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6ヶ月ぶりに2人の乳幼児と会った #5

最近読んだモンテッソーリ教育を思い出し、敏感期について書きたいと思う。(幼児教育の専門ではないので、もし間違っていたらコメントで教えていただけると私の学びになるのでお願いします。)

乳幼児期(0歳〜6歳)には敏感期の特徴がある。
そして、3歳までが秩序感の敏感期と言われている。
「いつもの場所じゃないと落ち着かない」「いつもと同じ順序じゃないといやだ」「これは私のもの」などの秩序通りでないと落ち着かないのがこの時期にみられる。

話は変わって、今日あったことだ。
自宅に3歳と2歳の女の子が家に来た。
彼女たちと会ったのは6ヶ月ぶり。
久しぶりで当然、わたしの顔を覚えてない。覚えていたとしても、うっすらだ。
見知らぬ私とどうやって関わったらいいのだろうかと思っているようで、私が近づくなり、母親の洋服を握りしめて、後ろに身を隠す。
時間はかかったが、おやつをやったり、シャボン玉をしたりして、ようやく打ち解けてきた。

2人の子どもたちと風船で遊んだ時だった。
「これは私の風船。」と、
お互いが1つしかない風船を自分のものだと主張した。

私は以前読んでいたモンテッソーリの本を思い出し、2人の様子を観察した。
これは所有物の秩序がはっきりしないことに敏感になっているのかなと感じた。


【自然はこの時期に「秩序感」というコンパス(羅針盤)を与えている。
子どもはこれを使ってまごつくことなく動く。
だから、子どもにとって秩序は、大人が家を建てる地盤か、魚がその中で泳ぐ水に相当する重要なものである。】(『幼児期に2度のチャンスがある』より)



秩序が地盤となる。
秩序を知らないということはコンパス(羅針盤)がないということ。

私は子どもたちに時間で交代して風船を触ることを丁寧に分からせておく必要があった。

大人はこれらの子どものこだわりを、第一反抗期やわがままなどと決めつけることがあるが、
私たち大人は、この時期特有の、極めて重要な、自然から与えられたものということを忘れてはならない。

その時期にしかみられないからこそ大切にしたい。

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