我、帰還す
ども、こんにちは。
今はオーストラリアのメルボルンで、14日の試合に向けてトレーニング中のサウジアラビア代表です。
さて、先日私のtwitter上でこのル・モンド(アフリカ)の記事の一部を紹介いたしました。↓
かなりぶっちゃけた内容で、私はPCの前で一人ウホウホが止まりませんでした。8月にフランス女子代表を退任されてフリーの身になってから、アフリカの数カ国でルナール監督にアプローチしてるという噂がありました。このインタビューではその詳細について話しておられます。
ツリーを読んでみて下さい。ルナール監督がどのように仕事を選んでるのか、これからのヒントになりそうです。↓
さて、ここからは(Twitterではご紹介できなかった)サウジアラビア代表への帰還の話です。今回の記事の肝心な部分ですね。
早速どうぞ↓
Q. 再度の監督就任は2011年のザンビア以来ですが、なぜサウジアラビアに帰ろうと思ったのですか?
Q. サウジアラビアとの契約は、チャレンジを追い求める人という、あなたのイメージを傷つけることになりませんか?
文中にサウジリーグや代表の試合をチェックしてきたとありますが、本当に気にされていたんだと思います。ルナール監督が一度就任した国やクラブは、よほどのことがない限りずっと愛し続けてもらえるという、素晴らしい特典があります。(だがアンゴラとリール、テメーはダメだ)
きっとサウジアラビアもその一つなんだと思います。あのとき退任されたのも負けが込んだからとかそういう理由ではなく、母国のフランス女子代表を率いるためでした。義理堅い人柄を考えると、自分の希望を叶えるため任期途中で職を辞することを許してくれた国に、愛着を持つのは自然なことです。
最後の文に「僕は不安定な人間」とありますが、ここが実は訳していて激詰まりしたところです(笑)
元は「Je suis quelqu’un de sensible et…」、機械翻訳の英語だと「I'm a sensitive person and…」となります。「僕はセンシティブな人間だから…」でも充分意味は通るんですが、なるべく日本語にしたいという、私のただのわがままです。人生の酸いも甘いも噛み分ける大人の男性が、自らを「僕は繊細だから…」とか「傷つきやすいから…」と言うのも、あまり想像できなかったんですよ。
でも実際、傷つきやすい人であるのは確かです。(同時に勇敢な人でもある)
さて今回のサウジアラビアへの帰還ですが、わりとサウジ国内でも反対の声もあったりして、正直とても心配しました。でも、この状況の中で一から新しくチームを作りあげる時間などないのです。同じ監督が帰ってくるというパターン(第二次政権)は上手くいかないというジンクスもあるみたいですが、それを打ち破るのがルナール監督のザンビアでの経験です。アフリカネイションズカップで優勝を果たしたのは、第二次政権になってからです。
他にも、選手たちの多くが自国リーグの試合に出場できていないという問題もありますが、それはそれ。
とにかく、今月の2試合を勝ちましょう!
がんばれサウジアラビア代表!!
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