私たち共通の目標はメダルを持ち帰ることです
どうも、こんにちは。
さて、だんだんと近づいてまいりましたね~。パリオリンピック!
フランス女子代表チームも今週からトレーニングに入りました。場所はいつものクレールフォンテーヌですが、今回は男子U-23のチームと施設を分け合う感じで行うようです。
初日(6月24日)にはルナール監督とU-23代表ティエリ・アンリ監督との共同記者会見が行われました。
今回はその記事の中から興味深いものを抜き出してみました。
動画はこちら↓
YouTubeのリンクです↓
JO Paris 2024 - Collaboration, préparation, élections, fin de contrat... Renard et Henry s'expriment
動画の初っ端から質問に答える順番を譲り合う、お二人のやり取りが面白い。
アンリ監督「年上の方からどうぞ(笑)」
ルナール監督「いやいや、そこはレジェンドからどうぞ(笑)」
お互いについて、ルナール監督は「偉大なフランス人選手の一人」と、ティエリ・アンリ監督をと褒め称えています。続けて、
「オリンピック終了後に持っていく思い出の一部になるでしょう。僕は彼を心から尊敬しており、これからの数日間ともに過ごせることを嬉しく思います」とのことです。
アンリ監督はルナール監督について、
「イングランド、スウェーデン、アイルランドというグループ(女子ユーロ2025予選)の中で首位に立っているというのはすごいことです。そして彼がアフリカ、特にザンビアで成し遂げたことに大きな敬意を払っています。とてつもなく大きな実績を持つ監督です」とのことです。嬉しいねぇ~。
笑いも時々挟まれつつ和やかに進んだ記者会見ですが、それとは別な真剣な話題もあります。
今回のオリンピックに出場できる選手の人数とリザーブ選手の扱いについて、お二人とも少々物申されています。
一応参考に、現在絶賛開催中のユーロ2024は招集可能人数が23人から26人に拡大されました。一方、今回のオリンピックでは18人(固定メンバー)+4人(リザーブ)です。この人数で17日間に6試合を戦います。しかもこのリザーブ選手は交換できません。一度固定メンバーに入ると戻ることはできず、固定メンバーからリザーブになった選手も戻ることはできません。つまり非常に融通の利かないルールなんですね。アンリ監督は「理解できない」とバッサリ。(この規定は後に変更されました:下記参照)
ルナール監督は「4人の選手たちが大会中ずっとスタンドにいることを分かりつつ、集中して気力を保っているなんて、簡単なことではありません」とのことです。メンバーの入れ替えが柔軟にできないため、大会中ずっと試合に出られないことになる可能性が高い。でも、もしかしたら声がかかるかもしれない。戦略面の都合もあるかもしれませんが、リザーブ選手の気持ちを思うと…複雑ですね。
両監督の思いがフランス国立オリンピック・スポーツ委員会 (CNOSF)に届いて欲しいのですが、どうなるかな?
きっと他の出場国も助かると思うのですが、ダメですか?
今回記者会見を開いた理由の一つだそうです。
(2024.7.9 追記および訂正)
な、なんと!
両監督の思いがオリンピック・スポーツ委員会に届いたようで、規定が変更されました!やったー!!
選手の入れ替えが柔軟にできるようになり、ケガや体調不良などで試合を欠場しても、次の試合には復帰できるようになりました。
ルナール監督は「要望を聞いてくれたオリンピック委員会に感謝します」とのことです。
これで大きな不安材料が一つ消えましたね。
ソース↓
(続き↓)
そしてお二人によるこの記者会見の前、ルナール監督だけ先行して会見席に座られている時間がありました。その際に女子チームのことや、個人的なお話しもされています。
Q. (自分自身の)フランス女子代表での最後の大会であることについて。
Q. 45日間に及ぶチームの管理について。
Q. 自身の将来について。
チームの管理については、以前もサッカー100%ではなく、ちゃんと休憩を挟んだりリフレッシュすることの重要性をお話されていた記憶があります。
それから、自分自身の将来について毎日考えているとの回答は、とても正直だなと思いました。
全然心配しなくてもいいですよ、ルナール監督。きっと良い話が来ますよ。
今回のソースはこちら↓
あともう一つソース(なぜか埋め込みできないのでリンク)↓
JO 2024 - Football. « C’est un honneur » : Hervé Renard ravi de partager du temps avec Thierry Henry
記者会見の最後に、ルナール監督は「写真(アンリ監督とのツーショット)撮って、後で僕に送って。保存しておくから(笑)」と、アンリ監督はもちろん、報道陣からもしっかり笑いを取って席を立たれました。
想像力の泉へようこそ。
さて、ちょっと欄外のムフフな妄想コーナー。
今回も極小ネタでお送りいたします。
上記の記者会見の際、今夜は2チーム合同でBBQをする予定との情報がありました。ちょうどユーロのフランスvsポーランドの試合があり、それを観戦した後にBBQという名の宴だったようです。
皆さん、BBQと言えばどんなイメージがあるでしょうか?
物置からコンロを出し、朝早くから肉や野菜を調達し、炭やプラコップや紙皿を車に積み込むイメージが湧いてしまいます。私にとっては、着火剤の量を間違えて大変なことになったり、食べた後の焼き網を誰が洗うのかで気まずい雰囲気を味わった思い出しかありません。
フランスのBBQって全然違うんですね。
はいこれです。
思うてたんと違う!!
全然違いますやん!(笑)
ひょっとして、フランスで言うBBQとは外で食べるという意味なんでしょうか?
これなら誰かと揉めないし、生焼けの肉でお腹を壊すこともありません。動画を見る限り、両チームの選手同士で会話が盛り上がってるかどうかは分からないですが、きっと親交を深めることができたはず。
さて、今回はムフフなネタはパスです。
最近ね、残念ながらムフフできるネタが不足しておるのですよ。ちょっと意外な話ですが、以前に就任されていたモロッコやサウジアラビアだと定期的にムフフなネタがあがってたんですよ。
そういえば、デシャン監督がCMに出演されてたり何かのプロモーションされてるのなんて見たことがない。きっとフランスの代表監督は、その仕事だけに重きを置くようになってるのかも。守られてるんですね~。
ですので、公式様が投下してくださる貴重な映像を私は細々と楽しんでおります。
というわけで、ここしばらくはドゥフドゥフするのはおあずけです。
ルナール監督がフランス女子代表を率いて約1年半、私が心配(期待?)していたようなことは全くなくて、本当によかった。
え?何を心配していたかですって?
ルナール監督は選手とビズしたりおでこにキスしたりされるけれど、それはどう見ても父と娘のそれで、いたって自然です。特におでこにキスはモロッコでもサウジアラビアでもされているので、選手への最大限の賛辞とも言えます。
ああ、何もなくて本当に良かった…。きっと私ならサッカーどころではなかったでしょう。(一体何の話やねん)
ではまた会いましょう!
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