
綺麗に仕上がるベッドメイク
ホテルに宿泊する時に、部屋に入って一番最初に見るのはベッドですね。
皺がなく、ピンと張り詰めたベッドを見た瞬間、移動で疲れた体をベッドにダイブしたくなります。
メイドさんが一所懸命作ってくれた綺麗なベッド、自分の体とベッドが一体化する瞬間って気持ちいいですよね。
客室メイド歴6年の私が今まで作ってきたベッドは多分数えきれない位の数だと思う。初めはコツかつかめなくて、シワシワ爺さんベッドでしたが、自分なりにコツを掴んで作り続けた結果、誰もが納得する綺麗なベッドを作れる様になりました。
ここで自分なりに、綺麗に早くベッドを作るコツを伝授したいと思います。
先ず初めに作るのは枕、ピローです。
シングルベッドに、大小の枕セット。
ダブルベッドには大小2つづづ。
枕はベッドの脇役ですが、綺麗に作らないとベッド自体が貧相でクオリティが低い状態になります。
枕もベッドメイクの一環です。
綺麗に丁寧に作れば、ベッド全体がもっとゴージャスに、快適な寝心地になります。
ピローの作り方ですが、ピローカバーを被せる前に思いっきり振り下ろして空気を入れます。
素早く枕に被せ、門に寄せます。
生地は余ると思いますが、仕上がったベッドに置くときに余る生地を折って隠すので余りは気にしないで下さい。
ピローカバーを全体に被せたら、枕を平らに潰します。両手で全体を潰す様に平らにします。
入れ口の生地を織り込む様に中へ押込みます。
きつく奥へ入れ込み、角も綺麗にトンガリが出来る様に押込み下さい。
角が直角の長方形になる様に作ります。
次はベッドです。
デュベスタイルだと、シーツを中に敷いて襟の所で折るタイプや、デュベ自体にカバーを被せるタイプがあります。
今回はデュベ自体に直接カバーで包むタイプの作り方を伝授します。
シーツはベッドボード(頭の方)から作り、足の方を引っ張る方が綺麗に張れます。
シーツは枕を置くので正直、どちらからでもいいと思います。皺なく張る様にすれば。
デュベにカバーを被せていきます。
袋状のデュベカバーの重なっている裾を開きます。
開いたら、下の方を片膝で押さえ、カバー全体をバフバフしながら空気を入れて膨らませます。
デュベカバーの左右に穴が開いている場合はデュベの左右の門を、トンガリを出させ角みたいに出します。
全体にデュベカバーを被せます。
襟元を思いっきりベッドボードの方に投げて、自身はベッドボールの方に移動します。
デュベカバーの角に、飛び出したトンガリを角に合わせてバフバフと全体を上下に動かして、デュベカバーを馴染ませます。
枕を置く幅を手のひら位に開け、デュベを置きます。
デュベを置いた時に、片方のトンガリをベッドマットの間に入れ、反対の方もベッドマットに押込みます。
足元に移動し、裾の方をゆっくり引っ張りながらデュベを皺なくゆっくりベッドマットに押込み入れます。
コツは、真ん中に押込み、右側に押込みサイドを織り込み、ベッド全体を平らにしながら左側も綺麗に押込みます。壁側が皺出来やすいので、ゆっくりと生地を引っ張りながら調整すると綺麗に張れます。
沢山ベッドを作らないとスキルはなかなか上達しませんが、綺麗にベッドメイクが出来た感動は自身のスキルの自信に繋がると思います。
#有料記事