私の推し歌💖① 愛らしい歌声🎤テレサ・テンさんのカバーソング特集
9月に入り、これからしばらくは台風一過の秋晴れが続くようで、個人的には穏やかなバラードを聴きたい気候になって参りました(ただし、その後またお天気が崩れるようなので、要警戒💦💦)。
今回は、私の心友noter である ノスタルジアさんが先日投稿なさっていた、以下の記事とのコラボ企画となります。
かねてより、歌手別の推し歌特集記事を企画してみたいと考えていて、テレサ・テンさんの素敵な曲もぜひピックアップしたいと考えていました。
そうしたら、我が友人・ノスタルジアさんもどうやら同じことを考えてくれていたみたいで(以心伝心✨✨)、仲良くコラボさせていただくことにしました \(^o^)/
🎤本日の推し歌ラインナップ💿
①港町ブルース
②氷雨
③愛の終着駅
④夢芝居
⑤あなたのすべてを
⑥別れの朝
なお、突然ではありますが、諸般の事情により、今週末からしばらくの間、記事の投稿をお休みすることに致しました(この件は明日の記事にて、改めてアナウンスいたします)。
投稿再開後、この企画をシリーズ化するかどうかはまだ決めていませんが、楽しく、そして無理なく続けられそうであれば、音楽紹介記事の新シリーズとして候補に入れようかな、と考えているところです。
…というわけで、本日は 執筆活動休止期間に入る前の、最後の音楽紹介記事となりますが、アジアの歌姫・テレサ・テンさんの魅力をしっかりご紹介したいと思います!
①港町ブルース
作詞:深津武志
作曲:猪俣公章
1969年4月、森進一さんの12枚目シングルとしてリリースされた名曲。
さまざまな地名(港町)が登場する、ご当地ソングの代表格でもある。
森進一さんの歌唱は渋く力強い。
そのため、聴き手もまたしんみりと聴き入る傾向にあるかもしれないし、それは森さんならではの最大の魅力。
テレサ・テンさんの儚げで透明感のある歌声に歌詞が乗ると、一転、シャボン玉の中に各港町の風景が浮かぶような、そんな軽やかな印象へと変わる。
ぜひ、お聴き比べいただきたい。
【森進一さんの歌唱バージョンはこちら👇】
②氷雨
作詞・作曲:とまりれん
日野美歌さんはじめ、多くの歌手にカバーされてきた『氷雨』。
初出は、1977年12月。
演歌歌手・佳山明生さんのデビューシングルとしてリリースされた。
テレサ・テンさんの歌唱には一音ずつ細かいビブラートが入っていて、それが歌の主人公の「失恋の痛手による心の震え」となって響く。
さらに、彼女の歌声には可愛さや艶っぽさだけでなく、「ほろ苦さ」がある。
ほんのりとした翳りや湿度、と表現してもいいだろう。
そうした特徴が、この『氷雨』の世界観と見事にマッチしている。
【佳山明生さんの歌唱バージョンはこちら👇】
③愛の終着駅
作詞:池田允男
作曲:野崎真一
1977年9月、八代亜紀さんの22枚目シングルとしてリリースされた。
これまた『氷雨』同様、テレサ・テンさんの小刻みに震えるビブラートやしゃくりが、「文字のみだれ」「線路の軋み」「愛の迷い」といった、揺れる女心を表す歌詞と見事にリンクしている。
すなわち、歌に強力な説得力を与えている。
八代亜紀さんの独特な、低音ハスキーボイスもこの歌のせつなさ・ほろ苦さを表すには十分すぎるほどの歌声・歌唱力。
しかしテレサ・テンさんもまた、その唯一無二の魅力・実力で、独自の『愛の終着駅』を築き上げている。
【八代亜紀さんの歌唱バージョンはこちら👇】
④夢芝居
作詞・作曲:小椋佳
1982年11月、俳優・梅沢富美雄さんの歌手デビュー曲となった作品。
梅沢富美雄さんの男らしい、ハスキーな低音の歌唱でこの歌を覚えている人も、テレサ・テンさんの歌声で聴くと、全く違う歌のドラマ・お芝居が脳裏に広がるのではないだろうか。
それぐらい対極的。
しかし、どちらが良い・悪いという話ではない(私は歌手・梅沢富実雄さんのファンでもある)。
それぞれの魅力をご堪能いただきたい。
【梅沢冨美雄さんの歌唱バージョンはこちら👇】
⑤あなたのすべてを
作詞・作曲:佐々木勉
1967年、佐々木勉(べん)さんのデビューシングルとしてリリースされた作品。
佐々木勉さんの歌唱作品はしっとりとした温もりがあり、伸びやかで心地良い。
テレサ・テンさんのバージョンはさらに野の花のように可憐で、女性らしい儚さ・優しさが加わっている。
それらを醸し出す要素として、発音的な側面に着目すると、中国語を母語とする歌手ならではの訛りによって、タ行の発音が拗音気味になっていることがお解りいただけるはず(たとえば、「タ」の発音が「ツァ」に聴こえるような発音)。
これが彼女の歌に独特の深い味わいをもたらしている、一つの重要な要素。
もちろんほかの子音の発音も美しく、カ行の発音など非常に繊細で上品。
ナ行はしっかりと鼻濁音で発音・発声されている。
ゆったりとしたメロディも相俟って、思わずうっとりと聴き惚れるような、甘美な歌唱作品に仕上がっている。
【佐々木勉さんのオリジナルバージョンはこちら👇】
⑥別れの朝
作詞:なかにし礼
作曲:ウド・ユルゲンス
1971年10月、ペドロ&カプリシャスのデビューシングルとしてリリースされた曲(初代ボーカルは前野曜子さん)。
この歌も非常に多くの歌手にカバーされている、名曲中の名曲。
テレサ・テンさんの歌声の個性や魅力について、ここまで色々と述べてきたが、この曲についても、オリジナルのペドロ&カプリシャス盤と比べてどちらが良い、などと優劣を付けるつもりは毛頭ない。
両者の良さ・個性を感じ取りつつ、歌い手が変わるだけで歌の風景が違って見えたり、伝わってくる印象がガラッと変わる面白さを堪能していただければ幸いである。
【ペドロ&カプリシャス、初代ボーカル前野曜子さんの歌唱バージョンはこちら👇】
🐥本日の記事は以上です🍀
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