julius tart optical のARについて
2008年頃は80年代のシェイディーも2万円~3万円程で購入できたと記憶しています。
某雑誌の表紙でジュリアスタートの復刻を知ったときは高揚した記憶があります。
その日に思ったのは、もうオリジナルにこだわる必要はなくなる
実際手にしてみると何かオリジナルを手に置いた時と違う気がする
図面からおこしたというはずなのに何故なのか
素材は同じとまではいかなくともきっとそっくりそのままのものがと思い込んでいただけにより強くその思いが残りました。
現行ARはフロントがオリジナルより厚く、前傾角がオリジナルより深い
折りたたむとテンプルが交差すること
これはこれで魅力的だと感じます
しかしオリジナルと寸分違わぬものがと思っていただけに
なにかしこりのように残る感覚がありました。
しばらくしてリミテッドモデルが発売されよりオリジナルに近づける試みがなされました。
新色などの展開や他のモデルの復刻はあるものの
ことアーネルそのもののシェイプ再現に関してはここ数年わりと落ち着いている印象があります。
今後スーパーレプリカやリミテッドモデル以上のオリジナルに忠実なアーネルが復刻されるのか
または、このあたりで皆が満足してしまい徐々に落ち着いていくのか
最近そのようなことも考えます。
そのあとにわかったことですが、眼鏡を制作するのはそんな簡単なことではないようであるということです。
手作業を多く経ることとなる70年前のシェイプの正確な再現はとても難しいことと推測されます。
いっそのことアーネル復刻委員会のようなものを発足し、レプリカを出している全世界各社が手を結び、本当に究極な当時のシェイプを再現しそれをできる限りリーズナブルな価格で一定数のユーザーに提供するなどはできないものなのか、各社差別化ではなく協定を結ぶことで、真のアーネルを蘇らせるというものです。
もちろん素材はあの謎の多い素材
アメリカンザイルです。