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友人の彼
マッチングアプリで知り合った人と友達になった
恋人を作らなきゃと視界が狭くなっていた私に友人という選択肢をくれたのが彼だったHUNTER×HUNTERとラーメンの話をしたことは覚えているけどあとは全部記憶にも残らないようなたわいもない話だった
永遠に続けばいいのにと思うくらいには穏やかで楽しかった
返信頻度はお互い早くないのに、価値観が似ていることから仲良くなるのにそう時間はかからなかった
ある日の電話で急に恋愛的に気になっていると伝えてくれた
積み木が崩れることを考えていただろうから相当な勇気を出してくれたんじゃないかと思う
驚いて見せたけど本当は気づいていた
気づいた上で気づかないふりをしていた
言葉にされなければきっと知らないふりを続けていただろう
恋愛としてみれるかと聞かれたけど友人として関係を構築していくつもりだったのでよくわからないと答えてしまった
不誠実な対応だったと反省している
答えを出したら友人という関係が終わってしまうことに対しては悲しい・寂しいとさえ思うがこれが恋愛なのか季節が冬に近づいているからなのかわからない
わかっているけどわかりたくもないのかもしれない
それすらもわからない
おやすみなさい