
「平和は大切」
そう思うだけで、平和な世界が続くと思いますか。
今が一番早いタイミングです。
どうかあなたひとり分の力を使ってください。
今からでも、虐殺に反対する意志を行動で表してください。
私はあなたを批判しません。
一緒にやらなくていいです。別々でやりましょう。
あなたのペースでできることを続けてください。
パレスチナのための行動は、やがて日本にいる私たちのためにもなります。
この意味は、行動を始めたらきっとわかるはずです。
ひょいと、境界を飛び越えてみてください。