[文章シリーズ]
私は淹れたての紅茶を口元に運び、香りを楽しんだ。目の前には何も無い草原が広がり、私はそこにぽつんと置かれた錆びかけの白い椅子に座っていた。そこに何も無いその虚無感こそが、私の唯一の楽しみだ。
まだ、私の夢は覚めない。

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