就職活動#2 就職活動って何から始めればいいの?(自己分析編)
こんにちは。クローバーです。
今回は、前回紹介した就職活動の始めにやるべきこと4選の中でも自己分析について解説していきます。
はじめに
前回、就職活動について「自分の目標を実現するために必要な環境が、その企業(事業や制度)であり、その企業でどのように活躍することができるのかをアピールするための活動の一環」というように定義付けました。
しかし、「目標(将来やりたいことやなりたい姿)なんて無いよ、、」
という学生が大半だと思います。
正直、僕は就職活動が終わった今でもよく分かっていないです。
社会人だってだいたいそんなものです。
ではどうやって就職活動中に掲げる目標を描けば良いのか?
そこで行うべき作業が自己分析です。
自己分析とは?
自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観などの自身の特徴を客観的に理解するための方法であり、「将来の目標」や「アピールポイント」を探すためのヒントになります。
これには大きく2つのステップがあります。
自己分析の2つのステップ
①「過去」を振り返り、自分の特徴についての理解を深める
②将来のビジョンを描く
①「過去」を振り返り、自分の特徴についての理解を深める。
このステップでは、「過去の出来事」や「感情が変化した要因」を振り返り、自身の強みや弱み、価値観などの特徴を客観的に理解しましょう。
おすすめの方法を3つ紹介しますので、自分に合いそうな方法を試してみてください。
・モチベーショングラフ
中学生頃から現在までの出来事とモチベーションの変化を折れ線グラフに表して振り返るという方法です。
グラフが作成できたら、なぜその出来事のときにそのようなモチベーションになったのかを文章化してみましょう。
この作業を全てのグラフの起伏に対して行うことで、「生きるうえで大切にしている価値観」や「人物像」が浮き彫りになってくると思います。
・他己分析
自己分析なのに、他人頼みかよと思う方がいるかもしれませんが、これも立派な自己分析です。
特に、あなたにとって身近な人(家族、友人、恋人、先生など)からの意見は、あなたが自覚していない特徴を指摘してくれるかもしれません。
また、自分でぼんやりと「~が強みかなぁ」と思っていたことを他人から「○○の強みは~だ」と指摘されることで、自信を持って自己PRとして活用できるため、他人からの評価は結構役に立ちます。
・性格診断
最近流行の「MBTI」などの性格診断をしてみると、意外な一面を知れたり、特徴を自覚できたりできるかもしれません。
ただし、注意点として、性格診断の結果を鵜呑みにして余計なバイアスをかけないようにすることが重要です。
あくまでも参考程度にしましょう。
②将来のビジョンを描く
ステップ①で強みや弱み、価値観について認識できたところで、ステップ②ではそれらの要素をもとに将来「やりたいこと」や「なりたい姿」について考えるフェーズになります。
ちなみに、ガクチカと自己PRはステップ①の範囲で作成できるため、志望動機を作成する際にステップ②を考えてみてください。
目標の描き方としては、
「○○に興味を持ち、○○にやりがいを感じる」
だから、
「○○がしたい(○○になりたい)」
というような流れになります。
このようなロジックで目標を描くことができれば、目標とそれを裏付けるエピソードを用いて一貫性のある志望動機を作成できるようになります。
志望動機の作成方法についても後で記事を書く予定ですが、一貫性のある志望動機があると面接官に好印象を与えることができるということは頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
今回は、自己分析について解説していきました。
自己分析は就職活動全体を通してずっと行う作業になりますので、1回で完成させようとはせず、常に考え続けることを忘れないでください。
最後に、自己分析をするうえで「ここを抑えておけると良い」という要素を2つ紹介して終わりにしようと思います。
①長所とそのエピソードは最低でも3つ用意しよう!
②長所とそのエピソードの内訳を「集団:2」「自分単体:1」にしよう!
①長所とそのエピソードは最低でも3つ用意するべし!
長所とそのエピソードが最低でも3つほど用意できていると、ガクチカや自己PR、長所というような質問に対して、エピソードを使い回したり、企業の求める人物像に合わせてエピソードを選ぶことができるようになったりするのでおすすめです。
②長所とそのエピソードの内訳を「集団:2」「自分単体:1」にするべし!
①で長所とそのエピソードを最低でも3つ用意することをおすすめしましたので、長所が3つあると仮定したときに、その内容の内訳を「集団の中で成果を挙げたこと」を2つ以上、「自分単体で成果を挙げたこと」を1つ以上用意することをおすすめします。
なぜなら、企業は「コミュニケーション力がある人」や「協調性がある人」、「周りを巻き込める人」などのように、集団の中で活躍できる人を求める傾向があるからです。
当たり前といえば当たり前な話ですが、企業である以上たくさんの人と関わってビジネスをするので、個人プレーしかできない人を採用したいとは思いませんよね、、
そのため、エントリーシート(ES)の「集団の中で成果を挙げたエピソード」という質問やグループディスカッション(GD)を通して、学生が集団の中で活躍できる人材かを判断する企業が多いです。
また、自己をPRするうえで「困難に遭遇した際にそれを乗り越えるだけの忍耐力・実行力など」をアピールできると非常に魅力的な学生だと評価してもらうことができ、面接官が話に食いついてくることも多いため「自分単体で成果を挙げたこと」のエピソードを1つ以上持っておくと様々なケースに対応できます。
だからこそ、「集団の中で成果を挙げたこと」を2つ以上、「自分単体で成果を挙げたこと」を1つ以上用意することを強くおすすめします。
「集団の中で成果を挙げたこと」を3つでも大丈夫です。
これが用意できているとこの後の作業がだいぶ楽になります。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回は、就活サイトへの登録について解説していきます。