愛は能動、恋は受動。
こんばんは。
マメです。
私は、アドラー心理学を題材にした岸見一郎先生の著作『幸せになる勇気』という本がとても好きです。
その本には、愛は、意志の力によって何もないところから築きあげるものであるのに対し、恋は、「落ちる」ものであり、本質的には物欲と変わらない。という趣旨のことが述べられています。
誤解を恐れずに抽象化すると、「愛は能動、恋は受動」ということだと思いますが、そのように考えると、「恋愛」という言葉は非常によくできているなと感じます。
ある人を好きになるとき、それは自分の意志で能動的に好きになるわけではなく、その人の外見や内面に惹かれて受動的に好きになることがほとんどだと思います。その意味で恋愛の始まりは「恋」であると私は考えています。
しかし、精神的にその段階に留まる場合、仮にその人にアプローチをしたり、付き合うことになったとしても、それは単なる「恋」なのだと思います。
恋の段階を超えて、その人の幸せのために自分は何をできるのかを考え、見返りを求めることなく行動するのであれば、たとえアプローチが成就しなかったとしても、それは「恋愛」であると私は思うし、その人の幸せのために自分にできる唯一のことが身を引くことであれば、そうすることもまた愛なのだと思います。
恋愛はいいものですよね。
日々大変ですが、健康を第一にして、人生の課題に取り組んでいければと思います。
それではお休みなさい。