見出し画像

星新一の世界‐シニカルな未来へようこそ

星新一って、いわゆるショートショートの巨匠じゃない?
みんな、何が好きなのかな?代表的なところでいうと「ボッコちゃん」とかかな?
さすがにショートショートなので作品数が多すぎて、正確なタイトルなんか忘れちゃってたりするし、私の脳は、家畜人ヤプーの一部と星新一のなんらかのお話を混ぜ込んでしまっている模様・・・
なぜなら、ボッコちゃんをパクったようなエピソードが出てくるからなのよ、ヤプー。その名も「バッコちゃん」・・・おい。
写真記憶があるんじゃないんだけど、読んだ本は脳が映像として覚えてて、どこかでバグって混ざったっぽくて、どっちがどっちのエピソードなのかわからなくなるわwwwもちろんヤプーのほうはエグい。ボッコちゃんは人間の哀愁?悲哀?を感じる。
ショートショートって、紹介しようと思ったら、ネタバレになりかねんから、まだ星新一は読んだことないよーって人は、まあ、読んでみて欲しいのね。もうトイレ本にしてもいいから(その場合は古本かお?)ちなみに私は、星新一をトイレにおいてました。そしたら、息子がトイレから出てこないって、私の父が怒ってた。
短いからサクッと読めるとはいえ、次も読みたくなる不思議。別に話が続いているわけでもないのに。
タイトルは忘れたんだけど、くじ引きみたいので人間を間引く世界のやつ。あれは、ぜひとも「稲妻サンダーボルト」にやって欲しい題材よ。
彼らなら、絶対に世界観を出せると思う。
あと、デラックスな金庫、だったかな。なんかね、金庫の内側に貼られた金のなめらかな質感がまざまざと伝わってきて、自分がそれを撫でているような気持になるの(そんな情緒的な話じゃないんだけどね)
あと、「ボンボンと悪夢」の最後のやつ「すばらしい食事」かな。これ、なんか最後に持ってきた編集者なのか星新一なのかわからんけど、センスありすぎ。「悪意」ありすぎ。

もう文庫もたくさんありすぎて。。。
それにしても、星新一が描いていた未来がなんとなく今現実になってきてたりするんじゃないかな。人間の在り方みたいなものも含めて、
先見の明のある天才であったことには間違いがないよ。
たくさんある中には、もちろん古臭く感じるものもあるかもしれないんだけど、ぱらぱら読んでみて、気になったやつから読めばいいと思うの。
全部絶対に読まなきゃいけないわけじゃないし。
その気軽さがええやん?

ああ、そういえば、「スキン~あなたに触らせて」を観た時、ボッコちゃんの中にはいってる親善キッスを思い出した。(話は全然違いますが、この映画を観てて、なおかつ、このお話を読めば、つながります。
監督と星先生両方から「そこはつなげるな」って言われそうです。)

いいなと思ったら応援しよう!