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NO.8 受刑者の風呂事情

刑務所の中では一般社会と違って好きな時間に風呂に入ることは出来ません。
週に2回、火·木曜、3回、月·水·金曜を交互に繰り返していきます。
暑い夏でも汗を沢山かいても決められた日にしか入れませんので体がべとつくし臭くなるので最悪です。
入浴時間は15分間で体を拭いてから出てこなければいけません。
まずは入浴場に入るところから説明します。
入浴場に着いたら順場に脱衣所に入って行く。
入浴場の脱衣所は各入浴場に2つ有り、中は広さが約14畳で真正面が出入り口で左右に脱衣棚が3段が16列?位有り、その下にサンダルを入れる棚が同じ数だけある。
着替えたら棚に衣類を入れ決められた位置に順番通りに座って待機する。 
洗い場はコの字になっていて65人分位の数はあったと思う。                号令で順番通りに入り、自分が使う洗体場所に着いたら石鹸とシャンプーを持ったまま腰に手を回し休めの姿勢で待機し全員が揃ってから入浴始めの号令がかかる。
ヒゲを剃る人は担当台に行き、称呼番号と部屋番号を言ってから剃刀を借りる。
使い終わったらすぐ返すのが基本でまた担当台に行き称呼番号と部屋番号を言ったあとに顎下と左右のモミアゲの長さを確認し長ければ剃り直しだ。
風呂の時間は15分しか無いので剃り直すと他の事に使う時間がなくなつてしまうので注意が必要だ。
時間短縮方法は顔、体、頭を洗いまとめて流すのがとても効率が良く 浴槽に浸かる時間もあつたが、前もって出役前に石けんを少し溶かしてタオルにすり込んでおくと濡らすだけですぐに泡が立つのでこの方法もよかつた。
夏場は暑いので浴槽に入らないからゆっくり体も洗えるけど、冬場は浴槽に入って体を温めたいので時間の短縮が必要です。
洗い場の間隔はとても狭くて足を広げると隣の人の足に当たるので膝は閉じなければいけません。
入浴中は風呂場の中を職員が巡回して歩き、お湯の出しっぱなしやシャワーを回りに飛ばしている人を見つけては注意をしています。
たまに嫌いな職員が後を通る時にシャワーをかけたて怒られる人もいました。
一般社会ではゆっくりお湯に浸かりリラックスする場所だけど、刑務所ではリラックスなんかしている時間はありませんでした。
刑務所の中では脱いだ衣類を棚に入れる時に畳んできちんと入れないと注意され、シャワーを後ろに飛ばすと職員に言われる。
でも、一般社会の入浴施設に行くとシャワーは、回りに飛び過ぎる人や使ったら使いっぱなしなど刑務所に比べたらチョットだらしないな〜って思う時もあるかな〜?(刑務所病)       夏場など風呂の後には必ず汗が出てべとつくのでシツカロール(ベビーパウダー)を付けるのがスタンダードになっています。
家にベビーパウダーがある人は風呂上がりに付けてみるとチョット癖になるかも···

最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ他にもありますので読んでいただければ幸いです‼️


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