勇気をもらった一曲
「乱れ咲き」 木村徹二
作詞・作曲:木村 竜蔵 / 編曲:遠山 敦
3月はこの歌に大いに勇気づけられた。
失恋の痛手から立ち直り、
新たな仕事に着手し始めた時期にリリースされ、
まるで私のために作られたような歌だな、
なんて思ったりした。
桜に限らず、人は皆、花が枯れて散るのと同じように最後は散る運命。
ならば悲しみも苦しみも、全てはこの人生を豊かに彩るために欠かせないエッセンスであり、スパイスなのだと自分に語りかける。
すると傷ついた自分が、
「それもそうだよね」
と前を向く。
歌の冒頭の「どうせ」という言葉は諦めの感情を表すが、その後に続くセリフ次第で、
ポジティブにもネガティヴにも転ぶ。
この歌の場合は完全にポジティブ。
「どうせならやってやろうじゃないか」
という気概・意気込みである。
だからこの歌を聴くと、心憂き状態でもすぐさま、
「ウキウキ」となれる。
それはとても幸せなことだ。