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横溝正史を楽しむ

聞いて(読んで)
さっき、全部書いたらネットが切れて、保存される前だったから全部消えたわ。なんなの?!ああ、引っ越したい。地味にストレス。
さて、横溝正史と聞いて、みんなは大体、金田一耕助シリーズを思い出すやろ?「八つ墓村」とか。あと、ちょっと好きな人は「黒蜥蜴」「女王蜂」とか(友近がパロディやってておもろい&高階良子先生の漫画もあるね)
では、私からのおススメは、名探偵由利麟太郎シリーズを。
え?知らんてか?吉川晃司がドラマ主演してたで(関テレ:フジテレビ)
由利麟太郎シリーズの第1作目
「蝶々殺人事件」
まあ、このシリーズは、金田一耕助シリーズが爆発的に人気になり、今でも映画化されたりするのに比べてとっても不遇なのよ。金田一みたいにもっさりした感じではなくどっちかいうとダンディな感じが良くなかったのか・・・
まあええわ・・・
シリーズとして読むと、なんとなく全体に横溝先生「固まって」ない感じがするのね、キャラとか。でも、「じゃない方」として読んでみてもいいんじゃないからしね。
地方の旧家のドロドロがお好きな方にはあまり受けないかも。

ちなみに、美少年が大好きなあなたは、もしかしたら知っているかもしれない「真珠郎」は、金田一耕助シリーズではなく由利麟太郎シリーズですからあ。これを読んでもいいかもね。耽美がお好きな方はぜひ

それからおススメするのは、短編集よ。短編集をまとめたものが全部で6巻でていて、
「恐ろしき四月馬鹿」(1)
これには横溝先生のデビュー作も入っているの。時代小説ももちろんお書きになっているので、肌に合わない人は飛ばしてもいいし、食わず嫌いなら短編だから読みやすい。横溝先生は天才やな。

この6巻とは別なんやけど、同じく短編(中編か?)で、なんかめっちゃ埃っぽい臭いのする怪奇ミステリー集。探偵ものではなくて、どっちかというと耽美、幻想ものがお好きな方におススメです。
「蔵の中・鬼火」

そして、これを読んだら、一つ前の短編集6巻のうちの1つ「誘蛾灯」に戻ろうじゃないの?なぜかというと、「鬼火」完結部を独立させた「湖泥」という作品が収録されておるからな。
短編集のいいところは、いろんな横溝正史が読めるところよ。
あと、それほど本好きじゃない人は、長編は荷が重い。短編集はその点気軽に読めるやん?

最後は、ジャンルはなんや・・・妖怪?時代小説かな。妖怪と言えば、京極夏彦先生ではあるけど、横溝先生のこれもぜひ読んでもらいたい!!
耽美、妖怪が好きなそこのあなた!!横溝先生が描くドラキュラをご堪能ください。江戸時代に現れた吸血鬼とは?人物名が難しくて、あわわとなっちゃうケド

横溝作品は、全部ではないけどUnlimitedもあるから、まあ、好きかどうかの確認はとりあえずUnlimitedで読んでみて!

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