想定外だらけのアジアカップとアフリカネイションズカップ
とうとう最終日になりましたね。
アジアカップはカタールの2連勝で幕を閉じ、アフリカネイションズカップも決勝戦を残すのみとなりました。こんなタイミングですが、今回も取り留めのない話にお付き合いください。
まずアジアカップですが、サウジアラビア代表も日本代表もまさかの早めの敗退。日本は様々な理由があるかと思いますが、そこはプロの方にお任せしましょう。
サウジアラビアもね、いろいろありましたよね。ベテラン選手を外したのは、私的にはとてもツライものがありました。でもいろいろありつつも、勝ち進んで楽しませてくれたので、今は選手にお疲れさまと言いたいです。
しかし、マンチーニ監督がPKの途中で帰ってしまったのはビックリしました。かつて日本代表だったオシム監督もPK戦を見ない方でしたが、最初から見ないと公言してベンチを去るのと、負けが決まったから去るのとでは意味合いが全然違う。サウジアラビアの会長(とってもいい方)が落胆されていたという報道もあったので、心配しております。
Twitterでも「ルナール監督に帰ってきて欲しい」とサウジアラビアの皆さんがつぶやかれていて、私は胸が痛くなりました。みんな、ごめんね。
お次はアフリカネイションズカップの話です。
ルナール監督はクロード・ル・ロワ師匠とセネガルで休暇を過ごされたのち、開催地のコートジボワールへ飛んで大会を楽しまれたようです。フランスの会長も同行されていました。アフリカのサッカーを会長に案内されていたとしたら面白いですね。
前回の投稿の件ですが、正直ものすごくビックリしました。実現はしませんでしたが、その後のコートジボワールの復活&快進撃を見ると、何でルナール監督に期間限定でチームを率いて欲しいと要請を出したのか、今となっては謎が深まっております。まぁ、皆さん楽しんだしそれで無問題ということのようです。
ルナール監督は女子サッカーの熱心なファンから文句言われてましたが「アンタたちお黙りっ!これから結果出してやるから見てなさい!」と、言ってやりたいです。
さて、ここに興味深い動画があります。リーグアン公式さんが『ウチのリーグにはアフリカを代表する素晴らしい選手が過去も現在もたくさん所属してるんですよ~』という内容です。ルナール監督も素敵なお顔のアップとともに、たくさんお話をされています。ぜひどうぞ。青い瞳がとてもキレイです。
権利の関係で埋め込みができないようなので、
このリンク(YouTube)からどうぞ。
"Croire en sa bonne étoile" | Destins liés entre 𝐀𝐟𝐫𝐢𝐪𝐮𝐞 et 𝐋𝐢𝐠𝐮𝐞 𝟏 𝐔𝐛𝐞𝐫 𝐄𝐚𝐭𝐬
アフリカとリーグアンの両方を知るルナール監督は最適の人選です。アンドレ・アユーたん本人の話も興味深いのですが、ルナール監督とアユー兄弟の話をすると、とても長くなるのでまた別の機会に。
「現役でリーグアンのトップだと思う選手は?」という問いに、「立場的に言いづいらいね」と。どうしてもと言われて、アクラフ・ハキミたんという回答でした。これも納得せざるを得ない。
この動画を見るにあたって、ルナール監督とコートジボワールの英雄、ディディエ・ドログバ様との関係について少しお話を。
時間は2012年のアフリカネイションズカップにまで遡ります。当時ルナール監督はザンビア代表を率いていました。決勝の相手は、当時ドログバ様がキャプテンを務めていたコートジボワールです。この時はまだ若く、血気盛んなルナール監督はベンチからやいのやいのと審判に抗議。それを見たドログバ様は困惑の表情で「黙れ!」と口に指を当てるポーズをしていました。結局PK戦でザンビアが勝利したわけですが、その時のドログバ様の心中は誰にも分かりません。
その後、2014年の7月31日にルナール監督がコートジボワール代表に就任することが発表され、ドログバ様は8月8日に代表引退を発表しました。ルナール監督が「えっ、俺のせいなん?」と思っても不思議ではありません。
しかし、今は会えば挨拶する仲です。ご安心ください。
お2人の間にはこんな事情があって、私もその辺のことがずっと気になってたんです。動画内でルナール監督もちょっと遠慮がちに話してますね。
あともう少し引用させて下さい。
とっても嬉しいのは、この部分。↓
うぉおおおー!3つめって!
いやぁ~、フランス女子代表に就任されてからインタビューで何というか、守りに入ってるというか生き急ぐというか、「僕も年取ったし…」みたいな発言があったりして、ちょっと寂しいような気がしたんです。若い時なんかビッグマウス的な、とんがった発言もされていたんですよ。最近めっきり丸くなっちゃって。それがこの発言です。ええ、3つめ獲ってもらいましょうよ!
あとはルナール監督がインタビューの際に繰り返し発言されてるこの部分です。
この言葉は本当によく目にします。「着たくても着れない人がいる」ということと、国を代表するということの重みを感じて欲しいということかもしれません。
この言葉はサッカーに限らず、私たちにも応用できそうです。でも、「自分の才能って何だろう?」という禅問答のような問いに向き合うことにもなるので、答えの出ない私はあまり考えすぎないようにしています。
さて、今から数時間後にアフリカネイションズカップの決勝戦が始まります。こうなったらコートジボワールの優勝を願わずにはいられません。
がんばれコートジボワール!
日本からも応援しているよ!
想像力の泉へようこそ。
さて、ちょっと欄外のムフフな妄想コーナー。
いつものことなんですが、ふっとこんなことが頭をよぎりました。
もしルナール監督がフランスへ行かずに、そのままサウジアラビアの監督を続けていたとしたら…。
では想像を膨らませてみましょう。
順調に駒を進め、森保JAPANに再び勝つサウジアラビア代表のルナール監督。そして、ベトナム代表を率いるトルシエ監督とのフランス人監督対決が実現。世代は違えどキャリアもサッカーへの情熱もどこか似ているお2人、熱戦が予想されます。いろいろありつつも試合終了後に互いの健闘を称え、ハグをしてロッカールームに帰る風景…。
何だかぐっと来るものがあります。
そして、この方の証言がさらに説得力を増します。ダバディさんがおっしゃるのだから間違いないのです。
では現実の世界へ戻りましょう。
次は(状況によりますが)フランス女子代表がなでしこJAPANとパリオリンピックで対戦する番です。一緒に表彰台に立てるといいなと思っています。でも金メダルはフランスがいただきますよ…と。
( ̄ー+ ̄)ニヤリ
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