日本保守党を信用できない理由その伍(キャンセルカルチャー)
皆さんは日本保守党という国政政党をご存じでしょうか?
党首は、「永遠の0」、「海賊と呼ばれた男」などを書いた百田尚樹さんです。ノンフィクションも書いており、やしきたかじんさんについて書いた「殉愛」という本もあるそうです。賞に無縁ながら、圧倒的な売り上げを誇り、他の作家の追随を許さない作家です。
Xでもフォロワーが663661人(令和6年11月3日現在)と、驚異的な影響力をお持ちです。
その百田さんが、飯山陽さんの新しい本(令和6年11月1日発売)について、Xで「発送前ならキャンセルできるよ」と令和6年11月2日にPOSTしています。
それどころか、「返品できるよ」という誰かのPOSTをリポストもしています。
つまり、発送前であれば、キャンセルできるし、発送後であっても、返品できるよと言っているのです。
しかも、自分の発信によって、実際の書籍の売り上げを左右できることを自覚しています。つまり、この投稿によって、飯山さんの本の売り上げを減らすことができると考えていてもおかしくありません。そして、可能性の話をするならば、この本の売り上げを減らすことによって、今後の飯山さんの本の出版自体を左右することもできるかもしれませんね。
「いやー、びっくりですね。
これは、どこからどう見ても、立派な、キャンセルカルチャーですね。
百田さん、本って、どうやってできるかご存じですか?
作家だけでなく、出版社、印刷会社、製紙会社、運送会社、本屋といった沢山の人たちの努力の結晶なんですよ。
売上は、この本に携わった方々全ての人の収入につながっているんですよ。わかってますか?
キャンセルだけでなく、返品って、それがどんだけ大変かわからないんですか?売り上げがたたないどころか、返品にかかる業務が増えるんですよ。
今、出版業界がいかに大変か知ってますよね?知ってて、こんなことするんですか?
あなたがしたことは、私だけでなく、色んな人の生活を脅かすことなんですよ。わかってますか?」
おっと、危ない!
飯山さんが私に乗り移ったようです。
本を生業としてきた百田さんが、これをするのは、今まで一緒に本を作ってきた仲間への裏切りでしかないと思いますが、どう思いますか?
今までの仲間は、そして、飯山さんのこの本に携わった人たちは、百田さんが標榜している「日本を守る」の日本の中に入らないんでしょうか?
百田さんと飯山さんとの闘いは、この本に携わった人たちに、関係ありますか?
例えるなら、これは、戦争において民間人を殺しているようなものじゃないでしょうか?戦うとしても、他の人を巻き込まない配慮をするべきではないですか?
本当は今日も党規約の続きを書く予定でしたが、あまりのことに、予定変更です。
これが、私が日本保守党を信用できない理由です。
キャンセルカルチャーをする人が党首の政党です。信用できますか?
#日本保守党 #百田尚樹 #飯山あかり #キャンセルカルチャー