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賢人の知恵


バルタザール・グラシアン
斎藤慎子 訳

知識はすべてを可能にする。知識がなければ、この世は闇だ。


この本、2回読み返しました。。難しいですね賢人の考えることは。

私は電車でショパンを聞きながら、何かを考え、本を読んでいます。
という事は一周回って本の内容は頭に入ってきていないという事になるんです笑 ( 文字をなぞっているだけ )

私の中での解釈ではこの本には、
「わかる」「それはない」「そう考えるのか」
の3つの要素が詰まっていました。

今までの過ち、間違えてしまった人間関係、私が鬱になった原因。
あくまでも知恵、であって正解ではないものなのでそこまで深く考えず読んでいただければと思います。

この本には181の名言という名の知恵が書いてあります。
その中から読んでみて、感じた自分の考えを抜粋して書いていこうと思います。

わかる

  • 明るい話題を話す

  • 平静を保つ

  • 同意しているふりを見せる

  • わかりやすく、はっきり話す

  • 幸運を受け入れる

  • 新しいことに挑戦する

  • 不運にくじけない

  • ゆっくり急ぐ

  • 平穏に生きる

  • ときには放っておく

このわかるには多分MBTI的な物を感じる。
私は友達によく言われる言葉がある、「いもと遊ぶと遊びに集中できて、どんよりしないし楽しい!」

ん?遊んで楽しくない友達ってなんだ?と思うほどにそこに興味はないのだが、一つ気を付けていることがある。
それは、目の前の話題で会話を続けること。深い話は、カフェや移動のちょっとした隙間に シュッ と入れるようにしている。

この本には第三者の悪口を言うのは、やはり下手な駆け引きなのである。
とある。そう、その場にいない人の悪い所の話などしていて楽しいわけがない。

上記10個はこのように何となく私の考えに沿った、そうだよね、と納得できるものだった。181個中 10個 。( 少なすぎる….. )

この本の帯には、正しく生きるな、賢く生きよ。と書いてある。

なら私は賢くなくていいかなと思ってしまうほどの内容であった。
そんな生き方をしたとして私にとっては楽しい人生にはならない。

それはない

  • 運のいい人を見つける

  • 信頼できる人と付き合う

  • 優れた人と付き合う

  • 相手の短所に目をつぶらない

  • 貸しは取っておく

  • 相手に得したと思わせる

  • 誰にも借りを作らない

  • 期待を持たせる

  • 自分を大きく見せる

  • 相手の弱点を探す

  • 秘密を上手に聞き出す

  • ちょっとした欠点を見せる

  • 相手の欲望を利用する

  • 人らしくふるまい、神のように見抜く

  • 運が尽きる前に手を引く

私が、それはないと思った考えは、人を見極める系だ。
私は感覚でだいたいこの人がどういった人なのかわかるからなのか、改めて言葉に出されるとなんだか気持ちが悪い。

この人は運がいい、信頼できる、優れている、これはすぐにわかる。
神様はなぜこの人にコレを与えたのだろう、と思うほどである。

短所には目をつぶってしまう、私にも短所はある。目をつぶってくれ。
誰にも借りを作らないなんて無理である。100万貸してとかは違うが。

自分を大きく見せ、相手の弱点を探して秘密を上手に聞き出す??
これは、誰に対して使うのだろうか。取引先の偉い人を口説き落とすときだろうか。

ちょっとした、欠点を見せる!?
ちょっとした欠点どころか、もう欠点だらけである。見せるまでもなく、、ミナイデ///

そして、神のように見抜く!そんなことができたらもうだれも苦労などしていないだろうし、人生楽しくないだろう。

運が尽きる前に手を引く、コレが私にはできない。どこまでが運なのか。教えて欲しい。

そう考えるのか

  • あまり気安くしない

  • 真実をすべて話さない

  • 与えすぎない

  • 愛しすぎず、憎しみ過ぎない

  • ゆっくりと退く

  • いつも礼儀をわきまえる

  • 自分の事は語らない

  • 笑顔で受け流す

  • 礼儀正しく断る

  • 極端をさける

  • 中身のある人間になる

  • 最後までやり遂げる

  • 愚かな生き方を続けない

これは、嫌われた同期を思いながら読んだ。
そうか、私は気安く人に接しすぎていたのか、そして嘘がつけない性格である。し、事実を伝えたい。そして何より、誰の誕生日でも祝ってしまう。

そこの馬が合わなかったのかと。
そして今ゆっくりを退いている。また普通に話せたらと思うのに。
そして調子物の私は上司にもダルがらみをしてしまう。
これは礼儀。もう27歳なんだからと自分を律した。

笑顔で受け流す。これもなかなかできない、真に受けてしまうし、それを超える返しをしてしまうこともある。
極端なのだ。嫌われたくないのに、嫌われることをしてしまう。

そして最後はこれ、最後までやり遂げ、愚かな生き方を続けない。
この二つは私の中の核になった。

このほかの知恵は私にとっては当たり前のように感じることだった。
そう考えるのかを得られるから読書はやめられない。

そうして明日から、不出来な自分を律し、愚かな生き方をしないで生きていこうと思う。

いも


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